No.749〜 No.691〜748 No.634〜690 No.590〜633 No.561〜589 No.537〜560 No.505〜536 No.467〜504 No.453〜466 No.432〜452 No.415〜431 No.396〜414 No.373〜395 No.351〜372 No.325〜350 No.302〜324 No.280〜301 No.252〜279 No.232〜251 2009.2.7 Sat. 晴れ 13℃ No.231
※昨日の続きです。段々と厳しい寒さが和らいでいる感じがしますね、この2・3日。 2.4(水)〜2.6(金)
A 主機・逆転機(M/E・R/G)搭載、船尾軸系周り(特殊プロペラ) 据付過程
据付台にリーマボルト穴
2/1に下部塗装
納入済M/E群の出番
まず船尾へ逆転機(G/E)
M/E本体吊り上げ
搭載用開口部はギリギリ
逆転機とホイールの合わせ
ピストン挿入
次にシリンダ・カバー
油圧ナット締め
排気集合管付け
過給機・タービン(T/C)
総出で管系の締め付け
再組立、ほぼ完了
ラダー・シャフト上部
ナカシマ製NHVプロペラ(※)
もっと近くで見る
AP-2UD-1ブロックほぼ完成
まず上部は主機(M/E)搭載一連の流れ。
阪神製新型エンジンLA32型、弊社船台上にての初お目見えとなりました。
一応、全機種LH34LG型よりかは軽量化が図られましたがそれでも
クレーンリミット27t以下を出すにはこのくらいの派手な分解が必要な様でして…(笑)
(ピストン3本抜き、シリンダ・カバー・タービン・排気集合管外し)
搭載〜再組立完了までしっかり2日間を掛けて実行させてもらいました。
出来得るならばSno.567みたいに工数が掛からない様にあまり分解しない方が助かるのですが…(笑)
まあ雨も降らなかったので良しとしましょう。
ただ油圧動弁方式は良かったですね、何せパイプ締め付けだけでもう完了ですから。
(プッシュロッド方式では運転開始まで吸排気弁タペット隙調整が出来ないのでそのまま入れない状態)
管系統を締めて完了というのは大いなる魅力です(何か良いネタもないと…ですね(笑))
進水後の海上運転の具合はどうでしょう?再登場までもうしばらくお待ち下さい。
さて先週、省エネシステム・SURFラダーを紹介しましたが
一番下段写真のプロペラもその片棒を担いでいます。
ナカシマプロペラ製・NHV(Non-Hub-Vortex) 型がそれです。(※)
私は造船における船クォリティー・技術にしかエンサイクロペディア・興味が伸びない人間ですから(笑)
餅は餅屋へ任せて、こちらHP中段の技術情報の助けを借りることとしましょう(よくご覧になって下さい)
要するに波切りの良い・素晴らしいプロペラのはず(?)…です(良いですか?ナカシマさん)
つまり概出のラダー+このプロペラ装備にて最も効果が発揮されるとのことなので
良いとこ取り、両方装備となりました。
操船はもちろんのこと、実質的な効果で顕著に表れるのは1ヶ月〜2ヶ月のFO消費量等なので
運転して直ぐ分かろうはずも無い…ですがこちらも海上運転時の具合をご期待下さい。
次回は船体ブロック搭載完了アップになろうかと思います。
少し更新頻度を上げてまいりますので楽しみにお待ち下さいね。
(了)
2009.2.6 Fri. 晴れ 10℃ No.230
※私の体調もまあ何とか改善され、更新頻度については特に理由は無いのですが…もう週末に(笑)
前回更新よりもう早1週間が経過しようとしております。
風邪も何とか治りました。より一層エネルギッシュに取り組んでまいりましょう。
写真のみの紹介になりますが今週の搭載等の動きです。
@ 船首側ブロック(UD-6)製作・搭載過程 (残る船体ブロックはあと2つ)
UD-6トップ板敷き
ウェーブ・フレーム立て
天井のガーダー敷設状況
外板付け
鋭いナックル
内側の様子は…
〜製作進む
完成して定盤から搬出
そろりと移動中
デッキ上へ私が移動
今回はきっちりと合う
搭載完了
UD-6の製作〜搭載完了でした。
前船にて「バルク・ヘッドが無いのでコの字固めが出来ず、フレーム合わせ搭載が難航」
する難しいブロックだなんて書きましたが(No.212)今回は内作した影響(?)もあってか
何の問題も無くスムーズ過ぎるくらいスムーズに搭載完了してしまいました(?)
不具合の代表選手という異名はどこへやら。
良好に終わることは最善、当然のことですけど何か拍子抜けでした(笑)
直ぐに対応可能なリテラシーが発揮されたのでしょうな。そういうことにしておきましょう!
(今日もここで中断です。続きはまた明日)
(了)
2009.1.31 Sat. 曇り時々晴れ 10℃ No.229
※今週はインフルエンザの影響で3日間程ダウン…色々と辛い週でした…。
上記の通り、風邪でダウンしておりました…。
皆さんもお気を付けて。
写真のみの紹介になりますが今週の動きです。
各ブロック搭載過程(UD-2・FP1A1F) SURFラダー納入 等
G/E据付・芯出し
UD-2ほぼ完成
タンク・清浄機を載せて〜
〜搭載
プロペラ軸挿入
バルバス溶接作業(FP1F)
内側も
〜で本日搭載
SURFラダー納入(※)
以上写真の通り、UD-2・FP1A1Fの搭載等を完了です。
(会社を休んでリアルタイムで見ることはできませんでしたが(笑))
ここら辺はいつもと同じ作業とお考え下さい。
今船において特記する・違う箇所があるとすれば船尾軸系周りですかな。
本日、その一躍を担う商品が納入されましたので紹介だけ。(また後日詳しく載せますので)
省エネ推進システム・SURFラダー (羽付き舵※) がそれです。
Sno.568船主殿の省エネ対策への熱意・拘りが発揮された最たる判例ですね。
何かしら目新しいものを装備しないとおもしろくないですし、何しろ芸がありませんからね。
弊社仕様装備においても初の試みですが
必ずや低燃費運航・サンクチュアリへ導いてくれるはず!と期待しております(笑)
(了)
2009.1.24 Sat. 曇り時々雪 3℃(!) No.228
※一日遅れになってしまいましたが21日の続き、Sno.568ブロック搭載過程等です。
@ 船体中央・前方ブロック製作・搭載過程(SS-5・UD-6・FP1A1F内作・SS-6外注)
スラスター駆動部
スラスターエンジン搭載
停泊用No.3G/Eも載せる
〜でSS-6を早速搭載(反転)
微速降下〜
全てのフレーム部、背焼き(※)
今までの所謂、歯抜け搭載
出番の内作SS-5ブロック
4と6の間へ搭載
P側の様子
今現在
ウインドラス等、納入済
以上、船体中央・船首部分のブロック搭載を見てまいりました。
SS-5・6ブロックについて前船搭載時(No.208)に判明した
船尾からの順次搭載より歯抜け搭載で間へ入れ込む方が容易を今船にて早速実践した格好です。
いつもは外注に出していたSS-5を内作で行った産物とでも言えますかね?
まあ、こちらの方がレベルを出し易いとのことですので現場にここは任せましょう。
名称においてもマイナスイメージを多分に含んでいるので
「歯抜け」改め「インテンショナル・搭載」とします、今後はこの表記にて。
他は今まで紹介していませんでしたが外板側背焼き(※)をご覧下さい。
弊社においてはフレームスペースごと、
全てアングル&ウェーブフレーム歪み取りを実施しております。
これは船体振動止め・見映えで結構重要なんですよ。
随分と手間が掛かってしまいますが何故に行う?
無論「良い船」を造る為であります。
こういうことも考慮して船台期間を長く取っていますからね。
技量・松浦造船!の名に恥じぬ出来上がりにしなくてはいけませんからばっちり施工致します。
A 船尾側ブロック製作・搭載過程(SS-1AP-1・UD-1・2内作) M/E納入 等
SS-1AP-1完成済
故にG/E搭載を急ぐ
S側の搭載
完了
〜でブロック搭載(出張中に)
スターンチューブ入れ(た後)
船内側は…
E/R内、パイプ取付を急ぐ
M/E納入(1/21)
本体吊り上げ
これは逆転機(R/G)
何とか全て陸揚げ完了
こちらは船尾側ブロック製作〜搭載等の様子です。
大体が内作ですのでコンスタントに搭載は進んで行きます。
(よって出張中にSS-1AP-1搭載が早々と済んでしまったので撮影出来ず終い(笑))
M/Eも納入されたことですし、また「hurry-up! 進め進め!」の大号令を触れ回りましょう。
進水はもう2ヶ月後の直近状況。
急がないと間に合いませんからね。
(了)
2009.1.21 Wed. 曇り後雨 9℃ No.227
※Sno.568ブロック搭載の続き・M/E納入等。寒い現場に変わりは無いですが内に秘める熱い闘志で前へ進む!
Sno.568ブロック搭載の続きです。
SS-4・SS-1AP-1搭載済、SS-6納入というくらいですか。
製作分はFP1A・1F・UD-6・UD-1AP-2・SS-5各ブロック。
経過のみ、↓以下にて。
@ 船体中央・前方ブロック製作・搭載過程(SS-5・UD-6・FP1A1F内作・SS-6外注)
珍しくSS-5内作
P・S両舷、完成して山積み
こちらもスタッドを付ける
外注分SS-4を船台先へ置く
早速搭載へ(P側)
(S側)
バルバス部(FP1F)骨組み
横にして外板を付けていく
(よく見て勉強する様に)
こちらはC/L部のFP1A
もう完成して定盤から搬出
同じ頃に外注SS-6が納入
突然ですが今日はここまで。続きはまた明後日(明日は出張であります(笑))
(了)
2009.1.15 Thu. 晴れ時々曇り 6℃ No.226
※年明け早々に行われたSno.568M/E・陸上公試運転の様子レポートです。 1.7(水)
Sno.568 メイン・エンジン(阪神 LA32G型 1,471kW)陸上公試運転立会い
Sno.568 メイン・エンジン LA32型 (1,471kW)
陸上公試掲示板
クランクケース扉(調圧弁付)
油圧動弁方式(※)
負荷・リモコン試験予定
パトライト・ホーン等
リモコン操縦スタンド
機関監視室監視盤
各負荷試験中の定時計測
テレグラフ操作試験
警報試験(パトライト回転)
クランクケース扉、開放
ケース内の様子
No.4シリンダの開放
ピストン引き抜き
吸排気弁分解
ピストン外観
シリンダカバー(横倒し)
入念にチェックする
年明け早々、去る1/7(水)にSno.568主機(M/E)の陸上公試運転立会いに阪神内燃機梶E明石工場へ
出張してきました。
今回は従来と少し違うところがあります、それは新機種エンジン・LA32型導入という点。
LA型自体は私が組立職場に居た頃に340mmボア型を開発済(2000年)で実際、組立もしました。
出力は1,912(kW)・2,600(PS)で749(G/T)〜999(G/T)が対象だったと思います。
あれから8年程経ち499(G/T)型にマッチする様に開発されたのがシリンダボア径320mm型
1,471(kW)・2,000(PS)というわけです。
(ジャンボ船型に対応ということでSno.567・M/Eに対抗する?という意味ですか(笑))
新型でどういう所においてメリットがあるか?まず、目に見えてよく分かるのは
@ プッシュロッド・ロッカーアームの無い油圧動弁方式(※)
タペット隙の調整が要らない・注油の飛散が無い・吸排気弁の開閉を真上から行える等。
E/R内に油ミストが発生しないということは匂い・T/Cに異常外気吸入ということが無いことから
非常に良いらしいです(OB会社のスポークス・マンだ(笑))。
他はA シリンダボア・ダウンによる軽量・コンパクト化。これは他社製と同じネタ。
まあ内航一般貨物船が軒並みジャンボ船型になっていることを考えると軽量化は必須の大命題でしょう。
各社共、研究開発に躍起になっている様です。
一体、どの会社のどの機種がカーゴにおいて主流になるんでしょうかねえ?
人事みたいですがここはユーザーとしての色眼鏡で今後の動向を注視したいと思います(笑)
(以前日記No.197も参照下さい)
試験内容、確認は
各負荷試験・保護装置試験・リモコン操作・クランクケース開放(内部・軸受温度計測)
No.4シリンダカバー・ピストン・排気弁の開放 等。
いつもと同様に問題は無し。非常に良いエンジンと見受けられました。
船に搭載しての海上運転ではどうだろう?また様子を日記にてアップしますので乞うご期待下さい。
納入は1/21(水)午前中予定。進水までの時間があまり無いので直ぐ搭載の運び(予定)になりますね。
疾風!松浦造船は冬でも夏でも関係無くどこまでも続いていきます(笑)
(了)
2009.1.11 Sun. 曇り時々晴れ 5℃(!) No.225
※Sno.568ブロック搭載自体はかなり進んでいます。今回は進水までそう時間は残されていないのでね…
挨拶回り・M/E陸上公試立会い等、今週は出張がメインで島外へ出ていることが多かったですね。
その為、HP更新もまた土曜日となってしまいました(いつも通りかも?)
本当の所、Sno.568ブロック過程は前船進水直度から怒涛の進捗にて
BT部ほぼ搭載完了、昨日でSS-2・3搭載済という感じまで進んでいましてね、ええ。
詳しい製作状態を載せる暇は有りません!
また写真羅列・過程確認のみでこの窮状を脱すること、必要です(笑)
↓以下にて。
@ 船底ブロック製作・搭載過程(BT-1・2・6・7内作・BT-3・4・5外注形態)
BT-2トップ板仕上げ
フロア板は完了
治具定盤上
フロア載せ〜
外板載せ〜
溶接中
完成間近
センター盤木調整済
BT-6も完成して船台上へ
M/E据付台下部(LOタンク部分)
これもトップ板上へ(BT-1)
フロア載せ〜
船底キール載せ〜
船台ゲート前へ反転して移動
BT-3・4・5外注納入
各ブロック待機
それぞれ受検する
船台搭載開始(BT-2)
BT-2終了
前へ進む
工場長、必死にジャッキアップ
BT-4終了
後ろへも
ブロック接合、切り合わせ
BT-7製作開始
フロア載せ〜
スラスター、ホースパイプ部
完成間近
船台の突端へ
BT-5搭載
BT-6搭載
外注分SSブロックも入荷
BT部ほぼ終了
A 船体中央ブロック製作・搭載過程(SS-2・SS-1AP-1内作・SS-3・4外注形態)
スターンフレーム
船尾バルクヘッド
スターンフレーム載せ
外板S側
大部分出来上がる
メッキパイプ付け
SS-2トップ板
バルクヘッド・外板付け等
ホールド側
ブロック検査
バラスト集合管パイプ
出張中に搭載済
外注SS-3ブロック
スパーリング締めスタッド付け
吊り上げて搭載へ
吊りピース切り
S側から
P側完了
以上になります。
船台期間があまり無い切迫状況を現場にてふれ回り、どんどん進めの大号令(hurry-up!)
当然のことながら明日も出勤です。
社会経済が芳しくない時期に忙しく働くことが出来ることはある意味、幸せかも?
(各々もテレビ・新聞等でよく分かっていることでしょうねえ…)
非〜常に外は寒いですがこってりと厚着して我々は荒野(?)へ向かう!
とにかく頑張っていきましょう。
次回は1/7(水)に行われたM/E陸上公試(Shop trial)の様子アップの予定。
お楽しみに。 (了)
2009.1.5 Mon. 晴れ後曇り 11℃ No.224 新年、明けましておめでとうございます。
本年も松浦造船HP共々宜しくお願い致します。![]()
仕事初めに先立ち、年頭の訓示が弊社社長の方からありました。
昨年よりこのHPにて書き続けておりますが正に「ドラスティックな2009年」
になりそうです。
(次期大統領候補の言葉を引用すればChange!)
今年一年が内航業界の趨勢を決すると言っても過言では無く、各々がよく考えて行動
することが必要となります。
景気の上昇などむべなるかな、楽観的予測を立てたいものですが世界を取り巻く状況を
考えるとき、まだ厳しい冬の時代は続く?のでしょうか…?
いやいや、こういう時こそファナティック・カリカチュアは必要です。
「今年中には内航業界が薔薇色シーズンに入る!」
過大表現でも誇張でもいいですから(笑)希望を持ってお互い取り組んでまいりましょう。
(了)2008.12.30 Tue. 曇り 11℃ No.223
※今年最後のアップ、Sno.567竣工記事です。色々とあった一年でしたね…。
「魁 星 丸」(498G/T 1,830D/W) 航走状態
既報お知らせ通り、去る12/26(金)に弊社Sno.567(498G/T 1,830D/W 型貨物船)「魁星丸」
の竣工及び船舶引渡し式を挙行することが出来ました。
(厳密な測度の結果、総噸数は1G/T下回る結果となっております)
12月暮れも押し迫ったこの時期に完了ということでこれにて本年の行事は全て終了。
今年一年、客観的に見てよくぞここまで皆が疾走してきたものだと感心してしまいます。
つとにこれで私が帰って来てからカーゴ10隻目という一区切り。
そんなにこなしていたか?長い年月が経った訳でもないのに少し浦島太郎になった気分(笑)
しかし現実のところ「一寸の光陰、軽んずべからず…」〜なわけでして…
一分一秒とて無駄にすることも出来ず、当然その場その場で真剣勝負・真摯な姿勢。
今回も振動の無い剛性豊か・頑丈な良い船が出来上がりました。
各々本工職人・外部業者・ブロック外注先殿…etc(いつもと同じセリフだが…)
大多数の人々、思案・思惑の協力の上に有ったればこその建造物。
本当に有難うございます。(大きな不具合の無い良い仕事)
来年も是非疾風!松浦造船の良きパートナーとなり活躍して頂くことを期待します。
さて巷の動向に目を向けると、考えもしなかった不況の真っ只中。
オリンピックを控え凄まじいまでの産業振興。
原油価格は高騰し、鉄・金属製品価格は3・4倍、青天井モードはどこまでも…
(建造船価も高騰…)
その上、好景気な中国沿岸地域では雨後の筍の様に造船所が建設(発生?)され、
「499(G/T)カーゴは一社につき20隻/年は建造可能」という怪情報(笑)も乱れ飛び
それらが全て稼動するとなると一体、国内内航造船所はどうなってしまうのだろうか?
〜と危惧していたのがたかだか本年初頭ですよ。
それがアメリカ発・金融危機により反動があるにせよ
ここまで下落&中止するものか?
(投資家達のマーケット操作が世界を席巻している現実を思い知らされた気がします)
正しく、猫の目が入れ替わる如く好・不況の波が押し寄せる……
内航においてはそれ程大きなダメージを感じないにせよ(荷動きは悪くなっているが)
確かなチャート・オリエンテーション無き航行は大怪我をする元なのでしょうねえ…
殺伐・荒涼たる未来、
経済の流れを見誤ることが無い様に今一度、気を引き締めて取り組んでいきましょう。
そうそう、本船の方はというと今日の動静では「全く問題無し」
……何か救われる感じがしました。
船屋として順調に運航出来ていることが何よりの妙薬、本当に良かったと思います。
まあ、あまり暗くなってもいけないので我々に限らずこのHPをご覧の皆さんにおいても
言えることですが(↑の内容に反し)これからは安易なオプティミストになって(笑)
来年こそは春がやって来るはずだ!と希望しようではありませんか。
笑う門には福来る。
「魁星丸」竣工の慶事に合わせ、必ず明るい未来であると確信し、最後の締め。
本船と我々に今後も幸、多からんことを!! (了)
※本日にて今年最後のアップとします。大多数の方、ご覧頂き有難うございました。
来年もSno.568建造過程等エネルギッシュに進めてまいりますのでまたお付き合い下さい。
それでは皆さん、良いお年を。
2008.12.28 Sun. 晴れ 12℃ No.222
※先にお知らせ…Sno.567、昨日無事に竣工しました。今年の大きな行事は一区切りという感じです。
表題通り、Sno.567竣工致しました。
厳寒の最中よくやったよなあ…と感傷に浸りたいところですがこの日記をすっかり忘れていた(笑)
話の辻褄を合わせる為に写真の羅列で海上運転〜仕上げ残工事の様子を振り返ってみましょう。
12.15(木)〜12.16(火)
@ 海上予行・公試運転(速力負荷・操舵・旋回・投揚錨 各種検査受検)
アンカーを揚げていざ出港!
社旗を掲げる
大三島マイルポスト沖へ
M/Eクランク軸先端へ延長軸
予行の一発目、捩り振動計測
運転信号旗
負荷上昇(まず1/4へ)
マイルポスト
重なるのを確認
E/R内でも各部計測
回航しての反対側右舷
4/4連れ潮時は16.1ノット
4/4時の船首バルバス波切り
操舵試験(↑舵角左35°指定)
旋回(レピータコンパス確認)
旋回航跡(左転)
180°以上旋回
リモコン操作で前後進試験
後進中
2船ぶりラット接続、予備操舵
スラスター操作試験
右回頭
投揚錨試験
予行終了。無人沖止め
公試の朝
検査官同乗にて喫水計測
再度マイルポストへ移動
公試負荷試験(1/2から)
(ストップウォッチ出番やで)
前後進試験
全速後進中
水深80m以上を探す
投揚錨試験(25m×3連から)12.18(木)〜12.24(水)
A 仕上げペンキ塗り・溶接付け・居住区最終内装 完成検査までの残工事
止め金具溶接付け
ウインドラス下を仕上げ塗装
ハンドレールは手塗り
ホールド内シーリングは完璧
居住区クッションフロア敷き
終了
以上、運転から竣工までにおける最終工程を振り返ってみました。
(各種検査詳細は以前の日記を参考に…捩り振動計測が追加になっているくらいで他は全く同じです)
海上にての運転はいつもと遜色無い無振動での回航。
正直なところ、この船型にて初めて搭載のM/E(AX33R型)でしたが
異様な程、マッチしている感じがしました。シリンダ爆発音も低音で静かですしね…。
穿った見方かもしれませんが船の乗り心地は最高なのでは?(笑)と自負します。
↑写真の示す通り、操縦装置スタンドでは連れ潮であったにせよ
16.1ノット(29.81km/h)を表示。
公式な4/4負荷における平均値でも13.60ノット(25.18km/h)を計測。
優秀な結果でやれやれ一安心というところですか。
出来得るならばこのクォリティーを20年は保ってもらいたいもの〜と希望します(多分、大丈夫)
さて色々と忙しい年の瀬、それとは関係無く(笑)次回竣工記事にて今年最後のHPアップの予定。
あまり時間は有りませんが(3日間で)何とかします。本日より更新内容熟考開始!
次回をお楽しみに。
(了)
2008.12.20 Sat. 晴れ時々曇り 15℃ No.221
※出張・海上運転とかなり時間が経ってしまいましたなぁ。この日記だけに専念するわけにもいかず…。
表題の通り、Sno.567において進水からかなり時間が経ってしまいました…。
心苦しい面もありますが(笑)今日は写真の羅列のみで海上運転までの道程を振り返ってみましょう。
@ 進水後片付け〜居住区木工工事〜FO・LOバンカー〜E/R等各所塗装 等
海面に浮く滑走台
潮が引かないうちにドック内へ
素早く解体
ソロバンも
W/H内、断熱材入れ
配線工事も佳境
急いでやってつかあさい。
居住区部分はネダ入れ
仕上がり間近
12/4にバンカー敢行
集合管から張り込み(FO)
LOバンカー船横付け(午後)
架構扉を開けてフラッシング
逆転機は蓋を開けて注入
補機排気管、ラギング巻き
脱衣洗濯場、左官屋入り
綺麗に完了
塗装しない部分は養生
噴き付けていく(凄い匂い)
ピントをずらすとこの有り様
綺麗に塗装仕上げ完了
ウインチ付近の噴き付け
ハンドレールは手塗り
ブリッジ外観周り塗り完了
A ハッチカバー射水・ホールドビルジ吸引・FO遮断弁・臨時航行(M/E始動) 各検査
ハッチ・カバー射水
C/L内、ビルジ吸引確認
前部S側のビルジ溜りに入れる
〜が引いていくかを確認
こんな感じでポンプ引き(後部)
燃料油遮断弁確認
下がっているハンドルが〜
上がって止まることを確認
回航前に操舵装置確認
臨時航行検査前確認
船内でM/E初始動
C/R・M/E監視盤
まあこんな感じです。大急ぎでしたけどね。
いやあ〜PCの前へ座っていないと建造進捗を順送りしていくことさえままならない…(笑)
困ったものです。
あるサイトでは「造船工程・過程詳細を載せ得る唯一のHP」の紹介がなされていましたが
これからはもっと厳しくなるかも…しれません。
ただ、私にとってはこの日記にて「内航分野(造船)にもっと光を…」
が大きなレーゾンデートルとして存在するわけで気持ちが切れないうちは継続の意向です。
ゆくゆくは
内航海運が一般社会にて普通市民権を得るまで大きなムーブメントになることを切に懇願。
そんな感じで観て下さい(笑)
次回は海上公試運転アップの予定、お楽しみに。
(了)
2008.12.11 Thu. 晴れ時々曇り 17℃ No.220 ※こちらの方も説明文は載せません。同じ写真ばかりで場面の具合は良くお分かりのことでしょう(笑)
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進水に引き続き、去る12/4(木)に弊社Sno.568(499G/T 1,830D/W 貨物船)新造、起工式を
挙行しました。
吉日を選択ということで実行を待って(前船のSno.567起工式はSno.566進水前でしたね(笑))
の祝事です。
仕事が途切れること無くまた新たに新船建造へ携わることが出来るこの喜び。
ごくごく単純で簡単なことですが本当に幸せな時間でした。
しかし、
単純建造という最低限ラインさえ守れない時期は確かに内航造船所において有りました…。
処々、理由を列挙していくとかなり専門的分野になってしまうので(笑)省略しますが
耐用年数を超えた船舶が増え、この2・3年でようやく造船(内航)景気も上向いて来た!
〜と思ったら原油価格高騰?の煽り、オリンピック景気に沸く中国を主として
産業革命ばりの振興によって
鉄・銅・ステンレス等の原材料価格高騰=メーカー品購入価格高騰=製造原価高騰
=499(G/T)型カーゴにおいてもかなりの船価高…=それならキャンセル…
何をやっても時勢が裏目に出る、この業界にとって好転に向かわない…。
因果な事業であることをつくづく感じます。
そしてここに来てアメリカ発・金融危機による世界同時不況の波がひしひしと…。
近海において荷動きが頗る悪くなってきている状況を思うと
内航においてさえ、正に「一寸先は闇」
安易な短観・見通しは信頼出来得るものではないのかもしれません。
何を信じれば、何を信頼すれば良いのか?
まだこういう不透明な状況は続いていくことを自覚してまいりましょう。
話が暗くなりましたが(笑)結局何が言いたいのかというと、また今回の船主殿について。
皆さんも写真にて何度も確認されたと思われますがSno.566と同じ方だからです。
(会社組織が違うけど)
内航船減退、松浦造船においても本当に厳しい時期(2000年〜2001年)からご発注、
ご愛顧戴き今回で8隻目。
……何と申し上げたら良いのでしょうか。
安易なお礼の言葉、どれを並べ立てても全てが霞んでしまう程の大恩。
とにかく、有難うございます!!!!(一番安易になったけど…)
精神誠意、粉骨砕身、頑張って建造致します!
船玉様(船に宿る神様)においても、どうかご照覧あれ!
〜ということで新たな造船ロードが始まりました。
また竣工までの長い道程、このHPにてお付き合い頂ければと思います。
お楽しみに。
※お分かりの方もいらっしゃると思いますが一昨日、内航.com管理人さんが来社。
短い時間ではありましたが内航における現状・造船海運の景気・今後の展望
等、とても熱い方ということもあって良いお話を交わすことが出来ました。
このHP同様、お互い内航業界の発展に繋げられればと切に願う次第です。
(了)2008.12.3 Wed. 曇り 10℃ No.219 ※今船より趣向を変え、写真説明文を除きます。どうしても知りたい場合はカーソルを合わせて…(笑) ![]()
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※以降は祝賀会場の様子 ![]()
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進水祝宴ご出席の方、一同
「魁 星 丸」(499G/T 1,830D/W)
前回日記にてお知らせの通り、去る11/28(金)に弊社Sno.567(499G/T 1,830D/W 貨物船)
「魁星丸(かいせい)」の命名及び進水式を挙行しました。
末尾に少し載せましたが、松浦における進水行事というもの。
「晴天下での作業を必須第一条件にしている」…わけでもなく(笑)また良い天気の下でした。
だからいつも書いているではありませんか、雨は降らないと。
逆に進水時豪雨土砂降りにでもなろうものなら会社の行き先が非常に厳しい?という前兆として
ある意味自覚しなくてはいけないかも……ジンクスが破れる事態、かなり珍しいことですから。
まあ風は強かったですがささやかなご褒美、今回も感謝したいと思います。
さて4船目となった1,800D/W型ジャンボ船型カーゴ。
段々と皆も作業過程を熟知、かつ慣れてきている段階に差し掛かっています。
今回も「外板キール1枚の起工式」から始まった造船・建造ロードでしたが進水という
目出度い祝事を迎え、ご覧になった皆さん如何でしたか?
しっかり監視なされたと思いますが良い出来栄えをイメージされたことと
私は勝手に推察します(笑)
まあ低速M/Eメーカーが前回Sno.565とは違う&主な積荷がバラということでその点で
回航に少し変化がある…か?というくらい。これは運転をまだしていないのではっきりとした
ことが分かりません。
ただ大きい問題事項惹起は絶対に無いことだけはお約束する!(〜としたいです(笑))
今後の計画船は装備機器・船内配置が異なるくらいで船体構造(1,800D/W型)は大まかには
同じですから「一体どこが違うのか?」を基本スタンスとして重箱の隅をつつく様な姑の
細やかさを発揮、ここが違うやろ!という風にとにかく突っ込むことを推奨致します(笑)
明日からの海上運転・機器調整・居住区仕上げを経る最終工程もしっかり観察下さい。
えっ?進水の感想はどうなんだ?ですか?
また書くほどのことでもないでしょう。
「素晴らしい、最高」の一語。(ええのう…(感涙))
一気に海へ向かって滑り出す船台進水は良いものです。
3・4ヶ月おきに訪れる感動巨編45秒ですが出来得る限り何回でも見たい!が本音。
「新造船建造におけるモチベーション」を無理矢理体内へ分泌させるぐらいのつもりで
今月末の竣工まで突っ走ってまいりましょう。
また次回をお楽しみに。
(了)2008.11.30 Sun. 晴れ 11℃ No.218
※昨日、無事に進水完了しました。話の辻褄を合わせる為にまずは船台上の最終工程をば…。 11.24(水)〜11.27(木)
@ ソロバン・滑走台入れ〜足場解体〜ブリッジ内装仕上げ開始
これは滑走台
〜を日曜一日で船台レールへ
矢を入れて一日中打ち込み
がっちりきっちり完了
足場解体開始
太目バルバスの形状
例の4Mは真横でこう見える
綺麗に仕上がった船首船底
レーダーをマストに取付
居住区、断熱材入れ
これは操舵室(窓も入れている)
HC周り、手塗りしていく
A アンカーチェーン溶接・巻き上げ〜ハッチ・カバー繰り出し〜ゲート開放 まで
アンカーチェーンを並べる
繋いで溶接・ペン塗り
最後のアンカーシャックル溶接
アンカーを吊って寄せる
最後の入れ込み!
両舷完了
ハッチ・カバー繰り出し
船尾側も同じ様に
中央パネルを載せる
ピン入れ
ターンバックルを緩める
吊り上げて開放
@・A、大急ぎで最終工程を振り返ってみました。
同じ工程なので詳細説明は無しということでお願いします(笑)
いや〜実は進水前日11/27(木)は昼過ぎからかなりの雨が降り出しまして…
準備に走り回ることが億劫になり、またゲート開放等作業写真撮影がかなりいたしい(←広島弁・訳 辛い)
状況となってしまいました。
明日は明け方に止んで降らない筈という天気予報でしたが18:00頃になって「降水確率40%・曇り」に変更。
降り止まぬ空を見てひょっとしたら雨か?という気がしないでもない感じ…でした。
しかし。いやいやどうして、
夜が明けると東の空から薄日が差しており11/28(金)8:00になると快晴に。
いみじくもある方が言っていました。
「松浦で進水をやる時は必ず雨が降らない(もしくは晴れる)なぁ」と。
今更ながらしつこく強調していますが実際にそうなのだからどうしようもない。
ジンクスはいつまでも続くよ、どこまでも。
我々の進む道が永遠に輝かしいものであることを表し示す瑞祥であってほしいものです…。
(進水記事はまた後日)
(了)
2008.11.23 Sun. 晴れ 16℃ No.217
※外板周りの塗装は完了しました。これからは船底でのソロバン・滑走台作業が開始であります。
それでは昨日の続き、↓以下にて。
11.12(水)〜11.22(土)
A 船体外板周り塗装(今回の外舷色は黒)
前々回の下地の上へ錆止め
これは水線下のみ
最中に測度検査(スラスター)
仕上げ塗り始まる(ラダー)
これは船首付近
船底部、1回目完了
今船の外原色、上は黒
船底は2回目
〜でほぼ完了
船体外板周り塗装作業です。
船台周りにシンナーの匂いを振りまいて(当然だが(笑))何とか本日にて完了。
明後日から足場解体へと入ります。
写真、全身タイツ姿のペンキ屋をご覧下さい。
噴き付け塗装なのでその塗料色が上から下まで全体に染み込んでしまっています。
乾くとガビガビに固まってしまい、もう使い物にならなくなるとか…?(一船ごとに廃棄)
有機溶剤を扱うと喉はやられる、歯は朽ちる。何とも過酷ですよね…。
しかしながらこの塗りはまだ屋外ですから優しい方。
タンク内密閉空間塗りは閉所&換気が悪いということでまだこれに二乗して過酷です。
(ここまでくると残酷か?)
「平穏な生活に慣れきっている諸君に最も厳しいこの職場を与える!」
こう新卒に相対する鬼監督・頑固親父こそ、荒涼たるこれからの時代に必要なのかもしれません(笑)
11.18(火) 11.21(金)
B FOライン耐圧検査、アンカー・ハッチ・カバー納入 等
各々の出口へ銅パイプ繋ぎ
ゲージでエアー圧確認
バルブ閉め部に石鹸水
懐中電灯で照らしてチェック
M/E横、移送ポンプ付近
(これが右舷用G/Eのラインで…)
HC、上部は溶接・仕上げ完了
船首側カバー駆動装置
今治より海路到着
船尾側ロールから
(ちょっと西(へ行け)!)
合ったら直ぐに締めましょう
次は船首側ロール
(位置、合いましたか?)
それでは動かない様に溶接です
分解パネルも上げて完了
アンカー&チェーン納入
ソロバンも船台前へ移動
FOライン耐圧検査とハッチ・カバー納入等です。
上部分は初めて載せる内容だと思います。
当然、一定の圧力が掛かった上でFOは供給。
ライン途中で穴が開いていて飛散させる…という
「お前それでも工業部会か?」という突っ込みを受けそうな
本っっっ当に馬鹿なことをするわけにもいかず、きちんとここはエアー耐圧の石鹸水掛け実施です。
まあ、乱暴な言い方をすれば(松浦造船では有り得ないことですが)
海水・清水ラインで多少滲み出てきたとしても「このくらいパイプを溶接して埋めれば大丈夫」で
済むかもしれません。
しかし燃料油となるとそうはいかない。
大事故を起こすことが無い様に最善を尽くすのは当然のことと言えましょうね、
しっかりとチェックします。
下は今までの工程と全く同じで変化は無くエルマン・カバー搭載です。
ソロバン・滑走台も船台前へ用意、本日11/23(日)に船底レール上へ入れ終わりました。
(写真はまた後日)
進水までの期日が迫り、当然明日も出勤です。
休日を相当前に勘案して遊ぶ予定を立てることも無く「基本的に毎日出勤」のスタンス。
生温い考え・姿勢では第二次産業・造船は勤まりませんなぁ(笑)
(Aと少し被ってる…)
(了)
2008.11.21 Fri. 晴れ時々雨 14℃ No.216
※週末にならないと更新記事を書く時間が取れませんね、困ったものです。急激に寒くなりますし…
表題の通り、進水まで残り1週間なのでかなり忙しいです。
残工事日程に比例して急激に寒くなってまいりましたが室内に居るわけにはいきません。
現場へ出てしっかりと管理・監督していきましょう。
では今週一週間(は搭載のみ)の流れです、↓以下にて。
11.6(木)〜11.17(月)
@ ブリッジ2・3階(ND・CD)納入〜電線敷設〜操舵スタンド置き〜搭載 その他
ND天井裏へ電線敷設
反転作業
東側定盤上へ移動
サイドへウイングを付ける
CD天井裏へも電線敷設
引っ繰り返して上へ載せる
当然、操舵スタンド先置き
通風ファン、製作済
同じくレーダーマスト
これはフォアマスト
ファンネルも外注
塗装済で船台脇へ移動
ハンドレール等を付ける
それでは搭載へ(通風ファン)
ファンネル搭載
搭載の大トリ、登場
吊り上げて移動
BD上へ降下中
墨打ち通りに載せましょう
搭載完了(もう暗い)
下面、しっかり溶接しましょう
フォアマスト吊り上げ
コンパニオンへ溶接する
次にレーダーマスト
これもCDの天井へ溶接する
前面へ足場を組んで…
磨いていきましょう
そして噴き付け
完了…か?(内装がまだ)
足場解体
(いやあ〜初めてこんなに写真を並べたなぁ〜)
これが船尾・ブリッジ側一連作業になります。(特記は特に無いです、経過をご覧になって下さい)
これで大体3週間分。
一区画に限ると結構な長丁場ですよね。
私自身、見落としが無い様に製作・溶接etcしっかり各部をチェックしたいと思います。
さて、今日も時間切れ&頭が全く働かない(笑)のでここで中断。
20時間後へ持ち越しです。
続きはまた明日。
(了)
2008.11.15 Sat. 晴れ 20℃ No.215
※今日で進水まであと約2週間、船体塗装も始まって最終段階に入っています(明日は雨で塗れない…)
船台上の作業、順調に推移していますがもう残り2週間なのでそろそろムチを入れて
追い込んでいかなくてはいけません。
ペースを上げてまいります。
今日はこの本船にて行われた(今までもやってる)各種検査をまとめてどうぞ、↓以下にて。
(エアー耐圧・射水・レントゲン・目視・水圧・船底見通し) 各種検査の様子
既出の高校生も参加(耐圧)
さあ、二重底に入って…
石鹸水、掛けていきましょう
張込エアー圧はこのくらい
ウイング・タンク進入
検査官立会いでチェック
お馴染みの射水
外板側のチェック(検査官)
溶接部、レントゲン撮影
射水、船首付近に到達
さて、C/L内へ進入
入念に内部チェック
バルバス下面もチェック
船底見通し検査
水のレベルを基準線に合わせて
暴露・甲板機械パイプ水圧検査
溶接面から水が漏れていないか
ドラフト高さケガキをチェック
公開実演ショーみたいなもの
〜で仮付け(※4Mに注目)
どんどん溶接しましょう
写真だけで随分と長くなってしまいましたが箇条書きにすると…
・エアー張り込みの石鹸水掛け耐圧検査
・水線上部分への射水検査
・外板溶接クロスバット部のレントゲン撮影検査
・船底見通し検査
・暴露部設置・甲板機械作動パイプ水圧検査
・ドラフト高さケガキ書き入れの公開実演ショー(確認?)
になります。詳細は以前日記を参照下さいということで今回もサボりますので(笑)
(載せる文章分の容量過多になってしまうし…)
ここでの特記はバルバス上に付けたドラフト形状(※)にしてみましょう。
ちょうど太目バルバス上部・曲がりの上へ来てしまった4M高さ。
どうしてこんなに伸ばした形状なのか?単純に不思議ですよね。何故?
正解を出すのにそう時間は掛からないと思いますが
「岸壁、真横から見る視線で喫水線が認識可能になっている」がその理由です。
所謂、これが「ドラフトの展開文字」というやつになります。
これは全船級でルールにて定められていますのでどの船種でも全く一緒。
皆さんは是非、停泊船をご覧になって異常に伸びているドラフトをご確認下さい。
さて突然ですが今日はこの後、私に用事有りなのでここでブツっと終わりにします。
来週は更に忙しくなりますが時間を見付けて経過をアップしてみましょう、お楽しみに。
(了)
2008.11.11 Tue. 晴れ時々曇り 17℃ No.214
※急に寒くなりました。これから一ヵ月後くらいで防寒具が必要になってきます(霜焼け対策も要…)
表題の通り、デッキ上での作業が主になってまいりました。
(ついでに進水期日も定まる)
やるべき事(工事)を出来得る限り「毎日が出勤日」のモチベーションにてやってしまう!
その内容、↓以下にて。
10.30(木)〜11.8(土)
@ ホールド・デッキ上 ハッチカバー締付・HC周りの作業・外注納入 過程
締付金具移動用角パイプ
コーミング上、ラインの墨打ち
カバー締付具の枠切り
締付連動角パイプ縦置き(※)
金具仮付け(溶接はまだ)
歯車駆動装置、据える(船尾側)
角パイプに金具を付ける
溶接終了(次はサンダー仕上げ)
水漏れ防止パッキン受けライン
ステンレス・ロード(溶接まだ)
待ち侘びた外注納入(ND)
これは操舵室(CD)
主にハッチ・コーミング周辺作業(カバー締付具取付)、外注分納入(ND・CD)です。
ここの特記はカバー締付連動角パイプの置き方(※)にしてみましょう。
(※まずNo.165・190をそれぞれ目を皿の様にしてご覧になっておいて下さい。そこから話が始まります)
この船はセカンドデッキ上の高さが4.390(m)、1,600(D/W)では4.140(m)。
故に、双方で250(mm)の差がHCで付き、↑この船の方が低い構造となっています。
ということはHC下締付具連動角パイプ(長方形)はこちらが横置きにするはず……
しかし、写真の通り縦ですよね?何故??…ということで。
船幅が12(m)or12.5(m)の差こそあれ、同じメーカー・同じ仕様のエルマン・コンベックス方式
なのですが…
こういうところがおもしろいですよねぇ。実は私も理由がよく分かりません(笑)
好奇心を持って作業を見守るということも絶対必要。
今度メーカーに聞いておきましょう。
次…
11.4(火)〜
A ホールド内シーリング材敷き・各部塗装開始・M/E軸心調整&据付 等
それぞれ木材搬入
スパーリング施工後
こっちはシーリング
後ろから追われる様に磨き
どんどん塗りましょう
ホールド前の倉庫
スパーリング貼りましょう!
バラストタンク内(まだ一層目)
外板周り、船底塗装開始
変わってE/R(軸心調整)
中間軸をターニング
ジャッキボルトでM/E上下
チョック・ファースト流し
完了
足場板(ドストル)も敷いていく
シーリング・スパーリング材敷き、塗装開始、M/E据付(チョック・ファースト流し)
等を見てみました。
船台上工程、最終段階に入っています。
ここは特記無いです、写真閲覧で説明代わりとしますので。
秋の季節で追い込み工事にはちょうど良いと思っていたら
ここ2・3日で急に寒くなってきて船台上作業が少し億劫に…
何故、そうまでして我々猪突猛進軍団の邪魔がしたいんでしょうか(笑)
(そんなことをしても何の得にもならんですよ)
まあ仕様が無いので上着を一枚上へ羽織って明日も現場へ出てまいりしょう!
載せたいネタ、他にまだ多数ありますので時間が取れればアップしてみます(近日中)
次回をお楽しみに。
(了)
No.196〜213 No.179〜195 No.161〜178 No.145〜160 No.111〜144 No.088〜110 No.001〜082 トップに戻る