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| No.749〜 |
| No.691〜748 |
| No.634〜690 |
| No.590〜633 |
| No.561〜589 |
| No.537〜560 |
| No.505〜536 |
| No.467〜504 |
| No.453〜466 |
| No.432〜452 |
| No.415〜431 |
| No.396〜414 |
| No.373〜395 |
| No.351〜372 |
| No.325〜350 |
| No.302〜324 |
| No.280〜301 |
| No.252〜279 |
| No.232〜251 |
| No.214〜231 |
| No.196〜213 |
| No.179〜195 |
| No.161〜178 |
| No.145〜160 |
| No.111〜144 |
| No.088〜110 |
| 2006.7.3 Mon. 曇り 29℃ No.082 |
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| 2006.5.30 Tue. 晴れ 24℃ No.078 |
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| 2006.5.15 Mon. 曇り 21℃ No.075 |
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| 2005.12.29 Thu. 晴れ 10℃ No.052 |
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| 2005.10.24 Mon. 晴れ 22℃ No.045 |
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| 2005.10.6 Thu. 晴れ 29℃ No.040 |
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| 2005.8.8 Mon. 晴れ 33℃ No.026 |
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| 2005.7.27 Wed. 晴れ No.022 |
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| 2005.7.21 Thu. 晴れ No.019 |
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久々に人物クローズアップをします。今回は藤井勇士取締役資材部長の登場、藤井部長は松浦造船の軍師・諸葛亮孔明はたまた竹中半兵衛といった方とでも言いましょうか、要するに工程管理・資材調達のキャスティング・ボードを握るフィクサー的な人物でとにかく会社にとって必要不可欠な大いなる存在です。その部長ということもあって5項目程インタビューしましたが結構硬い内容にしてみました。
Q1.今現在、材料の入荷状況(特にSno.556)はどんな感じですか?。
松浦造船所としましては今現在非常に入荷が難しい状況で、NK材鋼板等
最悪の状態であるといえます。
注文先にしても何の材料がいつ何トン入荷するのかということも分からない
状況で、本当に改善してもらいたいと思っています。
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藤井勇士部長
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Q2.藤井部長が入社した当時と比べて現在の造船の景気、技師の技量等
特に変わった所が有れば教えて下さい。
私の入社(昭和45年)当時はまだまだ職人がたくさんいたこともあって人海戦
術といった方が当たっていると思います。鉄板1枚曲げ加工するのに4〜5人で中ハンマを叩いて加工していました。それでも年間10隻は建造し船主様は自分の
番をまだかまだかと待っているくらいの盛況でした。
今現在では内航船不況で船主の建造意欲が減退し、その上造船所も淘汰され
つつある状態なのでその不況に立ち向かうべく日進月歩、技術の向上に努めて
います。 |

取 材 中 |
Q3.造船においての若い労働力不足が近年顕著になっていますがどの様な
理由が挙げられると思いますか?。
危険・きつい・汚いと揶揄される様に日本の若い人には人気が出ないと思い
ます。装置産業にするなど色々な方針転換をしないといけないでしょう。 |
Q4.今迄で印象に残っているエピソードを聞かせて下さい。
松浦造船所を含めて木江湾内に点在していた5つの造船所が同じ日に進水を
敢行したことでしょうか。
(補足:進水の際は、満潮時はもちろんのこと大安など吉日を選ぶのでどうしても
複数の造船所の進水がバッティングすることがありました。それにしてもかつて
は木江湾内に5つも造船所があったとは…今では信じられません) |
Q5.資材部門においての今後の抱負・方針を聞かせて下さい。
鋼材をはじめとして鍛造品、鋳鋼、全ての諸資材について出来るだけ早めに
手配する様にしようと考えています。どうしても必要期日までに手配の出来な
い(入荷出来ない)品物については将来迅速に対応の出来る外国製品を使用せざ
るを得ないと思います。 |
| ありがとうございました。つまり資材調達・納入に関しては今現在、少々遅れ気味であるということでしょうか。納入業者の方々は是非ご一読の上、藤井部長に入荷の詳細状況のご連絡をお願い致します。(了) |
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| 2005.7.7 Thu. 晴れ No.016 |
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EF4(主機据付側面部分) |

黄色矢印参照(高さが違う) |
EF4(主機据付側面部分)
ブロック製作作業。
一定間隔にビーム(骨組)を外板
へ溶接しています。
後方部分なのでかなりのわん曲
になっていますがここで注目すべ
きはブロックの曲がった角度に
従って乗せる足を作っている
という点です。
圧力がブロックに均等に掛かる
様に製作を始める前、調整します。
ちょうど建屋内で新たなブロック
製作の為に足を切っていたので
写真を撮ってきました。
こういう極め細やかな配慮が
ないと良い船は出来ないわけ
です。 (了)
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足をガス切断機で切って調整 |
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| 2005.6.25 Sat. 晴れ No.013 |
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@ブロックを吊る |

A前後左右位置の確認を行う |
6.21(火)〜24 (金)
BT-9(船底前方部分)
ブロック接合作業。
先日、検査を受けたBT-9ブロック
をBT4〜8に接合しました。
順に解り易く説明してみたいと
思います。
@まずブロックを接合箇所まで
クレーンで吊ります。
(下にはあらかじめ盤木を用意
しておきます)
A下げ振り(タコ糸の先に
錘を付けた用具、固有名称は
パーフェクト・キャッチ 黄色丸参照)を
一定の位置に取り付けてから、
船台上の白線ラインと合う様に
上・下部のジャッキにて前後左右
の位置を微調整します。
B次に長さ10m程の水を入れた
透明ホースを棒にくくり付けて
左、右舷の水平方向の確認を
します。
あまりにも原始的ですがこれが
昔からの伝統的な技法。
水のラインが基準線(水色矢印)
より低いと足元が高く(反対側
が低い)、逆に高いと足元が低い
(反対側が高い)ということになり
これも前出のジャッキを用いて
微調整します。
(一般家庭にある水平器を考えて
頂ければよく解ると思います)
C全てが終わるとH形かすがいを
接合面に仮溶接しておきます。
この後は5/23の日記の様に
CO2アーク溶接を接合面に施して
完了へと向かいます。
どうでしょうか?
あまりにも文章ばかりになって
しまったので判りづらいかも
しれませんがご容赦下さい。
(説明するとどうしても長文に
なってしまうもので…)
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下げ振り(パーフェクト・キャッチ) |

下げ振り(上部より見る) |

下げ振りの錘(白線に合わす) |

上部油圧ジャッキ (引くor伸ばす) |

下部ジャッキ(伸ばすor縮める) |

B水平方向確認(写真はBT-10の際) |

水のラインを見る (至近距離にて) |

矢印位置基準線に合わす |

Cかすがいを仮溶接 |

(所々に矢を打ち込みます) |
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| 2005.6.20 Mon. 晴れ No.012 |
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@吊りワイヤを取り付ける |

A前後を2機のクレーンで吊る
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6.17 (金)
BT-2(後方主機据付部分)
ブロック裏返し作業。
BT-2ブロックをBT4〜8の上に
仮置きして、さあこれからが
見もの。
23トンの重量物をうつ伏せから
仰向けに裏返します。
@クレーンは贅沢に2機使用して
前方、後方に2箇所ずつ吊る様に
します。
Aまずは均等に少し浮くまで吊り
上げてから
B前方はそのままに後方を除々に
巻き上げて
Cブロックを完全に倒立させます(前方ワイヤは緩みます)。
Dそして前方ワイヤ吊り位置を
反対にしてから後方を下げると
E見事な仰向け状態になります。
写真で見ると簡単そうですが
ワイヤ取り付けから完全に仰向け
にするまで約30分を要します。
その上、豆粒の様に見える作業員
もクレーン運転士への指示を誤る
と即座にブロック転落・大事故
大怪我の憂き目に遭いかねない
厳しい状況(何せ23トンですから)にいます。
災害は忘れたころにやって来る…
本当に造船所の現場は(造船に限らず重量物を吊る・扱う工場は同じ
でしょうが)いつ何時でも安全に対する意識を失ってはいけない
厳しい仕事場であると再認識
させられました。(了)
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B後方クレーンを巻き上げる |

C倒立させる(前方ワイヤは緩む) |

D吊り位置を変えて後方を下げる |

E見事に仰向けになる |

BT-2 主機据付部分後方ブロック
(少し盛り上がったような台がエンジン据付面です) |
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| 2005.5.18 Wed. 雨 No.002 |
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5月14日付けで昇進した奥村鋭視資材課係長をクローズアップします。奥村係長は
松浦造船きっての新進気鋭なリード・オフ・マン。プライベートでも野球、ビーチバレー等地区のあらゆるスポーツに八面六臂の活躍。とても爽やかなナイス・ガイです。そんな係長にインタビューしてみました。
Q1.就職される際に当社を選んだ理由は何ですか?。
当時、前の会社を退社し、仕事を探していました。当社の存在を知り電話で求人について問い合わせしたときの話の中で「私は造船について全く知識が無い」と言うと「入社してから努力する気があるか」と問われ「勉強します」と答えて決心しました。
履歴書の志望の動機の記入欄に「初心者だが、入社後に努力するということを認めてくれたため」と記入した記憶があります。
「船が好きだから」と記入するほうがいいのでしょうが、その当時造船に全く興味が無かったのでそのように記入すると、面接のときその事を触れられたら困ると思い「何を書こうかな」と悩んだことを思い出します。結論を言いますと当社、造船業に対して具体的な志というものはありませんでした。5年目の現在は造船に興味を持ち、前向きに学び造船を楽しんでいます。 |

奥村鋭視係長
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Q2.印象に残っているエピソードを聞かせて下さい。
芸南地震の時(震度6でまわりが揺れて見えた)、営業課長がクレーンに乗っていましたが、課長は地震とは思わず、クレーンが壊れたと思い慌てて跳び降りたそうです。興奮気味にそのときのことを語る課長の足元は白い靴下、そしてあの揺れのなかで高いクレーンの階段を跳び降りてきたことを想像すると笑ってしまいました。 |

取 材 中 |
Q3.学生時代の思い出を聞かせて下さい。
アルバイトで貯めたお金で車(ロードスター)を買ったことです。すごく充実感がありました。学生時代、1年生の時は成績が良かったので調子に乗り、2年生のときにアルバイト中心の生活となり単位が取れませんでした。学校より車って感じでした。大学の後半は単位をとるのに苦しみました。 |
Q4.休日はどのように過ごしていますか?。
競馬観戦です。競馬が大好きでいつもグリーンチャンネルという競馬専用番組を家で観ています。年に1回は京都競馬場に行き、GTレースを観戦します。その雰囲気は最高です。 |
Q5.今後の抱負を聞かせて下さい。
現在の配属が資材課なので材料を安く購入することに妥協することなく、会社の発展に貢献したいと思います。 |
| ありがとうございました。私(松浦康登)同様、競馬をこよなく愛するこれからの奥村係長にご期待下さい。(了) |
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| 2005.5.14 Sat. 晴れ No.001 |
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どうも、初めまして更新担当の松浦康登と申します。
昨日、念願の鰹シ浦造船所ホームページを開設することが出来ました。
この欄にて日々の業務の進捗状況、トピックス、ニュース等を日記として更新しようと考えております。
6年程船舶エンジンの会社に在籍しており、この春に当造船所の一員となったばかりの為、造船についてはほぼ素人の状態です。従って、未熟なことを書き連ねてしまう可能性があります。
しかし、無知識なら無知識なりに、色々な作業、工具、船体名称等にエジソンのような好奇心を持ち、パッションをもって日々取り組み、頑張っていこうと考えております。どうか温かい目で見て頂き、この日記共々倍旧のご愛顧の程、宜しくお願い致します。(了)
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