No.749〜
No.691〜748
No.634〜690
No.590〜633
No.561〜589
No.537〜560
No.505〜536
No.467〜504
No.453〜466
2011.1.21 Fri. 晴れ 7℃ No.452


※また今日も異様な寒さ継続中……今週は全て?


 今日も船台・定盤上の動き。

  船台上における本船(Sno.576)一連作業 D の様子。(1/17〜)


いつも同様、ばんせん型を当てての鉄板切り出し
  ばんせん型の鉄板切り出し
プレス加工曲げ
  
   プレス加工
早速ベルマウス突き出しに付けていく
    早速付けていく
FP1A反転する
     FP1A反転
船首部へ降ろす
      船首部へ
搭載完了する(1/19)
     搭載完了(1/19)
スターンチューブを船尾部へ入れる
   スターンチューブ挿入
E/R側のダブリングはフル溶接
  E/R側、ダブリング溶接
船外・スターンフレームはチョックファースト止め
  外はチョックファースト
外注していたUD−6納入される
    外注UD−6
納入
相変わらず鋭いナックルである
   相変わらず鋭いナックル
今日現在の様子
      今日現在


   続きはまた来週。





   前回の日記、大変な反響がありました……。しかし、私は元気です!(笑)

   今日も歌う! さぁ明日がある〜若い僕には夢が有る〜♪ 

                                 (了)

2011.1.18 Tue. 晴れ 7℃ No.451


※今日も異様な寒さ継続中……一体いつまで続く?


 船台・定盤上の動き、少しだけ。

  船台上における本船(Sno.576)一連作業 C の様子。(1/14〜)


ベルマウス覆いに必殺のばんせん
  ベルマウス覆いにばんせん
バルバス骨組み、正面板付け
  
バルバス、正面板付け
E/R内、バラストの立ち上がりパイプ
  E/Rバラストの立ち上がり
E/R内セカンドデッキ、歪み取り
  E/R内デッキ、歪み取り
バウチョックへフロア、ポリゾンタル付け
 バウチョックポリゾンタル付け
船首・マイクストア内の溶接
   マイクストア内、溶接


   これだけ。

  「驕るなよ 月の円きも 唯一夜

                                   (仙崖和尚)

   もう役目終わり!(笑) 明日がある〜♪ (了)

2011.1.15 Sat. 晴れ 7℃ No.450(祝!連載450回!!)


※異様な寒さ継続中…。


 いやあ…連日、寒いですね!木江に限らず日本列島全てにおいてですが…orz。

 早速、船台上の続き。

  船台上における本船(Sno.576)一連作業 B の様子。(1/11〜)


4回目・上部構造等の最終材料入荷
  4回目・最終材料入荷
船首部スラスターエンジン搭載済
 
スラスターエンジン搭載済
バルバスの後ろ、FP1Aは既に完成している
   FP1A、既に完成
バルバス(FP1F)はフロア繋ぎ状態
 バルバス(FP1F)はフロア
FP−2ブロック製作もここまで進行している
  FP−2もここまで進行
本日、ウインドラス納入
  ウインドラス納入(1/13)
船尾側、AP−2・UD−1ブロックも既に製作開始
 AP−2・UD−1製作開始
こんなに早くガーダー並べ
     ガーダー並べ
ストリンガー付き外板を載せる
      外板載せ
コーナーはどんどん溶接!
     溶接!(溶接!)
これはホールド側から見たUD−1
  これはUD−1(ホールド側)
UD−1はC/Rが有る部分
    C/Rが有る部分
外注に出しているSS−6も納入(1/12)
  外注SS−6入荷(1/12)
陸揚げする
      陸揚げ
電路、階段等の付属品を付けていく
   電路等の付属品付け
FOタンクや停泊用G/Eを先置き
 FOタンク、停泊用G/E設置
そして船首部へSS−6を搭載する(1/15)
    船首部へ搭載(1/15)
今回はインテンショナルではなくて船尾からの正規搭載
 今回は船尾からの正規搭載(笑)
FP−2外板付け、周囲は終了
  FP−2外板付けほぼ終了
両舷へずぼんとホースパイプを刺す
   ずぼんホースパイプ
ホースパイプの当たり、裏面溶接
      裏面溶接
この辺でカット、短くする
    この辺でカット
ベルマウスがコレ
     ベルマウス
バルバス(FP1F)の骨組倒立
  バルバス骨組(FP1F)
上部構造に使うコルゲート壁入荷
   上部構造コルゲート
何か(船名板)を船尾カントへ付けている
  何か(笑)を船尾へ付けている
もう既にBDトップ板をユニオンしている
  もうBDトップ板もユニオン
NDトップ板もユニオン済
    NDトップ板も
艤装品フェア・リーダーも納入される
  艤装品フェア・リーダー納入
今日現在の船台上の様子(1/15)
    今日現在(1/15)

   進水までに十分過ぎるくらい日程が有りますがこれはこれで良い事。

   極寒なる船台上ですけど総じて暑いよりかはペースが上がるみたい(火で暖まるから)
   早く進んで少々戸惑っております。

   でもよく考えてみて下さい、日にちを十分に掛けられる工程というもの

   ハイ・クォリティーは必須!! でしょ?

   短いとそれなりの出来上がり希望・要望も何も聞きませんよ…

   乗られる船員さんのことを最優先に考えて松浦はやってまいります。

   事務的にやるよりそれが一番重要ではないですかね。 (了)
2011.1.8 Sat. 晴れ 10℃ No.449


※新年挨拶回りが終わり、今日から出社。


 広島大阪東京広島(倉橋) と3日間の強行軍でしたが昨日ようやく帰島しました。

 またしても現場がかなり進んでいて浦島太郎状態(笑)ブロック搭載だけで今回も済ませます。


 それでは、

  船台上における本船(Sno.576)一連作業 A の様子。(1/4〜)


年末には完成していたAP−1・SS−1ブロック
  年末完成AP−1・SS−1
足場等を取り払って船台への搬出用意
   足場を取って搬出用意
それを船体最後尾へ搭載する
  〜を船体最後尾へ搭載(1/7)
ブロックの間、ガスの切り合わせ
    ガス切り合わせ
E/R側の内部はこんな感じ
     内部、E/R
もう先にG/E2機も搭載している
  もうG/Eも搭載している
テーブル上にはA移送ポンプとFOシフター置き
 移送ポンプ・FOシフター
はるばる新潟からM/E納入(1/7)
   新潟よりM/E納入
(1/7)
直ぐに陸揚げする
      陸揚げ
既にSS−5、搭載している(1/6)
    SS−5搭載(1/6)
搭載待ちのSS−6ブロック
    搭載待ちSS−6
HCトップ板はステンレス1枚物!
  HCトップこの輝きは!(笑)

     続きは11日以降。  (了)
2011.1.4 Tue. 晴れ 9℃ No.448
※本年最初のアップです。
     謹賀新年 とにかく前進あるのみ!
                             
   社長訓示  

  ※新年、明けましておめでとうございます。本年・2011年も宜しくお願い致します。

  あまり明るい展望も持てない年が始まりましたな…何を拠り所にしたら良いのやら……。
  何の因果か内航に関わっている皆様、ご愁傷様です…………(笑)

  大見得切って今年は絶対に市況が改善する!!!
  言いたいのですが去年の例が有るので何とも…orz。 


  それでも最初の景気付け。根拠無く


  とにかく真面目に着実にやろう!

  不平、不満有るのも当然承知病は気からというくらいですから

  心持ちくらいは明るくして臨みましょうや、皆さん。 (了)

2010.12.31 Thu. 晴れ 5℃ No.447


※大晦日…今年最後の締め。


 前回アップが今月中旬の新潟行きの模様なくらいですから、船台上の流れはほぼ放ったらかし…(笑)

 当然の如く、スターティング搭載も開始しており二重底は完了サイド・ウイングが立っているくらい
 ですから今日はブロック搭載のみに絞ってのアップ、今現在にシンクロさせるまで進めてみます。


 それでは、

  船台上における本船(Sno.576)一連作業 @ の様子。(12/1〜)


完成済二重底ブロックの船台への搬出
   二重底ブロックの搬出
ブロックを前へ並べていく
    前へ並べていく
BT−2ブロックスターティング搭載(12/1)
 BT−2スターティング搭載
ブロックが動かない様にする堅牢な張り
      堅牢な張り
BT−3ブロックを前へ展開する(12/6)
  前へ展開、BT−3(12/6)
船台上はこんな感じ
     こんな感じ
前へ進んでBT−4搭載(12/8)
    BT−4搭載
(12/8)
タンク・トップ上の繋ぎの様子
   タンク・トップの繋ぎ
BT−1ブロック完成で搬出する
   BT−1完成で搬出
前へ展開してBT−5搭載(12/13)
   BT−5搭載(12/13)
BT−7ブロック製作快調
    BT−7製作快調
これはセカンドスターティングのSS−2ブロック
  
  これはSS−2
最後尾、BT−1を先に搭載する(12/15)
 最後尾、BT−1搭載(12/15)
前へ展開、BT−6搭載(12/16)
   BT−6搭載(12/16)
ブロックトップの合わせ
   
 トップの合わせ
BT−7ブロックも完成で船台へ搬出する
  BT−7も完成で搬出
そして船体最前部へ搭載する(12/20)
    〜で搭載(12/20)
二重底ブロック部分、完了する
   
二重底部完了
SS−2ブロック、パイプ等も付けて完了間近
 SS−2パイプ付けて完了間近
BT上へ搬出する
      〜搬出
セカンド・スターティング搭載(12/22)
 
〜スターティング搭載(12/22)
SSブロックも二重底上へ搬出する
  SSブロックも二重底上へ
外注分ブロックも続々納入される
    外注分も続々納入
そしてSS−3を搭載する(12/28)
  そして
SS−3搭載(12/28)
          今現在の様子
            

    〜とここまで進行して本年の作業を締めたいと思います

    今年も本当にお疲れ様でした!

    紆余曲折、多々有りはしましたがまず無事に過ごせた事を喜びたいと思います。


    さて(内航に関わっている)皆さん、臥薪嘗胆yearは如何でしたか?

    何も変わっとらんし悪いまんまやわ!という声も遠くから聞こえてまいりますが
    果たして、内航の雄にとっても寸分違わずその通り…orz 


    実質、好転しないまま終わりを迎えそうです。

    本当にいつまでこんな後ろ向きな計画が続くのでしょうかねえ!(怒)

    希望を持って進みたいのですが心を折られる様なことばかり…(何とか保証の少なさよ…)

    その上、内航業界における実態に即していない規制も出てきて(海外売船にPSPC対応船)
    改めて首を絞められる感じがしております。         ↑見たい人はスクロール




    ま、それでも暗い話題は今日(12/31)で2010年の置き土産として破棄してしまう!


    今一度頑張る!ということで2011年堅忍不抜year

    根拠が無くとも今年以上に頑強なる気持ちで臨んでまいりましょう!


 「為せば成る
為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」
(上杉鷹山)
 


    来年こそ、この業界に関わる人々に幸が訪れます様に……。

                          (了)


2010.12.27 Mon. 晴れ 8℃ No.446


※私の風邪の元になってしまった事象?(笑)今日で完成版。

Sno.576 メイン・エンジン
(新潟 6M34BGT 735kW)陸上公試運転立会い etc.
          6M34BGT型 735kW 230min-1
             Sno.576 メイン・エンジン 6M34BGT型 (735kW)
エンジントップ、シリンダ・カバー周り
   シリンダ・カバー周り
立て掲示板
      掲示板
新潟独特のガイスリンガー継手
  独特のガイスリンガー継手
シリンダ・ケースのサイドを見る
  
シリンダ・ケースサイド
W/Hリモコン操縦スタンド
   リモコン操縦スタンド
C/R内監視盤、テレグラフ用意
  C/R監視盤テレグラフ
船主様立会いの下でM/E運転開始
  船主様立会いの下、運転開始
メーカー初めての経過電光掲示板!
     電光掲示板(!)
指圧弁に付けるシリンダ内爆圧測定
   シリンダ内爆圧測定
各負荷試験における定時計測
     各負荷定時計測
監視盤のダイヤルを回して電気温度計確認
   監視盤・電気温度計確認
負荷上昇する
      負荷上昇
4/4、100%は1時間の運転
     100%は1時間
軸受温度計測で〜
      ↑で〜
チャンバ扉を開けて中の軸受温度計測を行う
 チャンバ扉を開けて温度計測
チャンバ内、クランク軸の様子
     クランク軸の様子
皆で内部をチェックする
      皆でチェック
再びチャンバを閉鎖する
      再び閉鎖
リモコンスタンド操作確認
   リモコンスタンド操作
保護装置試験にて警報を出す
  保護装置試験で警報出し
LO圧力低下・M/E停止試験
  LO圧力低下停止試験
   流石に12月なので粉雪が舞う新潟内燃機工場  新幹線より見えた白銀の世界
        粉雪舞う新潟内燃機工場           白銀の世界…(新幹線・帰路)

 去る12/15(水)、Sno.576主機(M/E)陸上公試運転立会い新潟原動機梶E新潟内燃機工場
 出張の模様。

 新潟…というくらいですから舶用エンジン製作工場が在るのも当然新潟市
 何もこんな寒い時期に上越まで行って立会いって……orzと愚痴っても仕様がない(笑)

 考えを変え、低速エンジン・三大メーカーのトリしっかり見ちゃる!
 意気込んで行ってまいりました。


 果たして果たして、新潟は本当に寒かった……(笑)

 私の風邪の遠因になったかもしれませんが旅自体はとても有益・有意義なものだったのでそれだけは
 お伝えしておきます。

 
 型式は6M34BGT。少々のカラクリ(?)があって735kWですけど
 ここでのツッコミは無しでお願いします(笑) 


 試験内容、確認は
  
各負荷試験・保護装置試験・リモコン操作・クランクケース開放(内部・軸受温度計測)
  
テレグラフ操作・各部ランプテスト・緊急停止試験 等。


 ま、新潟スタンダードがコレという感じですかな。

 各々のメーカー、各パーツにおいて
 それぞれの良さ
というものを兼ね備えているわけですからやはりこれも素晴らしいエンジン!

 単純に我がカーゴへ載せる船体マッチング・リテラシーを早く見てみたい!との考えに至る
 何かが垣間見えました(フィーリングみたいなものですけど…)


 本体納期は来年・1/7(金)を予定。

 E/Rでーんと構える雄姿を楽しみにお待ち下さい。  (了)



2010.12.23 Thu. 晴れ 14℃ No.445

※ようやく完成版…(でも風邪の頭が作成だから自信無し(笑))




船尾カント
 
ホールド内・シーリング、スパーリング貼り
 
FO・サービスライン
 
居室テレビ
 
操舵室
 
M/Eリモコン
 
救命浮環
 
交通艇
 
サテライト・コンパス
 
セカンドデッキ通路
 
スラスタールーム内
 
船首部・ウインドラス付近
 
M/E(LA34G-28 1,912kW 270min-1)
 
ファンネル付近
 
ハッチ・カバー上
 
船尾部コンテナ搭載位置
 
ツイストロック収納
 
AC220V・冷凍コンテナレセクタプル
 
ブリッジ昇降用ステップ
 
進水銘版
 
船尾周り
 
     「ゆいまる」航走状態

          「ゆいまる」(499G/T 1,600D/W) 航走 
    社旗・国旗を揚げる 竣工神事、開式
 
    両巨頭、再び 神主のお祓い
 
    清跋の儀 玉串を捧げる私
 
     終了
 
    松浦の社旗を降ろす 船主様の分だけ残す
 
    タラップを外す 見送り
 
    出港 謝辞旋回
 
    博多へ向けて回航 本船航路を行く
 
           
   
    立看板 船主様ご挨拶
 
    ビールを注ぐ 乾杯のご発声
 
     歓談中
 

  
※新潟行きが原因?したのか体調不良…orz 今も改善されてはおりませんが先に
   
記事アップをば(頭がポワンとした浦島太郎状態ですがね…)

  去る12/10(金)に弊社Sno.575(499G/T 1,600D/W 型貨物・コンテナ併用船)
ゆいまる
  竣工式及び引渡しを挙行致しました。

  巻頭通り、思考回路が欠落気味で
何をのたまえば良いのやら…少し不安が募りますが
  
まず感想から

  
進水時に長々と書き連ね、説明した事案。

  
企画〜材入〜建造〜完成まで非常にタイトである工程

  
これを如何にして克服、実行するか?が非常に大きな課題でした。

  
正直なところ、かなりの確率で12月上旬竣工は非常に厳しくないか?と肌身でもって
  感じていた次第。
  
無茶やな〜と思いつつ逆算の上で進水後工程を作成、絶対命令として発布・流布。

  
とにかく前向いてやって頂戴!!と奮起迎合を望んで訓示をぶってみました。

  するとどうでしょう、随分大目に見てもらうこと
(何を?)多々有りはしましたが(笑)

  
ここまでちゃんと出来上がったのは日記アップ、写真閲覧の通り

  現場で休み無く
開墾する農耕馬の如く、しゃかりきに動いてもらいましたが

  
日程通り、無事に完了出来ました……(嬉)


  
いや〜進水時もよくやった!との思いでしたが今回は進水後も含めて尚一層。

  
やれば出来るやん!!とまずは関わった人全てを褒めたい。

  暫く時間が経って逆に思い付くのは
理想的工程が組めない自分自身への至らなさ。


  
今度こそちゃんと余裕を持って組むけえの!

  と宣言はしときます(笑)
(とにかく有難うございました)




  もう既に2週間が経過し、本船における動静になってしまいますが
小さい不具合は除いて(笑)

  
航行に支障無く順調に動いていると聞きました。


  
カーゴ499(G/T)でありながらM/E1,912kW
(LA34型)の初仕様ですからね〜

  船体へのリテラシーって本当に有るんかいな?と多少は不安にもなる。

  しかし、実際のトライアルが
アレでしたから取るに足らない悩みも霧消。


 
「瀬戸のまほろば」輩出…。最高なのは当然といやあ当然ですが折角、

  年の瀬・書き入れ時に登場したので
とにかくバンバン走って貰いましょう!


  「
ゆいまる」が動けば動くほどこの業界の多々有る問題も綺麗さっぱり無くなる如く、



 
・開運 ・商売繁盛 ・厄落とし


  〜の全てを補い、利潤を稼いで貰えるはずです…。  (了)



2010.12.13 Mon. 13℃ No.444
※先々週のことですがようやく…… Sno.576起工式記事。
 本日記事追加。
  
    今船は何とも可愛らしいBT-6キール 起工式祭壇
 
    二重底は2組ほど 立看板
 
    ご来賓の方々 神主のお祓い
 
    火入れの儀 社長玉串
 
    お神酒拝戴 キールと船台レールへ榊を置く
 
    神主 神事終了
 
    祝賀会場、立看板 祝賀会場到着
 
     
 
    乾杯のご発声 
 
     

  随分前のことになってしまいましたが…orz
  去る11/25(金)に弊社Sno.576(499G/T 1,830D/W 型貨物船)の起工式を挙行することが
  出来ました。


  はい 本当に枯渇しています、内航新造案件は!

  何で
業界の停滞を望むが如き後ろ向きな許可しか出ないのか不思議で不思議で…???
  座してそのまま…ねとでもいうつもりなんでしょうか?
本当に苦しい思いでおります。


  
巷の景気、回復基調とは聞きますがこの業界は

  
どこをどう推し量ってもそうとは感じ取れない……。

  むしろ後退傾向・加速度の方が増している感じ。

  20年に達しようかという老齢船が全体の7割を占める異常事態を迎え、
早く代替して

  
いかないととんでもないことになると思うのですが…
(遠い目で)

  寂しい限りです。


  まあ、いくら私が一人でエキセントリックに叫んでもこればかりは
大人の事情なるものも
  介在するのでそれはそれで仕様が無い…
(船主様が居なくなったら困るけど…)

  釈然とはしませんがここは一つ、
後ろは見ない!前だけ見てやって行く!!

  とにかくオプティミストで前進有るのみ!心持ちは強く維持しましょうなあ。



  ところで今回の船主様、日程的に間延びした感は有りますが

  
リアルに仕事が少ないときに契約させて頂き有難うございます!

  
(「よくこの時期に有りましたねえ〜」とはとある営業氏の弁…そのくらいということ)


  今まで何隻となく輩出している船型ですから
(さーて、どの船がそうでしょうか)
  本当にお手の物。

  また
最高の仕上げを施した船を来年2月にお見せすることをお約束しましょう。


  その上、今回は

  
これが松浦スタンダードでないことは声を大にして言っておきますが(前もあった(笑))

  船のあらゆる箇所、
随分と面白い特殊仕様わんさか出てくる予定です。

  
えっ?こんなことまでするの??〜な驚天動地・阿鼻叫喚な代物が!!!
(大袈裟や…(笑))
  その辺り注視されて今後の日記をご覧になって下さい。



  そうそう、仕様といえば今回私にとっては
初めてお目にかかるものがありました。

  ついに来た!弊社11年ぶり。
低速M/E・三大メーカーの最後、

  
新潟原動機鰍導入!
(その上、エンジンからくりもまた滑稽(一体何の??))


  いきなりですが
明日
(12/14)から新潟へ行き、陸上トライアルに参加して参ります。

  また楽しい旅になりそう。
  私も一応、技術者の端くれとして
これしか張り合えるネタが無いですから機構・具合・設備

  くまなく調べさせてもらいますので
覚悟しておいて下さい(笑)




  〜ということで日記再開も
17日以降になります。

  12/10(金)に竣工した
Sno.575の記事も書かなくてはいけませんが


  
それはいつかのお楽しみで…。 
(気が向いたとき?)

                          (了)

2010.12.7 Tue. 曇り後小雨 11℃ No.443


※今日は異様に寒い!その中、弊社工場内で行われた…
    まず、弊社社長より会社概要の説明 西側建屋内にて
    新造ドックを見る E/R内へ入る
    ハッチ・カバー、オープン ホールド内より
           工業部会の皆さん

    大崎上島町商工会・工業部会(弊社社長が会長)見学会の模様をば紹介…。

    丁度Sno.575竣工間近ですのでE/R&船内・ホールドへ移動してハッチ・カバー開閉も実施。

    島内における異業事業主の方に造船施設、船の何たるか(?)を知って頂けた大変有意義な会で
    あったと思います。


    ↑上に写っている方々が第二次産業の趨勢を握っていると言っても過言ではありません。

    こういう横の強い繋がりが自然と

    当大崎上島における明るい未来を指し示す!ことでしょう(ちょっと大袈裟?)

    まあ何にせよ「彼を知る〜」というのは大事。
    私もお呼びが掛かればどこへでも伺いますぜ(笑)  (了)


2010.12.6 Mon. 晴れ 15℃ No.442

 ※お知らせ

  本業とは関係ありませんが先日、跡見校友会・中国支部会 第三回 を開催しました。

  大容量サーバー移行により、
  http://www.matsuzo.co.jp/atomi/index.html ではなく、http://www.matsuzo.com/atomi/index.html
  変更しております。(matsuzo.comということ。エラーにはなりませんが更新はしておりません)

  第三回http://www.matsuzo.com/atomi/koryu3.html ですのでご覧の上、お気に入りをご変更下さい。

  以上、お知らせでした。


2010.12.3 Fri. 晴れ 15℃ No.441


※早速、映像も追加して完成版!


 Sno.575ゆいまる海上予行・公試運転 (トライアル) 11/29(月)・30(火)
    ブリッジを見る 海原を行く
アンカー巻いて出港 社旗 離岸
操舵室センター 操舵室内 LA34G−28(1,912kW 270min-1)
捩り振動実計測 負荷時の定時計測 レピーター確認の旋回試験
前後進試験 投揚錨試験 16.6ノット
写真撮影 M/E起動試験 信号旗
操舵試験 M/Eガバナテスト 公試・投揚錨試験
ファンネル バルバス波切り 終了後にM/E開放
     「ゆいまる」航走状態

  まずは最早、松浦での恒例となっている〜

  Sno.575における海上予行・公試運転の2日間(Ship Trial)(8m57s)
  を先にご覧下さい。


   


  (いつも減らす、減らすと言っておきながらまたしてもこの超大作…orz しかしどれも重要!)


  何で予行終わって沖止めしないで帰港してるの?なツッコミは無しでお願いします。
  どうしても帰って陸電を取らなくてはいけない事態になったのでね。

  そりゃあ、飯抜き見張りで誰か一人残って停泊用G/E回せば良いんだけどが……(笑)

  船級はJG・沿海。手順は

  ・各負荷運転試験(1/2、85/100、4/4 1往復ずつ)
  ・操舵試験(例
0°〜右30°右35°〜左30°左35°〜0°の時間計測)
  ・旋回試験(
レピータコンパスを見て角度指定)
  ・機関停止・前後進及びリモコン操作試験
  ・予備操舵試験(
手動で舵回頭)
  停止惰力(3ノットに落ちるまでの航行距離計測)
  ・スラスター運転
  ・投揚錨試験(
3連出して巻き揚げ時間計測)
  
M/E開放検査(チャンバ内温度、ピストンロッド状況確認) 等。

  公試時に
  ・
M/E起動試験(エアタンク内残量で何回起動出来るか)
  ・
M/Eガバナテスト 
  を追加で実施しております。

  今回は私自身が前勤務の会社で出張し行っていた
・捩り振動実計測(0m37s〜) を入れましたから
  ご確認をば…。
  (プリミティブなガイゲル・ベルト駆動計測をしていたのが懐かしい!もろローカルネタ(笑))



  でお前、船速はどうだったんや?と期待されている方も居られることでしょう。

  ふっふっふ、そこはやはり高馬力LA34型(1,912kW)

  しっかりとこんなこと(連れ潮)も起きたくらいで船速は結果を残しました!(嬉)


  その数字、4/4(100%負荷)にて予行時が14.20ノット、公試時が14.30ノット

  そしてで走ると??摩訶不思議!14.43ノット!(一応、参考記録)

  条件の悪い油を焚くとそっちの方が早く走る(?)松浦クォリティーは今回も健在です。
  油圧動弁も調子良いのかエンジンが大きいのに船体振動も無し!



  (新造をご計画の船主様へ)

  回航しても部屋で寝れる!船内及び船体への付き物考えなくても

  勝手に省エネしてくれる船、如何ですか?(笑)


                                   (了)
2010.11.30 Tue. 晴れ 15℃ No.440


※怒涛の2日間が過ぎましたがまだその本番(何の?)アップとはいかず…その前に〜



  海上における本船(Sno.575)一連作業 D (11/25〜26)


操舵室内、No.1・2レーダー結線
   No.1・2レーダー結線
操舵機(オートパイロット)も結線していく
 
操舵機(オートパイロット)
ホールド内の木工工事、完全に終了
  ホールド内、完全に終了
25日にFO・LOバンカー
     25日にバンカー
FOはデッキ上の張込管から入れる
    FOは張込管から
たくさん並んでいるのがLO
     ドラムがLO
早速フラッシングしておく
    早速フラッシング
デッキ上はペン塗りを敢行
   デッキ上はペン塗り
E/R内は運転スタンバイOK
  E/R内はスタンバイOK
26日に臨時航行検査を受検する
  26日に臨時航行検査
受検
LO圧力低下、M/E停止試験
   LO圧力低下停止試験
M/E用セントラル冷却ラインを始動する
  セントラル冷却ライン始動

     〜と26日臨時航行検査の様子まで。

     昨日・今日、怒涛の2日は当然海上予行・公試運転実施のことですけど、それは次回に。

     高馬力M/E運転の様子(何ノット出た?)は果たして…??
     (本日私、急に風邪を引いてしまいましたが早いうちにアップをば…orz)

                            (了)
2010.11.27 Sat. 晴れ 15℃ No.439


※昨日の続き。



  海上における本船(Sno.575)一連作業 C の様子。(11/24)


重査前のバラスト調整OK
    バラスト調整OK
邪魔になるので桟橋を横にする
    桟橋を横にする
クレーンが届く所まで船体を横にしていく
   船体を横にしていく
船首が岸近くまで寄る
     船首が岸近くへ
このくらいの空間になる
     このくらいの間
5tウエイトを2つ用意する
    ウエイトの用意
厳密な喫水確認
      喫水確認
バケツに汲んで海水比重確認(実施海域だと思う)
  海水比重確認(実施海域?)
重査・船体動揺試験開始する
  重査・船体動揺試験開始
動揺する船体の水ホース目盛りを読み込んでいく
  水ホース目盛り読み込み
ウエイト移動の巻
     ウエイト移動
設計部長の指示する位置へウエイト移動
      指示位置へ
ストップウォッチで動揺周期も測定する
     動揺周期も測定
笛の合図を聞いて…
     笛の合図で…
さらにウエイト移動する
      さらに移動
詳細データ取得で終了する
  終了(↑見えないけどね(笑))
最終的な喫水確認(検査官用)
     最終喫水確認
全て終了でウエイト揚げる
      ウエイト揚げ
アンカー巻きにて…
    アンカー巻きで…
船を真っ直ぐ元通りにしていく
   船を元通りにしていく
係船機、ロープ巻きで微調整していく
     係船機で微調整

     〜と24日に特化してしまいましたが重査・船体動揺試験の様子です。
     詳しい検査内容については以前の日記をご覧下さい(目安は大体進水直後で(笑))

     次回は臨時航行検査・海上予行・公試運転といきましょう。

                            (了)
2010.11.26 Fri. 晴れ 15℃ No.438


※今週、本船作業の流れ。



  海上における本船(Sno.575)一連作業 B の様子。(11/20)


土日20・21日でE/R内塗装終了する
   20・21日E/R内塗装
綺麗に塗れたボトムの様子
     綺麗に塗れた
居室内木工、仕上がりも着々と
   居室仕上がりも着々
CD操舵室天井仕上げの様子
     CD天井仕上げ
M/E排気管、防熱作業中
   M/E排気管防熱作業
伝馬通船納入される
      通船納入
CDウイング部へ属具取付(自己点火灯)
   属具取付(自己点火灯)
ハッチ・カバー上のコンテナ金物測量
 ハッチ・カバー上測量(金物)
食堂木工工事、終了
    食堂仕上げ、終了
ブリッジ正面塗装、仕上げ済
  ブリッジ正面、塗装仕上げ
サイド塗り仕上げはこんな感じ
   サイドはこんな感じ
船尾側仕上げ完了の様子
      船尾側完了

     〜と23日までの様子。

     明日、続きで重査・船体動揺試験をアップしましょう。  (了)
2010.11.23 Tue. 晴れ 15℃ No.437
温故知新〜古き時代を訪ねて〜
※木造船時代を象徴する大変貴重な写真がまた!

  
No.158にて紹介の…

  弊社建造
「第三芳栄丸・進水」昭和33年4月16日 当日の模様。 

    第三芳栄丸・船首付近

   ↑コレですよコレ!豪気な社長って感じしませんか?

    昭和全盛時代を彷彿させる船主様の姿です(煙草を持つその姿勢・格好良さと言ったら…)
    この当時は正に一家親族郎党、はたまた船主仲間・近所の方は総出で進水を祝っておりました。

    一隻降ろすごとに三日三晩はお祝いで飲み明かしたとか?
    今の質素倹約を旨とする風潮では考えられませんがね(笑)

    でも他の娯楽に乏しい時代なので皆で祝福していたのは確か。

          第三芳栄丸進水シーン

    晴れやかな進水シーンですけど↑この祝い旗の数を見て下さいよ

    一体何枚戴いているんですか?(笑)

    本当にお祭りだったのですねえ〜びっくりしました。
    (宜しければコチラもご参考に。起工式で先代(左端スーツ)も写っており正しく松浦造船建造)


    この頃我が木江は造船にて最も隆盛を極めていた時期と思われます。

    登りつめてしまうと後は下山するだけ……orz
    ジリ貧の現在を鑑みるに先人達に申し訳無い気持ちで一杯です。

    しかし、

   木造船時代からの命脈を保ち、今現在でも木江湾に船を進水させる

   唯一無二の存在となった松浦がある限り、


   造船の町である!という矜持が消えることは決してありません。



     とにかく、前を向いてやっていこう!

                              (了)
  
2010.11.20 Sat. 晴れ 18℃ No.436


※海上に浮かんでも運転までまたタイトな工程…orz。



  海上における本船(Sno.575)一連作業 A の様子。(11/16)


操舵室内部の大工の仕上げ仕事
   操舵室内部の仕上げ
窓は塗装の為にきちんと養生しておく
    窓は養生しておく
ブリッジ外面、下地塗り
     〜で下地塗り
レセクタプル箱設置済(P舷側)
  レセクタプル箱設置(P舷)
風呂内、左官工事開始
     風呂左官工事
居住区、天井板貼り
     天井板貼り
操舵室も化粧合板貼りしていく
   操舵室も化粧合板貼り
E/R内塗装をする為に養生開始
   E/R内は塗装前養生
ウインドラス前側操作機構作成
  ウインドラス前側操作作成
ハッチ・カバー調整開始する
  ハッチ・カバー調整開始
駆動用のチェーンを繋いでいく
    駆動チェーン繋ぎ
中間の歯車機構
      歯車機構
駆動調整開始
      駆動調整
問題無く開いた感じ
     問題無く開いた
船尾側もハッチ・カバー開け実行す
     船尾側も実行

     〜こんな感じですかな、雨が降らないので順調そのもの。

     重査試験までに仕上げてしまいましょうねえ。  (了)
2010.11.18 Thu. 晴れ 15℃ No.435


※昨日の続き。



  海上における本船(Sno.575)一連作業 @ の様子。(11/9)


船尾側E/Rは大型ということで流石に狭い
  船尾側E/Rは流石に狭い
飛散防止保護シートを垂らして塗装
 
保護シートを垂らして塗装
ブリッジ正面塗って足場解体する
   正面塗って足場解体
ブリッジ裏面、下地塗装開始
   ブリッジ裏面塗装開始
大工仕事、化粧合板貼り開始(食堂)
   化粧合板貼り開始(食堂)
メッキした冷凍コンテナレセクタプル箱
 冷凍コンテナレセクタプル
E/R下部、ドストル敷き終了
  E/R、ドストル敷き終了
セカンドデッキ上、差し板入れをしていく
  ホールド上部、差し板入れ
塗装前にHC下部をバフ掛けしていく
   HC下部、バフ掛け
本日、G/E負荷試験を行う
  G/E負荷試験(A・OIL)
エンジン作動の冷却海水回し
     冷却海水回し
フェリーより見た様子
     フェリーより

     来週には重査試験臨時航行検査が控え、多忙の極みです(内装完成状態が必須)
     出来ないかも?なんてことは一切考えない!

     とにかく前進することが寛容です。  (了)
2010.11.17 Wed. 晴れ 15℃ No.434


※海上へ浮かんだことから進水当日以降の…



  海上における本船(Sno.575)一連作業 @ の様子。(11/9)


進水後に船底から引きずり出した滑走台
 船底から引きずり出した滑走台
滑走台バラシで波間にて勇躍する潜水夫
  
波間で勇躍する潜水夫
船台内へ引き込んでいく
    船台へ引き込み
陸に上がったところから直ぐに片付け
     直ぐに片付け
ソロバンも船台レールへ引き込んでおく
   ソロバンも引き込む
船台ゲートを閉鎖する
    船台ゲート閉鎖
ソロバンを片付ける
    ソロバン片付け
片付け終了
       終了
次船建造へ向けてセンター盤木の調整開始
 次船へ向けてセンター盤木調整
M/Eが重いのでかなりの船尾トリム状態(2,600mm)
  M/Eが重いので船尾トリム
船首チェーンローラ保護部、完成する
  チェーンローラ保護部完成
居住区内装仕上げ開始する(まずピン打ち)
  居住区内装開始(ピン打ち)
窓も全て入れていく
      窓入れる
鉄皮下地へ塗装していく
      下地塗装
グラスウールを貼り付けていく
   グラスウール貼り付け
操舵装置を結線していく
    操舵装置、結線
E/R下部はドストルを敷いていく
  E/R下部はドストル敷き
居住区仕上げ作業はまだまだ宵の入口
   作業、まだまだ宵の口

      続きはまた明日。 (了)
2010.11.15 Mon. 晴れ 15℃ No.433

※金曜、土曜と所要にてアップ出来ず…orz〜で本日記事追加。





  進水終了後、祝賀会場へ移動…
      式場看板 立看板
                
      お出迎えの重役様 ご来賓
                
      進水斧 ご着席
                
      弊社社長挨拶 ご来賓ご挨拶
                
      ご来賓ご挨拶 ご来賓ご挨拶
                
      船主様ご挨拶 支綱切断者へ進水斧贈呈
                
      船主様へ感謝状の贈呈 乾杯
                





      

 (いつもの様に説明文はカーソルを合わせると出現します)
      進水式へ参列の皆様
               
木江フェリー基地へ チャーター船へご乗船 竹原行き
      「ゆいまる」499(G/T)1,600(D/W)
 
                ゆいまる499(G/T) 1,600(G/T)

  一週間が経ってしまわないうちに…


  去る11/9(火)に弊社Sno.575(499G/T 1,600D/W 貨物・コンテナ併用船)「ゆいまる」
  命名及び進水式を挙行しました。

  さて、何から披露・説明しましょうかな…?色々と
経緯・仕様についての項目は豊富そのもの。
  書き上げるネタはあるから、では順番に。



  まず懸案の
天候から
(@)

  
Sno.573進水時の前回、とてつもない土砂降りに見舞われ……orz同業他社、出入り業者殿へ
  向け、声高らかに豪語していた
「松浦の進水には雨が降らない」という10年間 
 
  
続いたレジェンドを金看板を泣く泣く破棄&降ろす羽目になってしまいました…(悲)

  折角、精魂込めて造り上げた船の門出に
この仕打ちはないんやないの?と恨めしく思ったり
  しましたがこればかりはお天道様の差配なのでちっぽけな人間の力ではどうしようもない…。

  
果たして今回はどうか?少しビクビクしながらの当日、低気圧接近の影響で強風の中で
  度々曇天も混じっておりましたが、

  何とか
晴天にての実行!! これならばいつも心掛けている

  
昭和から連綿として受け継がれる船降ろし・格式&様式美 を最大限にお見せ

  出来ようというもの。

  朝一番から心持ち良く、かなり早起きをして
しっかりと準備させてもらいました。
  
(趣味と実益が兼ね備わっているから?(笑)詳細は後日アップの進水映像にて)




  次に船内仕様
(A)

  以前の
陸上トライアル・報告記にもありますが、今回は船速を求む!コンセプトから

  
499
(G/T)カーゴでありながら高馬力・M/E搭載 という初めての試み。

  その出力たるや
1,912kW
(2,600PS) まあよくE/Rに据えられたものだと関心しますね。

  一体
どのくらいのスピードで走るのか?
  今から海上トライアルが待ち遠しい限り〜ということでこれからの艤装にご注目下さい。




  最後に進水までタイトであった工程
(B)

  額面通りに受け取ればただ会社の恥部を晒しているようですが(笑)今回は本当に
  
材料入荷〜建造・組立がキツい日程でありました…。

  そりゃ
手を抜いた作業をやるとなると幾分短くはなりますよ。しかし、

  それでは
良い船が出来上がるはずがない

  
しっかりと手間隙掛けてやるからこそベストなものが完成する。

  至極当然なことで、10月においては塗装日に丸一日空ける以外
(火気厳禁ということ)
  
ほぼ休み無く休日出勤を繰り返した次第…。


  
いやあ、よくやってくれたものだ!(泣)

  
職人・業者殿・その他諸々厳しい中、存分に勇躍してもらい嬉しい限りです。

  
本当に有難う、有難う。今回も心より厚く御礼申し上げる次第です…。
  
(これに限らず次回も宜しく) 



  前にも書きましたが
精魂込めての船造り!は多くの人間がしゃかりきに動く

  
建造プロセスがとにかく大事です


  のんべんだらりと出来ているわけではありません!
苦闘の日々であるということ。
  
@Bを考慮され、日記No.400から


「造船
(内航)
は死なず!!!」


  の心意気でご覧になれば

  
非常に味わい深いものになることでしょう……。



  その熱意が
日進月歩して盛り上げていくはず。この業界に携わる方々、


  今一度、困難へ向けて
GO FOR BLOCK!!! で行こう!



  
(今後のアップもお楽しみに)     (了)




2010.11.10 Wed. 晴れ 15℃ No.432

※昨日行われた進水、まず本日は式の写真アップで。




船首へくす玉揚げ
 
大口径プロペラ・PBCF
 

ファンネル・ブリッジを見る
 
沿海乾舷マーク
 
船尾方面を見る
 
船尾へ向けての絞り込み
 
船体概要
 
船首ソロバン・油圧プッシャー
 
国旗・社旗
 
船首方面を見る
 
立て看板
 
進水祭壇
 
      進水台登壇 神主のお祓い
 
      命名の儀 船名は「ゆいまる」となる
                
      弊社社長玉串 お神酒拝戴
                
      榊を滑走台へ置く 餅撒き
                
      餅を拾う人達 支綱切断斧構え
                
      進水準備作業 シャンペン割り
                

 

 

      御礼 風で船体が流されている
                
     

    今日はまずここまで。

    祝賀会場の様子等、続きはまた明日。  (了)

    (土曜まで延長です)

  
 No.415〜431
 No.396〜414
 No.373〜395
 No.351〜372
 No.325〜350
 No.302〜324
 No.280〜301
 No.252〜279
 No.232〜251
 No.214〜231
 No.196〜213
 No.179〜195
 No.161〜178
 No.145〜160
 No.111〜144
 No.088〜110
 No.001〜082
 トップに戻る