No.749〜
No.691〜748
No.634〜690
No.590〜633
No.561〜589
No.537〜560
No.505〜536
No.467〜504
No.453〜466
No.432〜452
No.415〜431
No.396〜414
No.373〜395
No.351〜372
No.325〜350
No.302〜324
No.280〜301
No.252〜279
No.232〜251
2009.2.7 Sat. 晴れ 13℃ No.231


※昨日の続きです。段々と厳しい寒さが和らいでいる感じがしますね、この2・3日。
2.4(水)〜2.6(金)
A 主機・逆転機(M/ER/G)搭載、船尾軸系周り(特殊プロペラ) 据付過程
据付台へリーマボルト穴を明けていく
  据付台にリーマボルト穴
土日(2/1)に下部塗装済としておく
     2/1に下部塗装
納入されてから荷揚げ場にて待機中のM/E出番
    納入済M/E群の出番
まず船尾へ逆転機(G/E)据付
   まず船尾へ逆転機(G/E)
M/E本体を吊り上げる
   
M/E本体吊り上げ
M/E搭載用開口部は大きさギリギリ
  搭載用開口部はギリギリ
逆転機とホイール部の合わせ確認
  逆転機とホイールの合わせ
抜き出しているピストン挿入
     
ピストン挿入
次にシリンダ・カバー締め付け
  
次にシリンダ・カバー
カバーは油圧ナット締め
    油圧ナット締め
排気集合管を付ける
    
排気集合管付け
排気過給タービン載せ
   過給機・タービン
(
T/C)
全員で管系の締め付けに取り掛かる
   総出で管系の締め付け
M/Eの再組立、ほぼ完了する
    再組立、ほぼ完了
舵機室側、ラダー・シャフト上部吊り
   ラダー・シャフト上部
ナカシマプロペラ製NHVプロペラ装着
  ナカシマ製NHVプロペラ()
もっと近くでNHVペラも見てみる
    もっと近くで見る
AP-2UD-1ブロックはほぼ完成している
 
AP-2UD-1ブロックほぼ完成

 まず上部は主機(M/E)搭載一連の流れ。

 阪神製新型エンジンLA32、弊社船台上にての初お目見えとなりました。

 一応、全機種LH34LG型よりかは軽量化が図られましたがそれでも
 クレーンリミット27t以下を出すにはこのくらいの派手な分解が必要な様でして…(笑)
 (ピストン3本抜きシリンダ・カバータービン排気集合管外し)

 搭載〜再組立完了までしっかり2日間を掛けて実行させてもらいました。
 出来得るならばSno.567みたいに工数が掛からない様にあまり分解しない方が助かるのですが…(笑)
 まあ雨も降らなかったので良しとしましょう。

 ただ油圧動弁方式は良かったですね、何せパイプ締め付けだけでもう完了ですから
 (プッシュロッド方式では運転開始まで吸排気弁タペット隙調整が出来ないのでそのまま入れない状態)
 管系統を締めて完了というのは大いなる魅力です(何か良いネタもないと…ですね(笑))

 進水後の海上運転の具合はどうでしょう?再登場までもうしばらくお待ち下さい。




 さて先週、省エネシステム・SURFラダーを紹介しましたが
 一番下段写真のプロペラもその片棒を担いでいます。

  ナカシマプロペラ製NHV(Non-Hub-Vortex) がそれです。(


 私は造船における船クォリティー・技術にしかエンサイクロペディア・興味が伸びない人間ですから(笑)
 餅は餅屋へ任せて、こちらHP中段の技術情報の助けを借りることとしましょう(よくご覧になって下さい)


 要するに波切りの良い・素晴らしいプロペラのはず(?)…です(良いですか?ナカシマさん)

 
 つまり概出のラダー+このプロペラ装備にて最も効果が発揮されるとのことなので
 良いとこ取り、両方装備となりました。

 操船はもちろんのこと、実質的な効果で顕著に表れるのは1ヶ月〜2ヶ月のFO消費量等なので
 運転して直ぐ分かろうはずも無い…ですがこちらも海上運転時の具合をご期待下さい。


 次回は船体ブロック搭載完了アップになろうかと思います。
 少し更新頻度を上げてまいりますので楽しみにお待ち下さいね。

                      (了)

2009.2.6 Fri. 晴れ 10℃ No.230


※私の体調もまあ何とか改善され、更新頻度については特に理由は無いのですが…もう週末に(笑)

 前回更新よりもう早1週間が経過しようとしております。

 風邪も何とか治りました。より一層エネルギッシュに取り組んでまいりましょう。
 写真のみの紹介になりますが今週の搭載等の動きです。

@ 船首側ブロック(UD-6)製作・搭載過程 (残る船体ブロックはあと2つ)
UD-6トップ板を定盤上に敷く
    UD-6トップ板敷き
ウェーブ&アングル・フレーム立てを行う
  ウェーブ・フレーム立て
天井部、リセス・ガーダー敷設状況
  天井のガーダー敷設状況
ウェーブフレームへ外板を付けていく
      外板付け
鋭い通路用ナックル
     鋭い
ナックル
内側の外板付けの様子は…
    内側の様子は…
ブロック製作進む
     〜製作進む
ブロック完成して定盤から搬出して搭載へ
   完成して定盤から搬出
そろりと搭載位置へ移動中
   
そろりと移動中
デッキ上へ私が移動して写真撮影
   デッキ上へ私が移動

   今回はきっちりと合う
船首部へ搭載完了する
      搭載完了

 UD-6の製作〜搭載完了でした。

 前船にてバルク・ヘッドが無いのでコの字固めが出来ず、フレーム合わせ搭載難航
 する難しいブロックだなんて書きましたが(No.212)今回は内作した影響(?)もあってか

 何の問題も無くスムーズ過ぎるくらいスムーズに搭載完了してしまいました(?)

 不具合の代表選手という異名はどこへやら。
 良好に終わること最善、当然のことですけど何か拍子抜けでした(笑)

 直ぐに対応可能なリテラシーが発揮されたのでしょうな。そういうことにしておきましょう!

  (今日もここで中断です。続きはまた明日)

                      (了)

2009.1.31 Sat. 曇り時々晴れ 10℃ No.229


※今週はインフルエンザの影響で3日間程ダウン…色々と辛い週でした…。

 上記の通り、風邪でダウンしておりました…。
 皆さんもお気を付けて。

 写真のみの紹介になりますが今週の動きです。

各ブロック搭載過程(UD-2FP1A1F) SURFラダー納入
G/Eを正位置へ据え付けて芯出しする
    G/E据付・芯出し
UD2ブロック、ほぼ完成する
     UD-2ほぼ完成
置きタンク・FO清浄機を載せる
  タンク・清浄機を載せて〜
UD2搭載する
       〜搭載
プロペラ軸をスターンチューブへ挿入する
    プロペラ軸挿入
バルバス外板側懸命の溶接作業
  バルバス溶接作業
(
FP1F)
内側においても懸命の溶接作業
      内側も
本日バルバス・FP1F搭載する
     〜で本日搭載
新システム・SURFラダー納入
  
SURFラダー納入()

 以上写真の通り、UD-2FP1A1Fの搭載等を完了です。
 (会社を休んでリアルタイムで見ることはできませんでしたが(笑))

 ここら辺はいつもと同じ作業とお考え下さい。



 今船において特記する・違う箇所があるとすれば船尾軸系周りですかな。
 本日、その一躍を担う商品が納入されましたので紹介だけ。(また後日詳しく載せますので)

 省エネ推進システムSURFラダー (羽付き舵) がそれです。

 Sno.568船主殿省エネ対策への熱意・拘りが発揮された最たる判例ですね。
 何かしら目新しいものを装備しないとおもしろくないですし、何しろ芸がありませんからね。

 弊社仕様装備においても初の試みですが
 必ずや低燃費運航・サンクチュアリへ導いてくれるはず!と期待しております(笑)

                             (了)

2009.1.24 Sat. 曇り時々雪 3℃(!) No.228


※一日遅れになってしまいましたが21日の続き、Sno.568ブロック搭載過程等です。

@
船体中央・前方ブロック製作・搭載過程(SS-5UD-6FP1A1F内作SS-6外注)
スラスタープロペラ駆動部
    スラスター駆動部
スラスターエンジンを船首へ搭載する
   スラスターエンジン搭載
停泊用No.3G/Eも上を被せるのでさっさと載せる
   停泊用No.3G/Eも載せる
〜で早速、SS-6搭載へ向かう
  〜でSS-6を早速搭載(反転)
搭載位置へ微速降下する
     微速降下〜
全てのフレームスペース部、外板背焼きする
 全てのフレーム部、背焼き()
今まで歯抜け搭載と表現していたもの
  今までの所謂、歯抜け搭載
ようやく出番となった内作SS-5ブロック
  出番の内作
SS-5ブロック
SS-4・6の間へSS-5を搭載する
    
46の間へ搭載
SS-5・P側の様子を見る
      P側の様子
今現在の様子
      今現在
船首・船尾ウインドラス、ウインチ等は納入済
  ウインドラス等、納入済

 以上、船体中央・船首部分のブロック搭載を見てまいりました。

 SS-5・6ブロックについて前船搭載時(No.208)に判明した
 船尾からの順次搭載より歯抜け搭載で間へ入れ込む方が容易を今船にて早速実践した格好です。

 いつもは外注に出していたSS-5内作で行った産物とでも言えますかね?
 まあ、こちらの方がレベルを出し易いとのことですので現場にここは任せましょう。

 名称においてもマイナスイメージを多分に含んでいるので
 「歯抜け」改め「インテンショナル・搭載」とします、今後はこの表記にて。


 他は今まで紹介していませんでしたが外板側背焼き(※)をご覧下さい。

 弊社においてはフレームスペースごと、
 全てアングル&ウェーブフレーム歪み取りを実施しております。

 これは船体振動止め・見映えで結構重要なんですよ。
 随分と手間が掛かってしまいますが何故に行う?

 無論「良い船」を造る為であります。

 こういうことも考慮して船台期間を長く取っていますからね。
 技量・松浦造船!の名に恥じぬ出来上がりにしなくてはいけませんからばっちり施工致します。


A
船尾側ブロック製作・搭載過程(SS-1AP-1UD-12内作) M/E納入
SS-1AP-1ブロックは既に完成済
    SS-1AP-1完成済
故に2台装備のG/E搭載を急ぐ
    故にG/E搭載を急ぐ
S側へ搭載している様子
      S側の搭載
搭載完了
       完了
そして船尾ブロック搭載する
  〜でブロック搭載(出張中に)
スターンチューブを既に入れた後で微調整している
  スターンチューブ入れ(た後)
船内側の様子はこう
      船内側は…
E/R内、雑多なパイプ群の取付を急ぐ
  E/R内、パイプ取付を急ぐ
M/E納入さる
     M/E納入(1/21)
本体の吊り上げ
     本体吊り上げ
逆転機も陸揚げ
    これは逆転機(R/G)
何とか全ての分解品を陸揚げ完了する
   何とか全て陸揚げ完了

 こちらは船尾側ブロック製作〜搭載等の様子です。

 大体が内作ですのでコンスタントに搭載は進んで行きます。
 (よって出張中にSS-1AP-1搭載早々と済んでしまったので撮影出来ず終い(笑))

 M/Eも納入されたことですし、また「hurry-up! 進め進め!の大号令を触れ回りましょう。
 進水はもう2ヶ月後の直近状況。

  急がないと間に合いませんからね。

                       (了)
2009.1.21 Wed. 曇り後雨 9℃ No.227


※Sno.568ブロック搭載の続き・M/E納入等。寒い現場に変わりは無いですが内に秘める熱い闘志で前へ進む!
 
 Sno.568ブロック搭載の続きです。
 SS-4SS-1AP-1搭載済、SS-6納入というくらいですか。

 製作分はFP1A1FUD-6UD-1AP-2SS-5各ブロック。
 経過のみ、↓以下にて。


@
船体中央・前方ブロック製作・搭載過程(SS-5UD-6FP1A1F内作SS-6外注)
大体外注しているSS-5ブロック、内作する
    珍しくSS-5内作
PS両舷共完成して山積み状態にする
  P・S両舷、完成して山積み
こちらもスパーリング締め付けスタッドを付ける
  こちらもスタッドを付ける
外注したSS-4(P/S)は船台先へ置く
  外注分SS-4を船台先へ置く
SS-3の前へ早速搭載する(P側)
    早速搭載へ
(
P側)
S側はこんな感じ
       
(S側)
形がよく分かるバルバス部分(FP1F)の骨組み
  バルバス部
(FP1F)骨組み
横倒しにして外板を付けていく
  横にして外板を付けていく
製作過程をよく見て勉強しましょう
  (よく見て勉強する様に)
バルバスの後ろ、C/L部のFP1Aブロック
   こちらはC/L部の
FP1A
もうブロック完成して定盤から搬出させる
  もう完成して定盤から搬出
同じ頃に外注したSS-6が納入されてくる
  同じ頃に外注SS-6が納入


 突然ですが今日はここまで。続きはまた明後日(明日は出張であります(笑))

                         (了)
2009.1.15 Thu. 晴れ時々曇り 6℃ No.226


※年明け早々に行われたSno.568M/E・陸上公試運転の様子レポートです。
1.7(水)
Sno.568 メイン・エンジン
(阪神 LA32G型 1,471kW)陸上公試運転立会い
          Sno.568 M/E(LA32G-3 1,471kW 280min-1)
             Sno.568 メイン・エンジン LA32型 (1,471kW)
陸上公試掲示板(納入先・注文主・船主明記)
    陸上公試掲示板
S側のクランクケース扉を見る(ホルビガー調圧弁付き)
  クランクケース扉(調圧弁付)
新型エンジンの目玉、油圧動弁方式
    油圧動弁方式(※)
負荷試験の流れ
  負荷・リモコン試験予定
パトライト・ホーン等警報関係
   パトライト・ホーン等
操舵室・リモコン操縦スタンド
   リモコン操縦スタンド
機関監視室(C/R)監視盤
    機関監視室監視盤
各負荷試験中、シリンダ内爆発圧力定時計測
  各負荷試験中の定時計測
リモコンスタンド、テレグラフ操作試験
   テレグラフ操作試験
監視盤警報試験(パトライト回転)
  警報試験(パトライト回転)
軸受温度計測によりクランクケース扉開放
  クランクケース扉、開放
クランクケース内、LO溜りの様子
    ケース内の様子
No.4シリンダの開放を行う(シリンダカバー)
   No.4シリンダの開放
ピストンを引き抜く
    ピストン引き抜き
シリンダカバーの吸排気弁を分解する
     吸排気弁分解
ピストン外観を見る
     ピストン外観
シリンダカバー横倒しにする
   シリンダカバー(横倒し)
カバー内部を入念にチェックする
   入念にチェックする

 年明け早々、去る1/7(水)にSno.568主機(M/E)陸上公試運転立会い阪神内燃機梶E明石工場
 出張してきました。

 今回は従来と少し違うところがあります、それは新機種エンジン・LA32型導入という点。

 LA型自体は私が組立職場に居た頃に340mmボア型を開発済(2000年)で実際、組立もしました。
 出力は1,912(kW)・2,600(PS)で749(G/T)〜999(G/T)が対象だったと思います。

 あれから8年程経ち499(G/T)型にマッチする様に開発されたのがシリンダボア径320mm型
 1,471(kW)・2,000(PS)というわけです。
 (ジャンボ船型に対応ということでSno.567・M/Eに対抗する?という意味ですか(笑))


 新型でどういう所においてメリットがあるか?まず、目に見えてよく分かるのは

 @ プッシュロッド・ロッカーアームの無い油圧動弁方式(※)
 タペット隙の調整が要らない注油の飛散が無い吸排気弁の開閉を真上から行える等。

 E/R内に油ミストが発生しないということは匂い・T/Cに異常外気吸入ということが無いことから
 非常に良いらしいです(OB会社のスポークス・マンだ(笑))。


 他はA シリンダボア・ダウンによる軽量・コンパクト化。これは他社製と同じネタ。

 まあ内航一般貨物船が軒並みジャンボ船型になっていることを考えると軽量化は必須の大命題でしょう。
 各社共、研究開発に躍起になっている様です。

 一体、どの会社のどの機種がカーゴにおいて主流になるんでしょうかねえ?

 人事みたいですがここはユーザーとしての色眼鏡で今後の動向を注視したいと思います(笑)
 (以前日記No.197も参照下さい)



 試験内容、確認は
  
各負荷試験・保護装置試験・リモコン操作・クランクケース開放(内部・軸受温度計測)
  
No.4シリンダカバー・ピストン・排気弁の開放 等。

 いつもと同様に問題は無し非常に良いエンジンと見受けられました。
 
船に搭載しての海上運転ではどうだろう?また様子を日記にてアップしますので乞うご期待下さい。

 納入は
1/21(水)午前中予定。進水までの時間があまり無いので直ぐ搭載の運び(予定)になりますね。
 
疾風!松浦造船は冬でも夏でも関係無くどこまでも続いていきます(笑)

                           (了)
2009.1.11 Sun. 曇り時々晴れ 5℃(!) No.225


※Sno.568ブロック搭載自体はかなり進んでいます。今回は進水までそう時間は残されていないのでね…
 
 挨拶回り・M/E陸上公試立会い等、今週は出張がメインで島外へ出ていることが多かったですね。
 
 その為、HP更新もまた土曜日となってしまいました(いつも通りかも?)
 
本当の所、Sno.568ブロック過程は前船進水直度から怒涛の進捗にて
 BTほぼ搭載完了、昨日でSS-2・3搭載済という感じまで進んでいましてね、ええ。
 
 詳しい製作状態を載せる暇は有りません!
 また写真羅列・過程確認のみでこの窮状を脱すること、必要です(笑)
 
 ↓以下にて。

@
船底ブロック製作・搭載過程(BT-1267内作BT-345外注形態)
BT-2、トップ板仕上げでユニオン溶接前
   BT-2トップ板仕上げ
フロア板の仕上げはもう済んでいる
    フロア板は完了
治具定盤上へトップ板を載せている
     治具定盤上
F・Sに合わせてフロア板を載せていく
     フロア載せ〜
外板材、載せていく
     外板載せ〜
フロア・外板下部、溶接中
       溶接中
BT-2ブロック完成間近
      完成間近
センター盤木の調整は終了している
   センター盤木調整済

  BT-6も完成して船台上へ
M/E据付台下部、LOサンプタンク付近
 M/E据付台下部
(LOタンク部分)
これもトップ板上へ置く
  これもトップ板上へ(BT-1)
フロア板をサイドへ載せる
     フロア載せ〜
船底中央キールを載せる
    船底キール載せ〜
反転後、船台ゲート前へ移動させる
  船台ゲート前へ反転して移動

   BT-3・4・5外注納入
船台脇へ置いて各ブロック待機中
     各ブロック待機
やはりそれぞれのブロック受検する
    それぞれ受検する
船台上への搭載開始さる(BT-2)
    船台搭載開始
(
BT-2)
BT-2ブロック搭載終了
      BT-2終了
BT-3へ進んでいく
      前へ進む
工場長、必死になってジャッキアップ
 工場長、必死にジャッキアップ

      BT-4終了

      後ろへも
ブロック接合部、ガス切り合わせする
  ブロック接合、切り合わせ
定盤上にてBT-7製作が始まる
     BT-7製作開始
フロア板を載せて溶接
     フロア載せ〜
スラスター、ホースパイプ部を覗く
  スラスター、ホースパイプ部
ブロック完成間近
      完成間近
船台の突端へブロック移動
     船台の突端へ
BT-4ブロックの搭載
      BT-5搭載
BT-6ブロック搭載
      BT-6搭載
外注分SSブロックも入荷されてくる
  外注分SSブロックも入荷
BTブロック部、ほぼ終了する
     BT部ほぼ終了

A
船体中央ブロック製作・搭載過程(SS-2SS-1AP-1内作SS-34外注形態)
納入スターンフレーム
    スターンフレーム
AP-1ブロック部、船尾バルクヘッド
    船尾バルクヘッド
スターンフレームを載せる
   スターンフレーム載せ
外板P側載せ
      外板S側
外板周り、大部分出来上がる
    大部分出来上がる
海水動流メッキパイプ付け
    メッキパイプ付け
SS-2トップ板敷き
     SS-2トップ板
バルクヘッド・外板・ガーダー付け等
  バルクヘッド・外板付け等
ホールド側の様子
     ホールド側
完成後のブロック検査
     ブロック検査
メッキ済バラスト集合管を付けていく
   バラスト集合管パイプ
出張中に搭載される
    出張中に搭載済
外注SS-3ブロック納入さる
    外注SS-3ブロック
スパーリング材スタッドボルト付け
 スパーリング締めスタッド付け
ブロックを吊り上げて搭載へ
    吊り上げて搭載へ
ガスにて吊りピースを切る
    吊りピース切り
S側から搭載する
       S側から
P側完了で終了
       P側完了

  以上になります。

 船台期間があまり無い切迫状況を現場にてふれ回り、どんどん進めの大号令(hurry-up!)

 当然のことながら明日も出勤です。
 社会経済が芳しくない時期に忙しく働くことが出来ることはある意味、幸せかも?
 (各々もテレビ・新聞等でよく分かっていることでしょうねえ…)
 非〜常に外は寒いですがこってりと厚着して我々は荒野(?)へ向かう!

 とにかく頑張っていきましょう。
 次回は1/7(水)に行われたM/E陸上公試(Shop trial)の様子アップの予定。

  お楽しみに。 (了)


2009.1.5 Mon. 晴れ後曇り 11℃ No.224
 新年、明けましておめでとうございます。
 本年も松浦造船HP共々宜しくお願い致します。
 社長年頭の挨拶・訓示  神妙に聞き入る

 仕事初めに先立ち、年頭の訓示が弊社社長の方からありました。

 昨年よりこのHPにて書き続けておりますが正に
「ドラスティックな2009年」
 になりそうです。
 (次期大統領候補の言葉を引用すれば
Change!)

 今年一年が内航業界の趨勢を決すると言っても過言では無く、各々がよく考えて行動
 することが必要となります。

 景気の上昇などむべなるかな、楽観的予測を立てたいものですが世界を取り巻く状況を
 考えるとき、
まだ厳しい冬の時代は続く?のでしょうか…?

 いやいや、こういう時こそ
ファナティック・カリカチュアは必要です。

 
「今年中には内航業界が薔薇色シーズンに入る!」


 過大表現でも誇張でもいいですから(笑)希望を持ってお互い取り組んでまいりましょう。

                                (了)
2008.12.30 Tue. 曇り 11℃ No.223
※今年最後のアップ、Sno.567竣工記事です。色々とあった一年でしたね…。


船尾船名、形状等
 
ホールド内のバラ積み仕様の様子(シーリング貼り)
 
アンカー・ホースパイプ
 
鶴丸海運株式会社ファンネルマーク
 
リモコン操縦スタンド
 
操縦ラット
 
船舶識別番号掲示板
 
船首フォアマスト
 
左舷ウインドラス
 
スラスターエンジン
 
C重油サービスタンク
 
FOライン精密フィルタ
 
右舷側G/E
 
M/E(赤阪 AX33R 1.471kW 300min-1)
 
操舵機
 
進水プレート
 
救命浮環
 
ブリッジを望む
 
     「安芸丸」 498G/T 1,830D/W 貨物船 航走
          「魁 星 丸」(498G/T 1,830D/W) 航走状態
社旗・国旗を掲揚
 
操舵室にて竣工神事開始
 
関係者一同へ向けて神主のお祓い
 
資材・工務・現場、三巨頭三度
 
清跋の儀
 
玉串を捧げる私
 
竣工神事、お神酒の盃戴
 
船尾タラップを離して出港準備完了
 
例によって見送り
 
我々もゲート前へ勢揃いして見送り
 
アンカーを巻き上げて湾外へ出て行く
 
木江沖へ
 
汽笛に答えてまた「達者でなあ〜」
 
瀬戸内海を進む…
 
              

既報お知らせ通り、去る12/26(金)に弊社Sno.567(498G/T 1,830D/W 型貨物船)「魁星丸」
の竣工及び船舶引渡し式を挙行することが出来ました。
(厳密な測度の結果、総噸数1G/T下回る結果となっております)

12月暮れも押し迫ったこの時期に完了ということで
これにて本年の行事は全て終了
今年一年、客観的に見て
よくぞここまで皆が疾走してきたものだと感心してしまいます。

つとにこれで私が帰って来てから
カーゴ10隻目という一区切り。
そんなにこなしていたか?長い年月が経った訳でもないのに少し浦島太郎になった気分(笑)


しかし現実のところ
一寸の光陰、軽んずべからず…〜なわけでして…
一分一秒とて無駄にすることも出来ず、当然その場その場で真剣勝負・真摯な姿勢。

今回も
振動の無い剛性豊か・頑丈な良い船が出来上がりました。

各々
本工職人・外部業者・ブロック外注先殿…etc(いつもと同じセリフだが…)
大多数の人々、思案・思惑の
協力の上に有ったればこその建造物。

 本当に有難うございます。(大きな不具合の無い良い仕事)

来年も是非疾風!松浦造船の良きパートナーとなり活躍して頂くことを期待します。




さて巷の動向に目を向けると、考えもしなかった
不況の真っ只中。


オリンピックを控え
凄まじいまでの産業振興。
原油価格は高騰し、
鉄・金属製品価格は3・4倍、青天井モードはどこまでも…
(建造船価も高騰…)


その上、好景気な中国沿岸地域では雨後の筍の様に造船所が建設(発生?)され、
「499(G/T)カーゴは一社につき20隻/年は建造可能」という怪情報(笑)も乱れ飛び
それらが全て稼動するとなると一体、
国内内航造船所はどうなってしまうのだろうか?


〜と危惧していたのがたかだか
本年初頭ですよ。
それが
アメリカ発・金融危機により反動があるにせよ

 ここまで下落&中止するものか?

(投資家達のマーケット操作が世界を席巻している現実を思い知らされた気がします)



正しく、猫の目が入れ替わる如く好・不況の波が押し寄せる……
内航においてはそれ程大きなダメージを感じないにせよ(荷動きは悪くなっているが)

確かなチャート・オリエンテーション無き航行は大怪我をする元なのでしょうねえ…

殺伐・荒涼たる未来、
経済の流れを見誤ることが無い様に
今一度、気を引き締めて取り組んでいきましょう。



そうそう、本船の方はというと今日の動静では「全く問題無し」
……何か救われる感じがしました。
船屋として順調に運航出来ていることが何よりの妙薬、本当に良かったと思います。


まあ、あまり暗くなってもいけないので我々に限らずこのHPをご覧の皆さんにおいても
言えることですが(↑の内容に反し)これからは
安易なオプティミストになって(笑)

来年こそは
春がやって来るはずだ!と希望しようではありませんか。


 笑う門には福来る。

「魁星丸」竣工の慶事に合わせ、
必ず明るい未来であると確信し、最後の締め。

 本船と我々に今後も幸、多からんことを!! (了)



※本日にて今年最後のアップとします。大多数の方、ご覧頂き有難うございました。
来年も
Sno.568建造過程等エネルギッシュに進めてまいりますのでまたお付き合い下さい。

 それでは皆さん、良いお年を。


2008.12.28 Sun. 晴れ 12℃ No.222


※先にお知らせ…Sno.567、昨日無事に竣工しました。今年の大きな行事は一区切りという感じです。
 
 表題通り、Sno.567竣工致しました。
 
厳寒の最中よくやったよなあ…と感傷に浸りたいところですがこの日記をすっかり忘れていた(笑)
 話の辻褄を合わせる為に写真の羅列で海上運転〜仕上げ残工事の様子を振り返ってみましょう。
12.15(木)〜12.16(火)
@
海上予行・公試運転(速力負荷操舵旋回投揚錨 各種検査受検)
アンカーを巻き揚げていざ出港す
  アンカーを揚げていざ出港!
社旗を船首先端へ掲げる
     社旗を掲げる
大三島マイルポスト沖へ移動する
   大三島マイルポスト沖へ
クランク軸先端へ延長軸を付けてケーブル
  M/Eクランク軸先端へ延長軸
予行運転の一発目計測はねじり振動
 予行の一発目、捩り振動計測
予行運転信号旗を揚げる
      運転信号旗
まず1/4へ負荷を上昇させる
    負荷上昇
(まず1/4)
大三島マイルポスト
     マイルポスト
マイルポストが重なるのを確認する
    重なるのを確認
負荷毎にE/R内でも各部計測する
    E/R内でも各部計測
回航して反対側の右舷
   回航しての反対側右舷
操舵スタンドにて連れ潮時は16.1ノット表示
  4/4連れ潮時は16.1ノット
4/4、100%負荷時での船首バルバスの波切り
  4/4時の船首バルバス波切り
左35°指定の操舵試験
 操舵試験(↑舵角左35°指定)

 旋回(レピータコンパス確認)
旋回試験中の航跡(左転回)
     旋回航跡(左転)
180°以上の旋回をしている
     180°以上旋回
操舵室のリモコン操作で前後進試験
  リモコン操作で前後進試験
M/E後進中
      後進中
2船ぶりのラットへ接続している予備操舵試験
 2船ぶりラット接続、予備操舵
リモコンスタンドからのスラスター操作試験
   スラスター操作試験
スラスターにて右回頭
      右回頭
海中へ3連出しての投揚錨試験
     投揚錨試験
予行終了。本船は無人沖止めする
   予行終了。無人沖止め
公試運転の朝
      公試の朝
検査官が同乗して船首・胴中・船尾の喫水計測をする
  検査官同乗にて喫水計測
再度大三島マイルポストへ移動す
  再度マイルポストへ移動
公試での負荷試験(1/2から)
   公試負荷試験(1/2から)
(あんた、ストップウォッチ出番やで〜)
 (ストップウォッチ出番やで)
公試においての前後進試験
     前後進試験
M/E逆転機を用いて全速後進中
     全速後進中
水深80m以上の位置を探す
    水深80m以上を探す
公試での投揚錨試験(25m×3連の長さ)
  投揚錨試験(25m×3連から)
12.18(木)〜12.24(水)
A 仕上げペンキ塗り・溶接付け・居住区最終内装
完成検査までの残工事
ウインドラス横、止め金具溶接付け
    止め金具溶接付け
下を仕上げ塗装(ローラにて)
  ウインドラス下を仕上げ塗装
ハンドレールは目に付いた所を手塗り
   ハンドレールは手塗り
ホールド内シーリング・スパーリング貼りは綺麗完璧に終了
 ホールド内シーリングは完璧
居住区内に接着剤を塗ってクッションフロア敷き
 居住区クッションフロア敷き
綺麗に貼り終わって終了
       終了

  以上、
運転から竣工までにおける最終工程を振り返ってみました。
 (
各種検査詳細は以前の日記を参考に…捩り振動計測が追加になっているくらいで他は全く同じです) 

 海上にての運転は
いつもと遜色無い無振動での回航
 正直なところ、この船型にて
初めて搭載のM/E(AX33R型)でしたが
 異様な程、マッチしている感じがしました。シリンダ爆発音も低音で静かですしね…。

 穿った見方かもしれませんが
船の乗り心地は最高なのでは?(笑)と自負します。

 ↑写真の示す通り、操縦装置スタンドでは連れ潮であったにせよ
 
16.1ノット(29.81km/h)を表示。

 
公式な4/4負荷における平均値でも13.60ノット(25.18km/h)を計測。
 優秀な結果でやれやれ一安心というところですか。
 出来得るならば
このクォリティーを20年は保ってもらいたいもの〜と希望します(多分、大丈夫)


 さて色々と忙しい年の瀬、それとは関係無く(笑)次回竣工記事にて今年最後のHPアップの予定。
 あまり時間は有りませんが(3日間で)何とかします。本日より更新内容熟考開始!

   
次回をお楽しみに。

               (了)

2008.12.20 Sat. 晴れ時々曇り 15℃ No.221


※出張・海上運転とかなり時間が経ってしまいましたなぁ。この日記だけに専念するわけにもいかず…。
 
 表題の通り、Sno.567において進水からかなり時間が経ってしまいました…。
 心苦しい面もありますが(笑)今日は写真の羅列のみで海上運転までの道程を振り返ってみましょう。

@
進水後片付け〜居住区木工工事FO・LOバンカーE/R等各所塗装 等
進水直後に取り外して海面に浮く滑走台
    海面に浮く滑走台
満潮潮位が下がらないうちにドック内へ引き入れる
 潮が引かないうちにドック内へ
多くの人間が動いて素早く解体していく
     素早く解体
ソロバンも回収して離していく
     ソロバンも
操舵室(W/H)内、断熱材を入れて内装仕上げ
    W/H内、断熱材入れ
照明機器スイッチ、配線工事も佳境
    配線工事も佳境
急いで仕上げてやってつかあさい。
  急いでやってつかあさい。
居住区化粧合板部分には打ち付けネダ入れ
   居住区部分はネダ入れ
内装は仕上がり間近となる
     仕上がり間近
12/4にバンカーを敢行する
   12/4にバンカー敢行
集合管から下のタンクへ張り込みする
  集合管から張り込み(FO)
LOバンカー船、横付け(午後の部)
  LOバンカー船横付け(午後)
チャンバ扉を開けてLOのフラッシングを行う
  架構扉を開けてフラッシング
逆転機の蓋を開けてLOを直接注入
  逆転機は蓋を開けて注入
補機排気管、断熱用ラギング巻き
  補機排気管、ラギング巻き
洗濯・脱衣場、ギャレー等左官屋入り
   脱衣洗濯場、左官屋入り
タイル張り、綺麗に完了する
      綺麗に完了
E/R塗装で塗らない部分は養生して覆う
   塗装しない部分は養生
噴き付け塗装していく(シンナーの凄い匂いがしている)
  噴き付けていく(凄い匂い)
ピントをずらして撮影するとこの有り様であることがよく分かる
  ピントをずらすとこの有り様
E/R内、綺麗に塗装完了する
   綺麗に塗装仕上げ完了
ウインチ付近の噴き付け、実行する
  ウインチ付近の噴き付け
ハンドレールは手塗りに仕上げていく
   ハンドレールは手塗り
ブリッジ外観周り塗装は完了する
  ブリッジ外観周り塗り完了

A ハッチカバー射水・ホールドビルジ吸引・FO遮断弁・臨時航行
(M/E始動) 各検査
ハッチ・カバー射水検査
   ハッチ・カバー射水
C/L内のビルジが引いていくかチェックしていく
  C/L内、ビルジ吸引確認
前S側のビルジ溜りへ水を入れる
 前部S側のビルジ溜りに入れる
水がちゃんと引いていくか検査官と共に検査する
  〜が引いていくかを確認
後部ビルジ溜りの水引き状態はこんな感じ
 こんな感じでポンプ引き(後部)
燃料A・C油遮断弁作動確認
    燃料油遮断弁確認
下がっている遮断ハンドルが
  下がっているハンドルが〜
上がって完全に遮断する動作を確認する
  上がって止まることを確認
海上運転前に操舵装置を確認する
   回航前に操舵装置確認
臨時航行検査前に検査官立会い確認
   臨時航行検査前確認
船内にてM/E初始動する
    船内でM/E初始動
M/E監視盤(C/R内)
    C/R・M/E監視盤

  まあこんな感じです。大急ぎでしたけどね。

 いやあ〜PCの前へ座っていないと建造進捗を順送りしていくことさえままならない…(笑)
 困ったものです。

 あるサイトでは「造船工程・過程詳細を載せ得る唯一のHP」の紹介がなされていましたが
 これからはもっと厳しくなるかも…しれません。

 ただ、私にとってはこの日記にて「内航分野(造船)にもっと光を…」
 が大きなレーゾンデートルとして存在するわけで気持ちが切れないうちは継続の意向です。

 ゆくゆくは
 内航海運が一般社会にて普通市民権を得るまで大きなムーブメントになることを切に懇願。
 そんな感じで観て下さい(笑)
 
 
  次回は海上公試運転アップの予定、お楽しみに。

                          (了)

2008.12.11 Thu. 晴れ時々曇り 17℃ No.220
※こちらの方も説明文は載せません。同じ写真ばかりで場面の具合は良くお分かりのことでしょう(笑)
 
式台上へ来賓の方、勢揃いの巻 起工?のはずがブロックが出来ている部分もある
船台前に用意した船底キール(BT-1) 神主のお祓い
キールへの火入れの儀 弊社社長玉串
お神酒拝戴 キールへ榊を置いてお神酒を掛ける
来賓の方、集合写真 祝賀会場到着
酒宴に際してご挨拶 乾杯
  
  
進水に引き続き、去る12/4(木)に弊社Sno.568(499G/T 1,830D/W 貨物船)新造、起工式を
挙行しました。

吉日を選択ということで実行を待って
(前船のSno.567起工式はSno.566進水前でしたね(笑))
の祝事です。

仕事が途切れること無く
また新たに新船建造へ携わることが出来るこの喜び。
ごくごく単純で簡単なことですが本当に幸せな時間でした。

しかし、
単純建造という最低限ラインさえ守れない時期は
確かに内航造船所において有りました…

処々、理由を列挙していくとかなり専門的分野になってしまうので(笑)省略しますが
耐用年数を超えた船舶が増え、この2・3年でようやく造船(内航)景気も上向いて来た!

〜と思ったら
原油価格高騰?の煽り、オリンピック景気に沸く中国を主として
産業革命ばりの振興によって

鉄・銅・ステンレス等の原材料価格高騰メーカー品購入価格高騰製造原価高騰
 

=499(G/T)型カーゴにおいてもかなりの船価高…
=それならキャンセル…


何をやっても時勢が裏目に出る、この業界にとって好転に向かわない…。
因果な事業であることをつくづく感じます。

そしてここに来て
アメリカ発・金融危機による世界同時不況の波がひしひしと…。
近海において荷動きが頗る悪くなってきている状況を思うと

 内航においてさえ、正に
「一寸先は闇」

安易な短観・見通しは信頼出来得るものではないのかもしれません。

何を信じれば、何を信頼すれば良いのか?

まだこういう不透明な状況は続いていくことを自覚してまいりましょう。


話が暗くなりましたが(笑)結局何が言いたいのかというと、また
今回の船主殿について。

皆さんも写真にて何度も確認されたと思われますが
Sno.566と同じ方だからです。
(会社組織が違うけど)

内航船減退、松浦造船においても
本当に厳しい時期(2000年〜2001年)からご発注、
ご愛顧戴き
今回で8隻目。

……何と申し上げたら良いのでしょうか。
安易なお礼の言葉、
どれを並べ立てても全てが霞んでしまう程の大恩。

とにかく、
有難うございます!!!!(一番安易になったけど…)
精神誠意、粉骨砕身、頑張って建造致します!

 船玉様
(船に宿る神様)においても、どうかご照覧あれ!


 〜ということで新たな造船ロードが始まりました。
 また竣工までの長い道程、このHPにてお付き合い頂ければと思います。

 
お楽しみに。



 ※お分かりの方もいらっしゃると思いますが一昨日、内航.com管理人さんが来社。
  短い時間ではありましたが
内航における現状造船海運の景気今後の展望
  等、とても熱い方ということもあって良いお話を交わすことが出来ました。

  このHP同様、お互い
内航業界の発展に繋げられればと切に願う次第です。

                          
 (了)
2008.12.3 Wed. 曇り 10℃ No.219
※今船より趣向を変え、写真説明文を除きます。どうしても知りたい場合はカーソルを合わせて…(笑)
 
船尾プロペラ周り マカップス・電気腐食防止装置 沿海・船体中央乾舷マーク
通船桟橋から船尾の状況を見る レーダーマストの祝い旗群(結構多い) 船舶概要
船台ソロバン先端・油圧プッシャー 式台正面から船を見る 進水式祭壇
ご来賓、式台上へ勢揃いの巻 神主のお祓い
命名宣誓の儀 Sno.567は「魁星丸」となる
神主、進水祝宴祝詞 弊社社長の玉串奉奠
餅撒き 必死になって拾っている
進水前準備作業開始 進水斧を構える
シャンペン大粉砕! 紙テープを引き連れて進水滑走 進水完了
進水した本船 引っ繰り返して船尾付けにする
  ※以降は祝賀会場の様子
ネーム入り進水斧 会場看板 会場入口
弊社社長挨拶 来賓ご挨拶
来賓ご挨拶 船主様ご挨拶
支綱切断進水斧を贈呈 大崎上島町より感謝状の贈呈
乾杯の音頭ご発声
  
  
  
万歳三唱ご発声 万歳三唱
  
      進水式祝宴に参加された方、ご一同
                   進水祝宴ご出席の方、一同
      「魁星丸」499(G/T) 1,830(D/W)
 
                「魁 星 丸」(499G/T 1,830D/W)
前回日記にてお知らせの通り、去る11/28(金)に弊社Sno.567(499G/T 1,830D/W 貨物船)
「魁星丸
(かいせい)の命名及び進水式を挙行しました。

末尾に少し載せましたが、松浦における進水行事というもの。
晴天下での作業を必須第一条件にしている」…わけでもなく(笑)また良い天気の下でした。

だからいつも書いているではありませんか、
雨は降らないと。
逆に進水時
豪雨土砂降りにでもなろうものなら会社の行き先が非常に厳しい?という前兆として
ある意味自覚しなくてはいけないかも……ジンクスが破れる事態、
かなり珍しいことですから
まあ風は強かったですがささやかなご褒美、今回も感謝したいと思います。


さて
4船目となった1,800D/W型ジャンボ船型カーゴ。
段々と皆も作業過程を熟知、かつ慣れてきている段階に差し掛かっています。

今回も
外板キール1枚の起工式」から始まった造船・建造ロードでしたが進水という
目出度い祝事を迎え、
ご覧になった皆さん如何でしたか?

しっかり監視なされたと思いますが
良い出来栄えをイメージされたことと
私は勝手に推察します(笑)


まあ
低速M/Eメーカーが前回Sno.565とは違う主な積荷がバラということでその点で
回航に少し変化がある…か?というくらい。これは運転をまだしていないのではっきりとした
ことが分かりません。
ただ
大きい問題事項惹起は絶対に無いことだけはお約束する!(〜としたいです(笑))


今後の計画船は装備機器・船内配置が異なるくらいで
船体構造
(1,800D/W型)は大まかには
同じですから
「一体どこが違うのか?」を基本スタンスとして重箱の隅をつつく様な姑の
細やかさ
を発揮、ここが違うやろ!という風にとにかく突っ込むことを推奨致します(笑)


明日からの
海上運転・機器調整・居住区仕上げを経る最終工程もしっかり観察下さい。




えっ?
進水の感想はどうなんだ?ですか?

また書くほどのことでもないでしょう。

 「素晴らしい、最高」の一語。(ええのう…(感涙))

一気に海へ向かって滑り出す
船台進水は良いものです。
3・4ヶ月おきに訪れる感動巨編45秒ですが出来得る限り
何回でも見たい!が本音。

「新造船建造におけるモチベーション」を無理矢理体内へ分泌させるぐらいのつもりで
今月末の竣工まで突っ走ってまいりましょう。


 また次回をお楽しみに。

            
(了)
2008.11.30 Sun. 晴れ 11℃ No.218


※昨日、無事に進水完了しました。話の辻褄を合わせる為にまずは船台上の最終工程をば…。
11.24(水)〜11.27(木)
@
ソロバン・滑走台入れ足場解体ブリッジ内装仕上げ開始
先週土曜、滑走台も船台前へ
     これは滑走台
日曜一日でソロバン・滑走台を船台レールへ入れ込む
 〜を日曜一日で船台レールへ
矢を入れて一日中掛けてぐるっと打ち込んでいく
  矢を入れて一日中打ち込み
滑走台はがっちりきっちり完了する
   がっちりきっちり完了
外板周り足場解体開始
     足場解体開始
太目バルバス形状を見てみましょう
   太目バルバスの形状
例の4Mドラフト、真横の視点でこう見える
  例の4Mは真横でこう見える
綺麗に仕上がった船首側船底の様子
  綺麗に仕上がった船首船底
NO.1・2レーダーをマストへ取り付ける
  レーダーをマストに取付
居住区外壁側へグラスウール入れる
   居住区、断熱材入れ
これは操舵室内の様子(窓枠も既に入れている)
 これは操舵室(窓も入れている)
HC周り、手塗りで下地を付ける
  HC周り、手塗りしていく

A アンカーチェーン溶接・巻き上げハッチ・カバー繰り出しゲート開放
まで
船台前へアンカーチェーンを並べる
  アンカーチェーンを並べる
シャックルで繋いで溶接・ペン塗りを施す
   繋いで溶接・ペン塗り
最後のアンカーシャックルを溶接して完全に一連とする
 最後のアンカーシャックル溶接
アンカーを吊り上げて船体へ寄せる
  アンカーを吊って寄せる
ベルマウスへの最後の入れ込み
    最後の入れ込み!
アンカー両舷巻き上げ完了
      両舷完了
進水が迫りハッチ・カバー繰り出し
  ハッチ・カバー繰り出し
船尾側のハッチカバーも繰り出す
    船尾側も同じ様に
分解していた中央パネルを載せて接合する
   中央パネルを載せる
接合でピン入れする
      ピン入れ
ゲートのターンバックルを緩める
  ターンバックルを緩める
吊り上げてゲートを開放する
    吊り上げて開放

 
@・A、大急ぎで最終工程を振り返ってみました。
 同じ工程なので詳細説明は無しということでお願いします(笑)


 いや〜実は進水前日
11/27(木)は昼過ぎからかなりの雨が降り出しまして…
 準備に走り回ることが億劫になり、またゲート開放等
作業写真撮影がかなりいたしい(←広島弁・訳 辛い)
 
状況となってしまいました。

 
明日は明け方に止んで降らない筈という天気予報でしたが18:00頃になって「降水確率40%・曇り」に変更。
 降り止まぬ空を見て
ひょっとしたら雨か?という気がしないでもない感じ…でした。

 
しかし。いやいやどうして、
 夜が明けると東の空から薄日が差しており
11/28(金)8:00になると快晴に。

 いみじくもある方が言っていました。

 
「松浦で進水をやる時は必ず雨が降らない(もしくは晴れる)なぁ」と。
 今更ながらしつこく強調していますが
実際にそうなのだからどうしようもない。

 
ジンクスいつまでも続くよ、どこまでも。
 
我々の進む道が永遠に輝かしいものであることを表し示す瑞祥であってほしいものです…。

 (進水記事はまた後日)
               (了)

2008.11.23 Sun. 晴れ 16℃ No.217


※外板周りの塗装は完了しました。これからは船底でのソロバン・滑走台作業が開始であります。

 それでは昨日の続き、↓以下にて。

11.12(水)〜11.22(土)
A
船体外板周り塗装(今回の外舷色)
前々回の下地の上へ錆止めを塗る(シーフロンティア)
  前々回の下地の上へ錆止め
これは水線下のみに塗る
    これは水線下のみ
塗っている最中に測度検査(スラスタートンネル長さ)
  最中に測度検査(スラスター)
下面の仕上げ塗り、始まる
  仕上げ塗り始まる(ラダー)
これは船首付近、チェン摩れの辺り
     これは船首付近
船底部塗装、1回目完了
    船底部、1回目完了
今船の外板周り外原色は黒
   今船の外原色、上は黒
船底部は2回目の塗り
     船底は2回目
今日現在のほぼ完了の様子
     〜でほぼ完了

 船体外板周り塗装作業です。

 船台周りに
シンナーの匂いを振りまいて(当然だが(笑))
何とか本日にて完了。
 明後日から
足場解体へと入ります。


 写真、
全身タイツ姿のペンキ屋をご覧下さい。
 噴き付け塗装なので
その塗料色が上から下まで全体に染み込んでしまっています。

 乾くと
ガビガビに固まってしまい、もう使い物にならなくなるとか…?(一船ごとに廃棄)
 有機溶剤を扱うと
喉はやられる、歯は朽ちる。何とも過酷ですよね…。

 しかしながらこの塗りはまだ
屋外ですから優しい方。
 
タンク内密閉空間塗り閉所&換気が悪いということでまだこれに二乗して過酷です。
 (ここまでくると
残酷か?)


 「平穏な生活に慣れきっている諸君に最も厳しいこの職場を与える!」

 こう新卒に相対する
鬼監督・頑固親父こそ、荒涼たるこれからの時代に必要なのかもしれません(笑)


11.18(火) 11.21(金)
B FOライン耐圧検査、アンカーハッチ・カバー納入
それぞれの出口へ銅パイプ繋ぎしていく
  各々の出口へ銅パイプ繋ぎ
ゲージを付けて圧が上がっていることを確認する
   ゲージでエアー圧確認
バルブ閉めしているところへ石鹸水を掛けていく
   バルブ閉め部に石鹸水
パイプ溶接部、懐中電灯で照らしてチェック
  懐中電灯で照らしてチェック
M/E横、船首方面への移送ポンプ付近
  M/E横、移送ポンプ付近
これが右舷用G/Eへ入るラインでこっちが・・・
 (これが右舷用G/Eのラインで…)
HC上のカバー・ステンレスロードは完了する
  HC、上部は溶接・仕上げ完了
船首側の油圧ハッチ・カバー駆動装置
   船首側カバー駆動装置
ハッチ・カバー、今治より海路到着
    今治より海路到着
まずは船尾側ロールから吊り上げ
    船尾側ロールから
合わんからちょっと西へ行け!
  (ちょっと西(へ行け))
ボルト穴、合ったら直ぐに締めましょう
  合ったら直ぐに締めましょう
次は船首側ロール搭載
    次は船首側ロール
位置はきっちり合いましたか?
  (位置、合いましたか?)
それでは動き出すことが無い様に溶接しましょう
 それでは動かない様に溶接です
中央部の分解パネルも上げて完了です
  分解パネルも上げて完了
アンカー&アンカーチェーン納入
  アンカー&チェーン納入
ソロバンも船台前へ持って来る
  ソロバンも船台前へ移動

 
FOライン耐圧検査ハッチ・カバー納入等です。

 上部分は初めて載せる内容だと思います。
 当然、
一定の圧力が掛かった上FOは供給

 ライン途中で
穴が開いていて飛散させる…という
 「お前それでも工業部会か?」
という突っ込みを受けそうな
 本っっっ当に馬鹿なことをするわけにもいかず、きちんとここは
エアー耐圧の石鹸水掛け実施です。

 まあ、乱暴な言い方をすれば
(松浦造船では有り得ないことですが)
 
海水・清水ラインで多少滲み出てきたとしても「このくらいパイプを溶接して埋めれば大丈夫」
 済むかもしれません。

 しかし
燃料油となるとそうはいかない。
 大事故を起こすことが無い様に最善を尽くすのは
当然のことと言えましょうね、
 しっかりとチェックします。


 下は今までの工程と全く同じで変化は無く
エルマン・カバー搭載です。
 
ソロバン・滑走台も船台前へ用意、本日11/23(日)船底レール上へ入れ終わりました。
 
(写真はまた後日)

 進水までの期日が迫り、
当然明日も出勤です。
 
休日を相当前に勘案して遊ぶ予定を立てることも無く「基本的に毎日出勤」のスタンス。


  
生温い考え・姿勢では第二次産業・造船は勤まりませんなぁ(笑)
  
(Aと少し被ってる…)

                        (了)

2008.11.21 Fri. 晴れ時々雨 14℃ No.216


※週末にならないと更新記事を書く時間が取れませんね、困ったものです。急激に寒くなりますし…

 表題の通り、進水まで
残り1週間なのでかなり忙しいです。

 残工事日程に比例して
急激に寒くなってまいりましたが室内に居るわけにはいきません。
 
現場へ出てしっかりと管理・監督していきましょう。

 では今週一週間(は
搭載のみ)の流れです、↓以下にて。

11.6(木)〜11.17(月)
@
ブリッジ2・3階(NDCD)納入電線敷設操舵スタンド置き搭載 その他
居住区ND天井裏へ電線敷設
   ND天井裏へ電線敷設
電線敷設終了でNDブロック反転
      反転作業
東側定盤上へ移動して鎮座
    東側定盤上へ移動
左右サイドへウイングを付ける
  サイドへウイングを付ける
CD天井裏へも急いで電線を敷設していく
   CD天井裏へも電線敷設
引っ繰り返してCDをND上へ載せる
  引っ繰り返して上へ載せる
当然、操舵スタンド先置きする
  当然、操舵スタンド先置き
サブラインにて通風ファン、製作済
   通風ファン、製作済
同じく製作済のレーダーマスト
   同じくレーダーマスト
同じ様にこれはフォアマスト
   これはフォアマスト
ファンネルも外注した
    ファンネルも外注
ファンネル塗装済で船台脇へ移動させる
   塗装済で船台脇へ移動
ハンドレール・探照灯等を付けていく
  ハンドレール等を付ける

  それでは搭載へ(通風ファン)
ファンネル、先にCD上へ搭載
    ファンネル搭載
船尾搭載の大トリ、登場す
   搭載の大トリ、登場
BD上へ吊り上げて移動中
    吊り上げて移動
BD上へ降下の最中
     BD上へ降下中
墨打ち通りに載るか確認しましょう
  墨打ち通りに載せましょう
ND・CD、BD上へ搭載完了
    搭載完了(もう暗い)
下床面、しっかり溶接していきましょう
 下面、しっかり溶接しましょう
フォアマスト、吊り上げて船首へ
   フォアマスト吊り上げ
コンパニオンへブラケットと共に溶接する
  コンパニオンへ溶接する
次はレーダーマスト吊り
   次にレーダーマスト
これもCDの天井へブラケットと共に溶接していく
  これもCDの天井へ溶接する
ブリッジ前面へ足場を組んで
   前面へ足場を組んで…
表面を磨いていきましょう
   磨いていきましょう
そしてペンキ噴き付けていく
    そして噴き付け
大体完了…したか?(内装がまだぜんぜん出来てない)
   完了…か?(内装がまだ)
ブリッジ前の足場解体
      足場解体

 (いやあ〜初めてこんなに写真を並べたなぁ〜)

 これが
船尾・ブリッジ側一連作業になります。(特記は特に無いです、経過をご覧になって下さい)

 これで大体
3週間分
 一区画に限ると結構な長丁場ですよね。
 
私自身、見落としが無い様に製作・溶接etcしっかり各部をチェックしたいと思います。
 
 さて、今日も
時間切れ&頭が全く働かない(笑)のでここで中断。
 20時間後へ持ち越しです。

 
 続きはまた明日。

                  (了)


2008.11.15 Sat. 晴れ 20℃ No.215


※今日で進水まであと約2週間、船体塗装も始まって最終段階に入っています(明日は雨で塗れない…)

 船台上の作業、順調に推移していますが
もう残り2週間なのでそろそろムチを入れて
 
追い込んでいかなくてはいけません。
 
ペースを上げてまいります。

 今日は
この本船にて行われた(今までもやってる)各種検査をまとめてどうぞ、↓以下にて。


(エアー耐圧・射水・レントゲン・目視・水圧・船底見通し) 各種検査の様子
概出の高校生も参加して石鹸水掛け
  既出の高校生も参加(耐圧)
さあ、マンホール穴から二重底内へ入って…
  さあ、二重底に入って…
どんどん溶接面へ掛けていきましょう
  石鹸水、掛けていきましょう
タンク内の張りこみエアー圧はこのくらい
  張込エアー圧はこのくらい
サイドの工事穴からウイング・タンク進入
   ウイング・タンク進入
検査官立会いでしっかりチェックしていく
  検査官立会いでチェック
お馴染みになっている外板への射水検査
     お馴染みの射水
外板側の溶接面チェック(検査官)
  外板側のチェック(検査官)
重要なクロスバット溶接面、レントゲン撮影
  溶接部、レントゲン撮影
射水、船首付近の前側へ到達
   射水、船首付近に到達
さて、所代わりC/L内へ進入する(検査官)
    さて、C/L内へ進入
C/L内を入念にチェックする
   入念に内部チェック
バルバス下面も入念にチェックしている
  バルバス下面もチェック
水ホースを用いて船底見通し検査をする
    船底見通し検査
水ホースのレベルを基準線へ合わせて…
 水のレベルを基準線に合わせて
暴露部ステンレスパイプに水圧をかける
 暴露・甲板機械パイプ水圧検査
溶接部から水が漏れていないかチェックする
 溶接面から水が漏れていないか
ドラフト高さのケガキをチェックに来た
 ドラフト高さケガキをチェック
ケガキ記入の公開ショーみたいなもの
  公開実演ショーみたいなもの
〜でドラフト溶接していく
  〜で仮付け(※4Mに注目)
仮付けしたらどんどん溶接しましょう
  どんどん溶接しましょう

 写真だけで随分と長くなってしまいましたが箇条書きにすると…

 ・エアー張り込みの石鹸水掛け耐圧検査
 
・水線上部分への射水検査
 ・外板溶接クロスバット部の
レントゲン撮影検査
 ・
船底見通し検査
 ・暴露部設置・甲板機械作動
パイプ水圧検査
 ・ドラフト高さケガキ
書き入れの公開実演ショー
(確認?)


 
になります。詳細は以前日記を参照下さいということで今回もサボりますので(笑)
 (載せる文章分の容量過多になってしまうし…)


 ここでの特記は
バルバス上に付けたドラフト形状(※)にしてみましょう。
 ちょうど
太目バルバス上部・曲がりの上へ来てしまった4M高さ。
 
どうしてこんなに伸ばした形状なのか?単純に不思議ですよね。何故?


 正解を出すのにそう時間は掛からないと思いますが
 
「岸壁、真横から見る視線で喫水線が認識可能になっている」がその理由です。
 所謂、これが
「ドラフトの展開文字」というやつになります。

 これは全船級でルールにて定められていますのでどの船種でも全く一緒。
 皆さんは是非、
停泊船をご覧になって異常に伸びているドラフトをご確認下さい。



 さて突然ですが今日はこの後、
私に用事有りなのでここでブツっと終わりにします。
 来週は更に忙しくなりますが時間を見付けて経過をアップしてみましょう、
お楽しみに。

                            (了)


2008.11.11 Tue. 晴れ時々曇り 17℃ No.214


※急に寒くなりました。これから一ヵ月後くらいで防寒具が必要になってきます(霜焼け対策も要…)

 表題の通り、
デッキ上での作業が主になってまいりました。
 (ついでに
進水期日も定まる)

 やるべき事(工事)を出来得る限り「毎日が出勤日」のモチベーションにてやってしまう!
 その内容、↓以下にて。

10.30(木)〜11.8(土)
@ ホールド・デッキ上 ハッチカバー締付・HC周りの作業・外注納入 過程
締付金具移動用角パイプの様子
  締付金具移動用角パイプ
ハッチ・コーミング上にカバーラインの墨打ちをする
 コーミング上、ラインの墨打ち
ハッチ・カバー締付具の枠切りをする
   カバー締付具の枠切り
コーミング下、締付連動用角パイプ縦置き
  締付連動角パイプ縦置き(※)
締付金具を仮付けする
   金具仮付け(溶接はまだ)
ハッチ・カバー歯車駆動装置をデッキ上へ据える
 歯車駆動装置、据える(船尾側)
締付用角パイプへ金具を溶接していく
  角パイプに金具を付ける
金具、溶接終了(次はサンダー仕上げの番)
 溶接終了(次はサンダー仕上げ)
水漏れ防止用ゴムパッキン受けライン(ステンレス)
 水漏れ防止パッキン受けライン
ローラ摺動部のステンレス・ロード
 ステンレス・ロード(溶接まだ)
手が空いていて本当に待ち侘びていた外注納入(ND)
  待ち侘びた外注納入(ND)
これは最上階のCD(W/Hでも良い)
    これは操舵室(CD)

 主にハッチ・コーミング周辺作業(カバー締付具取付)外注分納入(ND・CD)です。

 
ここの特記はカバー締付連動角パイプの置き方(※)にしてみましょう。

 (※まず
No.165・190それぞれ目を皿の様にしてご覧になっておいて下さい。そこから話が始まります)


 この船はセカンドデッキ上の高さ4.390(m)1,600(D/W)では4.140(m)
 故に、双方で
250(mm)の差がHCで付き、↑この船の方が低い構造となっています。

 ということは
HC下締付具連動角パイプ(長方形)はこちらが横置きにするはず……
 しかし、
写真の通りですよね?何故??…ということで。

 船幅が
12(m)or12.5(m)の差こそあれ、同じメーカー・同じ仕様の
エルマン・コンベックス方式
 なのですが…
 
こういうところがおもしろいですよねぇ。実は私も理由がよく分かりません(笑)


 
好奇心を持って作業を見守るということも絶対必要。
 今度メーカーに聞いておきましょう。


 次…

11.4(火)〜
A
ホールド内シーリング材敷き・各部塗装開始・M/E軸心調整&据付 等
それぞれの木材、ホールド内へ搬入
    それぞれ木材搬入
スパーリング施工後の様子
   スパーリング施工後
こっちはボットム・シーリング
   こっちはシーリング
ホールド後ろから追われる様に磨きをしている
  後ろから追われる様に磨き
どんどん塗っていきましょう(バンノー)
   どんどん塗りましょう
塗装の終わったホールド前倉庫
    ホールド前の倉庫
スパーリングをどんどん貼りましょう!
  スパーリング貼りましょう!
バラストタンク内の様子(まだ一層目のノバ2000)
 バラストタンク内
(まだ一層目)
船底も塗装開始する
  外板周り、船底塗装開始
所変わってE/Rに行く(M/E軸心調整)
   変わってE/R(軸心調整)
中間軸をターニングしていく
   中間軸をターニング
ジャッキボルトでM/E上下させる
  ジャッキボルトでM/E上下
据付面、チョック・ファースト流し
  チョック・ファースト流し
大体、流し込み完了
       完了
順次、足場板も敷いていく
 足場板(ドストル)も敷いていく

 
シーリング・スパーリング材敷き塗装開始M/E据付(チョック・ファースト流し)
 等を見てみました。

 
船台上工程、最終段階に入っています。
 ここは特記無いです、写真閲覧で説明代わりとしますので。


 秋の季節で
追い込み工事にはちょうど良いと思っていたら
 
ここ2・3日で急に寒くなってきて船台上作業が少し億劫に…
 
何故、そうまでして我々猪突猛進軍団の邪魔がしたいんでしょうか(笑)
 
(そんなことをしても何の得にもならんですよ)

 まあ仕様が無いので
上着を一枚上へ羽織って明日も現場へ出てまいりしょう!


 載せたいネタ、他にまだ多数ありますので
時間が取れればアップしてみます(近日中)
 
次回をお楽しみに。

                      
   (了)

 No.196〜213
 No.179〜195
 No.161〜178
 No.145〜160
 No.111〜144
 No.088〜110
 No.001〜082
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