No.749〜
No.691〜748
No.634〜690
No.590〜633
No.561〜589
No.537〜560
No.505〜536
No.467〜504
No.453〜466
No.432〜452
No.415〜431
No.396〜414
No.373〜395
No.351〜372
No.325〜350
No.302〜324
No.280〜301
No.252〜279
No.232〜251
No.214〜231
No.196〜213
2008.8.8 Fri. 曇り時々晴れ 35℃ No.195
※Sno.566の進水、完了しましたが物事には順序というものが有りますからまず、こちらから…。
 
起工式に参列の式台上の来賓
      式台上、来賓の方々
関係者へ向けての神主のお祓い
       神主のお祓い
火入れ用に用意された船底キール(BT-6)
     火入れ用船底キール(BT-6)
キールへの安全祈願、溶接火入れ
     キールへの溶接火入れ
弊社社長の玉串奉奠
        社長の玉串
起工神事のお神酒を戴く
      神事お神酒を戴く
式台上での記念撮影(後ろの新造船は目隠し)
  式台上で記念撮影(新造船、目隠し)
皆さん、祝賀会場へ到着する
       祝賀会場へ到着
祝宴開演に際してのご挨拶を賜る
     開宴に際してのご挨拶
乾杯のご発声を頂いて祝宴開始さる!
      乾杯!にて祝宴開始
祝宴風景その一 その二
その三 その四(みんな大体酒が入って赤ら顔(笑))
前々回アップ時にお知らせした通り、
去る7/26(土)に弊社
Sno.567(499G/T 1,830D/W 型貨物船)の起工式を挙行しました。

今回はまだ船台上に
Sno.566が鎮座しておりますから一応、目隠しの意味も込めて
ブルーシートを垂れ下げてます、
↑写真要確認
(だからといって神事に及ぼす影響が出るわけではありませんがね…(笑)
大切なのは
船玉様を敬う真摯な心持ちです!安全を祈願して…)

いつも同様のことを思い起こすのですが
また、次の仕事
(新造船)に取り掛かれる
いう単純なる
幸福・嬉しさ、とても心持ちの良い時間でした。

そのせいで酒が入ってしまい、意味の分からない羅列の文言を書き連ねてしまった
ようですが酔っ払いの戯言くらいにお考え下さい、
「造船は死なず」以外は。


さて今船から499(G/T)・1,800(D/W)型、
いわゆる
カーゴ・ジャンボ船が主流」に完全方針転換となりました。
これまでは
1,600(D/W)型でも別に良いのでは?という声もありましたがここに来て
はっきりとした
過積載・オリエンテーションが示された格好です。

では、ここで一提案ですが
1,600(D/W)型をスケープゴートにするのであれば、

船室居住空間・サービストン数化を真剣に考えられたらいかがでしょう?」

乗る船員の方々の快適さを考えると
いかばかりか考慮が有っても良いとは思います。
(何も499(G/T)で抑えることに拘る必要はないと…もちろん500(G/T)を超えて
義務付けられる設備は免除
の方向で499(G/T)と同様に見なしてです)

ただでさえ若人が減りつつあるこの業界、フレキシブルな対応は絶対必要です。
各々方、
私(造船所)の立場も含めて荷主殿、船主殿、船員殿で良い答えを見つけよう
ではありませんか!その気になれば近いうちに実現可能。

直近の課題として議論を進めてまいりましょう。



話が反れてしまいましたが今回の船主殿には平成元年竣工Sno.363「平星丸」以来
二度目のご発注を賜りました。

20年ぶりに
松浦をお忘れなく(笑)また建造させて頂くこと、素直に喜びたいと思います。

季節もちょうど秋口へ向かっていく、現場においては
とても快適な(?)気候なので
集中力を切らすことの無い
良い仕事が出来ます(間違い無く、そのはず)

一にも二にも
良品を良い船を造るという点に心を傾注して取り組んでまいりましょう。


 今後の
Sno.567ロードお楽しみに。

                  (了)
2008.7.31 Thu. 晴れ 36℃ No.194


※昨日は珍しく午後が薄曇りでしたが積乱雲ではなく、降雨は無し。相変わらず暑いです……。

 連日、
暑いですねえ〜。
 
熱中症にならない様に頭部冷却を欠かさないことが必要です。

 実際には掲載し得る進捗はあまり無いのですが、
祭り&進水が控えていることもあり
 準備等で
アップする時間が削られるのは目に見えているので先にやってしまいます。

 
28日〜31日までの4日間の様子をご覧下さい。

7.28(月)〜7.31(木)
@ 足場撤去〜ホールド、シーリング材敷き終わり〜アンカー・チェーン巻き上げ
足場撤去で外板周りが見えてくる
    足場撤去が完了
ゲートの真ん中からぺラを見る
   ゲートの真ん中から
沖側ゲートまでの綺麗な船底見通し
    綺麗な船底見通し
ボットム・シーリング材も敷き終わる(まだコンパネ貼り残り)
  シーリングも敷き終わる
ウインドラスへチェーンを入れていく
   チェーンを入れていく
船台前へ左右舷のチェーンを並べていく
  チェーンを9連ずつ並べる
いつも通り、シャックルは溶接していく
    シャックルは溶接
接続部は白ペン塗りで何連結目かを表示する
    繋ぎは白ペン塗り
あっという間に巻き上げてアンカーを吊り上げ移動
  あっという間に巻き上げ
アンカーをぶら下げ状態にして巻き上げる
    アンカーぶら下げ
アンカーのツメよ、上手く引っくり返って下さい!
   上手く返って下さい!
アンカー巻き上げ完了。船体部は終了したか?
  完了。船体部は終了する

A 居住区内装開始〜船台仕上げ
(ソロバン・滑走台入れ)〜ハッチ・カバー繰り出し
船室内装、開始(断熱材入れ)
     船室内装開始
食堂内は違う断熱材入れ(大工ももう入ってる)
 これは食堂(大工ももう居るよ)
操舵室内の様子(こっちは外気に当たる天井も断熱材入れる)
      操舵室内
船台のソロバン敷き開始
     ソロバン敷き
船尾まで50m以上繋いで続いていく
   これが船尾まで続く
最後尾から見る(船尾の丁つがい2つ入り)
    船最後尾から見る
ソロバン敷き終わってから滑走台入れ(S側から始める)
   滑走台入れ(まずはS側)
S側が終わってから次にP側、入れる
      次にP側入れ

 矢も入れた(打ち込み明日から)
進水が近いのでハッチ・カバーの繰り出し
  ハッチ・カバー繰り出し
繋ぎ部分はピンを入れて抜き出さない様に溶接
  繋ぎ、ピンを入れて溶接
船尾側のハッチ・カバー繰り出しの様子
  船尾側、繰り出しの様子

 という流れでした。
 工事内容・詳細は
Sno.563と同型船ですのでその記事をご参照下さい(←の文言は前回と同じ(笑))



 Sno.566本船、外板・船体部完成です。
 船台上で残すは滑走台整備くらいかと…。公試・竣工へ向けての居住区内装仕上げも既に始まってます。
 故に「とにかく先へ。のスタンスは1mmの狂いも無く昭和40年代からずっと踏襲。

 暑いけど、苦しいけど、それでも皆が気力・体力・知力を総動員して前へと進んでおります。
 良いものが出来上がることをつとに信じて…。

 それでも進水するさまを見届ける大感激幾多の艱難辛苦をも覆い尽くしてしまうことでしょう。
 8/5(火)。それがその日です。最後の追い込み、今一度酷暑の中、頑張っていきましょう!


 (予告 上記の通り大崎上島町・木江地区において8/2(土)十七夜祭が開催されます(No.026)
  時間に余裕のある方は是非来島の上、勇壮な
櫂伝馬船競漕をご観戦の程、お願い致します)

                               (了)
2008.7.26 Sat. 晴れ 34℃ No.193


※特別、この1週間でこれが忙しいという項目は無し。ただ!!真夏ということにより…暑いです……。

 いやあ〜毎日暑いですね。
 現場作業をされている方(私も含めてだが…)日常の体調管理、大丈夫でしょうか?

 酷暑なる作業ですと当然
汗をかきます。ここで水分補給を怠る熱中症・脱水症状の憂き目に。
 かと言って
水分補給、帰宅後の部屋クーラ低温が過度になる夏バテ・盛夏での風邪引き発熱
 陥ってしまいます。

 
適度な水分・適度な快適さを心掛けて、また明後日も乗り切っていきましょう。
 
 では、今週の松浦造船にての進捗、以下の通りです。
 今週も経過だけご覧下さい。

7.17(木)〜7.23(水)
@ フォア・レーダーマスト搭載〜外板塗装最終形〜ブリッジ部分塗装
フォア・マスト、船首コンパニオンに搭載、溶接
   フォア・マスト搭載
外板、上側外原色仕上げ塗りをしている
   外原色仕上げ塗り(上側)
こういう風に船尾から船首へ向けて順番に塗っていく
  こんな風に船尾から順に
塗装部隊が船首部に到達する
     船首部に到達
船底部塗装綺麗な仕上がりである
   船底部、綺麗な仕上がり
サブラインにて製作済のレーダーマスト
  製作済のレーダー・マスト
レーダーマスト、ブリッジ最上部へ搭載する
   〜をブリッジ上に搭載
近くでレーダーマスト溶接位置を見る
     近くで見る
CD天井へマスト支えのブラケットを付けている
  CD天井の支えブラケット
食堂内は先に内装を仕上げる為に塗装済
    食堂内は先に塗装
窓枠ももう既に納入されている(早く入れる必要有)
     窓枠も納入済
ブリッジ前面の先塗装の様子
     ブリッジ前面
7.24(木)〜7.26(金)
A アンカー、ハッチ・カバー納入〜シーリング材敷き〜足場解体
アンカーチェーン納入さる
   アンカーチェーン納入
これはメインアンカー(主錨)
     これはアンカー
ハッチ・カバー、ロールで到着(エルマン・コンベックス方式)
  ハッチ・カバー(エルマン式)
船主側のロール、吊り上げ
    船主側、吊り上げ
なかなかボルト穴位置に合わない
    なかなか合わない
何とかボルト、締め付ける
    何とか締め付ける
船主側ロール、搭載完了
    船主側、搭載完了
次に船尾側ロールを吊り上げて移動
   次に船尾側、吊り上げ
ブリッジ前へ船尾ロールを移動させて搭載(多人数配置)
  ブリッジ前、搭載位置へ
S側のボルト、締め付けている
   S側のボルト締め付け
船尾側ロールも搭載完了する
    船尾側も搭載完了
絶対にエルマンのロールが動き出さない様に張りを溶接する
 絶対動かない様に張りを溶接
ボットム・シーリング材、敷き始める
  シーリング材、敷き始める
外板塗装・作業終了、徐々に足場解体していく
  塗装終了、徐々に足場解体
昨日(7/25)17:00時点の様子。ほぼ完成
    昨日17:00の様子

 という流れであります。今回も様子だけ分かれば宜しいかと…
 工事内容・詳細は
Sno.563と同型船ですのでその記事をご参照下さい(はい、また手抜きになってます(笑))



 実は今日(7/26)、次船Sno.567の起工式でした。
 祝いの酒が入り、中枢神経を多少刺激しているのでまともな文章が書けないかもしれません…。

 まあ、その点は閲覧諸兄の皆様に(女性も含めて)温かい目で見て頂くとして(笑)
 Sno.566も完成間近となってきました。

 やはり、船舶の全容がはっきりと分かる段階になると興奮の度合いが増してきます。
 今こそ、日本第二次産業を支えるのは造船(しかも内航)であるという気持ちを強くせねばなりません。



 皆さんこのHPをご覧になっていることを契機に「船進国日本」スローガンの下に集結し、
 今一度出光丸建造くらいの大きな大きなムーブメント起こしてみませんか?

  造船は死なず。 とことん突き進んで行きましょう(…やっぱり酔ってるか…)


 冗談はこのくらいにして(笑)進水日も8/5(火)と定まりました。
 最後の追い込み、猛暑を吹っ飛ばすつもりでやってまいりましょう!!

                          (了)
2008.7.19 Sat. 晴れ後曇り 33℃ No.192


※今週は出張、特別講習と島外へ出ずっぱりでした…。よって土曜更新という羽目に(笑)


 随分と時間が経ってしまいました、更新を楽しみにしていた方、ごめんなさい。
 
↑の通りPCの前にほとんど座っていなかったので(笑)

 逐一詳細にやるとそれこそ時間が掛かって仕様が無いので丸番付にて主要なもの、載せてみます。
 経過が分かれば結構です。

6.23(月)〜7.14(月)
@ ブリッジ3階構造(BDNDCD)外注納入〜電線敷設〜搭載〜ファンネル搭載
外注先から納入のBD
     外注納入、BD
これはブリッジ2階部分のND
    これは2階のND
ユニオン定盤へ別置きしているCD
  ユニオン定盤へ別置きのCD
CD端のP側ウイング付け
  P側ブリッジウイング付け
CD天井裏に電線敷設を先に施す
  CD天井裏に消防警報器電線
居住区部屋周りの電線敷設済
    部屋周りの電線
操舵装置架台を置く(コクピット型)
    操舵装置架台置き
操舵装置群仮置き
     操舵装置群
CDをND上に被せる(中は仮置き状態)
      CD、載せる
BDを船尾へ載せる
     BDは船尾上へ
ジャッキで突っ張っておく
   ジャッキで突っ張る
BD下面の溶接
       溶接
BDの溶接が終わった後、CD・NDを搭載
   …そしてCD・ND搭載
ND下面、切り合わせする
    下面、切り合わせ
機関室通風ファンの設置
    通風ファンの設置
外注ファンネル納入済
  これも外注のファンネル
ファンネルだけ先に仕上げ塗装する
    これだけ先に塗装
BD上へファンネルを搭載する
    〜BD上へ搭載する
6.24(火)〜
A ホールド内塗装(タンク含む)〜サイド・スパーリング材貼り
(途中)
スパーリング材を張るのでウイングタンクを先塗装する
  ウイングタンク壁を先塗装
真夏。クーラホースを船底タンク内に引き込んで
  クーラホースを引き込んで
ウイングタンク内はクリーム塗り仕様
  ウイングタンク内(クリーム)
シーリング材・スパーリング材納入
    シーリング材、納入
サイドスパーリング材、順次貼り付け
  スパーリング材、貼り付け
スパーリング材の貼り付け後の様子
   貼り付け後(まだ途中)
7.14(月)〜7.16(水)
B E/R内での溶接作業・施工状況、M/E軸心調整 等
セントラル・クーラ前、バイパスだらけの配管
 セントラル・クーラ前の配管
ベット部分、狭い空間での懸命の溶接作業
     懸命の溶接作業
セカンドデッキ上、P側を見る部分(エアタンク・予備品棚)
   エアタンク、予備品棚
逆転機・フライホイール間にダイヤル・ゲージを付ける
 逆転機・ホイール間にゲージ
M/E、P側でのジャッキボルトを用いてのジャッキアップ
  M/E、S側のジャッキアップ
M/E台板と据付台の間にチョック・ファーストを流した後
 チョック・ファースト施工後
7.7(月)〜
C 船体塗装、アンカーチェーン擦れ・ドラフトマーク溶接の様子 等
どこの箇所でも塗装はまず磨きから始まる
  どこの箇所でもまず磨き
船底部の下塗りはバンノーを施す
   船底部下塗りはバンノー
2層目は錆止めを塗る
     2層目は錆止め
仕上げの3層目を塗る(シーフロンティア)
     仕上げの3層目
塗装状況、今日の様子
      今日の様子
アンカーチェーン擦れ棒、4本付ける
  アンカーチェーン擦れ防止
チェーン擦れ、ドラフトマーク共に溶接完了
  ドラフトと同じく溶接完了
だから船首付近は未だに塗装に入れず
  だから船首付近、未塗装
今日時点の船尾・ブリッジ付近の様子
   これが今日時点の船尾

 という流れでした。様子だけ分かれば宜しいかと…
 工事内容・詳細は前記事をご参照下さい(笑)



 盛夏襲来であります!! 気温30℃以上が連日続く状況。
 予期していたこととはいえ、すっかり作業能率が悪くなってしまいました。

 これからの2ヶ月は古めかしい精神論が往来を跋扈し、幅を利かせます。
 とにかく強い気持ちがないとダウンしてしまうこと必至厳しい時期ですな。

 こんなときこそ
 
「船に対する愛情、フル稼働〜〜〜」
で皆さん自身のセルモータ、回してみましょう。
 今現在の困難(暑さ・内航における諸問題)だけを回避するというわけではなく
 内航造船所及び内航海運の未来が輝かしいものであるということを信じて。
 (最後は松浦を飛び越えて少し大風呂敷に…(笑))

                          (了)
2008.7.10 Thu. 晴れ 32℃ No.191
温故知新〜古き時代を訪ねて〜
なみかた丸(艀)

 艀(はしけ) なみかた丸 進水当日の様子 昭和44年5月25日


 これがかの艀(はしけ)。一応、主機を積んで河川・湾内を自航出来る仕様です。

外海には出れないので(ルールを批准すればOKのはず。例えば航行用操舵機・マストを付けるとか)
専ら入港してきた船舶(第二大洋丸参照 No.180)の貨物を湾内にて受け取り、岸壁まで持ち運び
主な役割でした。

最近はほとんど見掛けなくなりましたね、東京・隅田川界隈ではまだ運航しているみたいですが…?
詳しくは良く分かりません。

戦後に海運会社を創業された方は大体がまず艀を建造、動かして〜から始まり軌道に乗ると
じゃあ次は内航船を建造して〜
で最終的には近海船を建造して〜になったとか?
高度経済成長真っ只中、随分と儲かったという羽振りの良い話も聞いております(笑)

これも立派な船舶なので松浦造船船番も付いて(と言いつつ、このなみかた丸は不明です(笑)Sno.135?)
祭壇が用意されている様に進水神事も行ってます。造るペースは2週間に1隻くらい。


横に居る子供達は進水の興奮が抑えられない様に見受けられますが果たして?…(笑)

 想像に違わず感動したことでしょう。

                (了)
2008.7.6 Sun. 晴れ 32℃ No.190


※昨日の続き、ハッチ・コーミング周りの仕上げです。
6.30(月)〜7.4(金)
ハッチ・カバー下、コーミング
(HC)仕上げ 一連の流れ、射水・内部検査等
ハッチコーミングに油圧ジャッキ用の穴を開ける
  コーミングに穴を開ける
ハッチ・カバー、ジャッキアップ用金具
  カバー、ジャッキアップ金具
これは角パイプを上下に動かす油圧シリンダー
   これは油圧シリンダー
穴を開けている部分に金具をフル溶接する
     金具の溶接
溶接の施工後
      施工後
今回は1,600(D/W)型なので太腿の辺り
 今回はコーミング高さ、太腿
P側ウイングタンクへ空気を張って耐圧検査
  ウイングタンク耐圧検査
外板への射水をして漏れがないかを見る
     外板への射水
目視によるウイングタンクの内部検査
   ウイングタンク内検


 ハッチ・コーミング(HC)金具穴開け〜角パイプ敷き取付〜溶接検査の様子です。

 作業自体はこれもSno.565時に詳しく載せておりますのでそちらを参照下さい(←また手抜きか?(笑))

 そのSno.565時に文言を載せていますが
 今回は1,600(D/W)型ということによりセカンドデッキまでの型深さは4.140(m)
 前船は1,800(D/W)型により4.390(m)
 そのアッパーデッキ250(mm)の差でコーミングのトップへは階段にはならず、無意識に上がる
 様なことも多分無いと思います。(私の足で膝頭太腿位置の差)
 
 それでもトップへ上がって歩き回るダンスを踊る(そんな奴はいないと思うが(笑))みたいな馬鹿者
 いる場合、ホールド内への転落危険を訥々と説明し、厳しく叱責致しますので。
 (その前に仕事中、そんなことをする輩は即退場ですな)



 下段は検査状況の写真も少々…。
 
 射水については扱い易い時期になりましたがその反面、二重底内検査ナチュラル・サウナ移動に…。
 何をやっても辛いんでしょうか…?現場は?夏季での難行苦行、耐えなくてはいけません。

 こんなときこそ今一度、「おらが船!」を金言として何とか取り組んでみます!!
 皆さんもご一緒に
明日から気合を入れて、この一週間乗り切っていきましょう!!


 最後に…

   新寮外観   厨房
   トイレ   居室
   神事に集まった弊社の関係者   玉串を捧げる社長

  建設中の新寮、完成しました。(様子は↑の写真にて)

 5月末と以前にお伝えしましたが消防設備の検査等が抜けていた(私が忘れていた(笑))ので
 6/27(金)に引渡しでした。

 島外労働力の確保を弊社として微力ながらもその一助たらんとする夢の城
 大いに活躍してもらいたいものです。

                         (了)
2008.7.5 Sat. 雨後晴れ 30℃(ついに…) No.189


※ついに気温が30℃をオーバーしてきました。これからの2ヶ月は現場にて辛い時間になりそうです…
6.26(木)〜7.4(金)
船首・尾周り
(BC・BW1)仕上げ、ウインドラス設置等 一連の流れ
今回はSno.563と全く同型なのでPBCF装着
     1船ぶりにPBCF
ようやく船尾の係船機が納入されてくる
  船尾の係船機納入(短納期)
船尾端へブルワークを付ける
     ブルワーク付け
ウインチを早速船尾端へ載せる
     早速、載せる

  フェア・リーダーも用意
こんな感じで船尾へ装着
     こんな感じ
ハッチ・カバー巻取りローラ部(船首)
   カバー巻取りローラ
短納期ウインドラス到着
  ウインドラス(これも短納期)
ウインドラス下のテーブルも敷き終わって準備万端
  テーブルも敷いて準備万端
船首側のウインドラスも早速載せる
   こちらも早速、載せる
これが船首S側のベンチレーター(貨物艙通風口)
 これがベンチレーター(通風口)
バウチョックにあった文言(何のアピールか?)
   何のアピール?(笑)
 まず船首・尾(BC・BW1)取付〜ウンドラス設置〜溶接作業です。

 早く工程が進み過ぎてデッキ上での作業が乏しい…ことから短納期発布のウインドラス納入待ちの状態、
 〜でしたが入って来たことによりまた前へ向いて動き出しました。

 突然ですがこのHPを初めてご覧になる方、多分いらっしゃることと思いますが造船工程ということで
 専門用語が満載状態で出て来ます。

 今回は
 バウ・チョック、ブル・ワーク、フェア・リーダー、ウインドラス、ベンチ・レーター
 等がそうでしょうか。
 「横文字だらけで分かるわけなかろーが」という気がしないでもないですが(笑)
 これまでに相当数、もちろん写真付きにて各部品、この日記で説明してまいりました。
 より船について詳しく見聞を深められたい!という方はLet's try 復習!ということで
 以前のページを引っくり返してご覧下さい。必ずどこかで出てくると思います。

 えっ?何故今やらないのかって?
 
そりゃあ、皆様にこれから100時間強の時間猶予を頂き、ホワイトボードを設置の上
 差し棒をもって逐一ご説明を 云々…〜


 という事態なのでご勘弁下さい…(笑)
 ですが単純に船に興味を持たれているということが珠玉の考えです。

 その気持ち、大事に取っておいて下さい。


 今日は短いですがひとまずここまで。続きはまた明日。

                    (了)
2008.6.28 Sat. 小雨 25℃ No.188


※今週は船首方面、ブロック3つの搭載でした(完了)。もう船体部分作業は終わりに…。
6.13(金)〜6.27(金)
船首方面ブロック
(UD-7・FP1F・FP-2)外注納入or製作〜搭載 一連の流れ
伯方島の造船所から外注分、UD-7ブロックが納入される
    外注先からUD-7納入
ほんの少しだが定盤にて待機する
   しばし、定盤で待機
6/18のaAP-2搭載後に直ぐUD-7搭載を始める
  AP-2搭載完了後に吊り上げ
引っくり返す反転
       反転
船首の搭載位置へ降下する
     搭載位置へ降下
ブロック搭載後、内側の様子
     内側の様子
 外注分UD-7ブロック納入〜搭載です。
 ここは一品パイプも搭載後の取り付けなので少し待機しただけでした。

 6/18にUD-1・AP-2搭載後、17:00を過ぎて直ぐ搭載。
 写真の通り、完了です。(芯出し・水盛りは次の日)

 今回、作業手待ちが多分に発生という状況を考えるとき
 今後はこの部分を内作に方針転換する方が良いのではないか?という気もします。

 大体同型船であることから現場が慣れ、
 いちいち聞かなくとも次から次へと進むのでかなりの工期短縮が可能に。
 まあ、499(G/T)カーゴ製作の雄ですから(笑)要検討事項にしておきましょう。



フロア板・骨組みを立てて具合を見る
  フロア板・骨組みを立てる
バルバスにおいて一番曲がりの厳しいところ
  曲がりの厳しいところ(※)

    外板を仮付けする
バルバス内のフロア板部分、フル溶接する
  フロア板部分はフル溶接
バルバスバウ完成
       完成
検査後にバルバスを船首先端へ搭載する
    船首先端へ搭載

 次にFP1Fブロック(バルバスバウ)製作搭載まで。

 今回はかの通り、1,600(D/W)型なので細身の方のバルバス
 しかし、ちょうどバルバスが始まる部分の曲がりが厳しく、いつも手直しを繰り返しています。(※)
 (急激にr(アール)が付いているのでどうしても1回目が凸凹表面曲げになってしまい見映えが悪い)


 「暁鉄(ぎょうてつ)作業」
 大手はどうなのか分かりませんが
我々内航造船所においては若年技術者確保がかなり難しい状況です。
 「じゃあ育てればええやないか」と安易に言われてしまいますが
 
単純に造船現場作業を希望する新卒が少ないのでね…ここのところが問題です。

 でも下を向いてばかりもいられないので
いかにして若者に魅力ある業種にするかを第一に考え、
 日々行動する様にします!(賃を上げれば…は短絡過ぎるので却下・除外(笑))



トップ板を敷きフレームを立てていく
   トップ板にフレーム
高さの違う治具定盤上に外板を置き、部分的にはフレームを先付け
 部分的には外板側にフレーム
外板を載せていく(S側)
     外板、付ける
前部分も外板で綺麗に覆っていく
   前部分も覆っていく
アンカー・アンカーチェーンホースパイプを立てる
  アンカーホースパイプ立て
補強のスチフナ付け、ベルマウスも先端に
  スチフナ・ベルマウス付け
ホースパイプカバーを付け、サンダーで擦って仕上げる
   カバーを付けて仕上げ
FP2ブロック完成
       完成

    定盤から吊り上げる

       反転
船首上側へ持って行き搭載する
    船首上側へ搭載
合面をガス切断して切り合わせする
    合面を切り合わせ
バウ・チョックをもうデッキ上に付ける
   バウ・チョック載せる
バウ・チョック付けをデッキ上から見る
    デッキ上から見る
船首部分、今日時点の状況
      今日の状況

 そして最後(船体部分ブロック搭載も最後)AP-2ブロック製作〜搭載です。

 詳細仔細、過程は今までと同じとして特別変わっていることはSno.565と比べ(No.161)
 アンカーホースパイプ角度が少し内側へ切れ込む型 になっていることです。

 理由は単純明快、
 ・バルバスが細いので斜めに出さなくても当たらない
 ・空間に余裕があるから(1,600D/W型)ウインドラスをハの字に設置していない
 等が挙げられます。

 何度も何度も載せましたからお分かりでしょうけど(笑)またしつこく鸚鵡返しの様に載せておきます。
 
以前と見比べるのもまた一興というものですから…。


 ということで船体部分が完了となりもう残すは上部構造のみ(ブリッジ含む)となってしまいました。
 ハッチ・カバー用具取付、ウインドラス設置等を始めたいのですがこちらも短納期発布の状況なので
 物が無いことから、おいそれと直ぐ始められません(哀)ちょっと困りました…。
 まあ仕方無いですね、早いうちに納入されることを願いたいと思います。



 今日は雨が降っていますが気温は25℃
 30℃を超えないうちに出来ることは全てやってしまおうと考えています、当然ながら。
 (暑さによる集中力の低下は良い結果をもたらしてくれませんからね)

 えっ?となると油取りバンカーは進水翌日くらいを目指す?など竣工までのサイドストーリーが
 活発になってきますがまずは慌てず騒がず(笑)

 じっくりしっかりと作業を進めることを念頭に置いてこの盛夏を乗り切って行きましょう!!
 辛い日中作業はもう直ぐです!!
 (明るく振舞ってみましたが本心ではあまり考えたくありません……)


                               (了)
2008.6.22 Sun. 曇り 27℃ No.187


※主機納品により今週は船尾周りが疾風怒濤なる進捗でした。いつもこうなれば良いのですが…
6.16(月)〜6.18(水)
船尾周辺
(M/E据付・ポンプ、清浄機、クーラ置き・AP-2・UD-1搭載)一連の流れ
早速、シートを外して逆転機から吊り上げる
  シートを外して吊り上げる
逆転機を船尾端へ先に据え付ける
   逆転機を船尾へ据付
エンジン本体の吊り上げ(やっぱりデカい)
   エンジン本体吊り上げ
27t超の大物なので当然のことながら慎重に降下させる
 慎重に降下する(27tだから…)
各シリンダ、ピストンの挿入
     ピストン挿入
これが分解しているシリンダ・ヘッドカバー
  これがシリンダ・カバー
カバー吊り上げて締め付け前の準備
   吊り上げて組み付けへ
過給機も吊り上げて据付する
    過給機(T/C)据付
カバー周りの高圧菅、冷却水パイプ等を締め付けていく
 冷却水パイプ等、締めていく

 日曜日に主機&分解品・予備品納品ということで
 明けて月曜にもう逆転機・主機本体搭載〜分解部品組付け・締付けです。

 納入されて直ぐ次の日に搭載というのは今までにほとんど無かったこと。

 驚天動地、阿鼻叫喚(ちょっと大袈裟か…)の工程に関係者ならずとも客観的に
 「どうしてそこまでして行き(←字が違いますよ。念の為)急ぐのか」と反芻するしかない
 先週一週間でした。

 何故次から次へと仕事を欲するのか?貴方達は先人の開墾パイオニア精神を地でいこうとするのか?
 という思いがして仕方有りませんが、余裕の無い詰まった工程で船を造り上げろ!
 と無茶を言っている訳でも無く
 各々に次を求める欲求が有ることを単純に有難いと思い、大切にしなくてはいけません。
 想い・技量全てが「良い船」へと帰結するのですから…。


 さて、2日間かけてのエンジン組立でしたが4サイクル・1,471kW(2,000PS)になると重量軽減で分解にて
 運ばなくてはいけないのがちょっと…?いただけませんねえ。(最もこのメーカーは比較的重いです)
 天気予報を見聞きしながら段取を考えなくてはいけませんし、スムーズではないという感じ。
 
 「それなら30tリミット以上のクレーンを据えて一体吊りしたらどうだ?」
 という単純明快な疑問が浮かびます。
 直答しておきますが、まだそれほどの体力は持ち合わせていません(笑)
 
 将来的には大型クレーン導入を必ず実現するということだけはお約束しておきましょう。
 (そういう強い気持ちが日々モチベーション維持・堅持にもなりますしね)


 そして…
AP-2・UD-1のトップ板にガーダーを付けていく
 AP-2・UD-1トップ板にガーダー
船尾清水タンク(APT)の隔壁を付ける
  船尾清水タンク(FWT)の隔壁

     外板も載せる
天井ガーダー部、順次溶接作業を進めていく
  順次、溶接作業を進める
製作済の一品パイプを付けていく
  一品パイプを付けていく
AP-2・UD-1ブロック完成
     ブロック完成
ブロック搭載につき、クレーンにて清浄機・クーラ・ポンプ等を先に置く
  清浄機・操舵機を先に置く
ブロック吊り上げ
      吊り上げ
ブロック反転させる(内部が良く分かる)
   反転する
(※青丸がFWT)

    搭載位置にて降下
船尾周辺のデッキ上の様子
   船尾周辺のデッキ上
AP-2・UD-1ブロック搭載完了
      搭載完了

 早速搭載の運びとなったAP-2・UD-1ブロック製作E/R大物置き作業完了まで。
 ぴたりと合って、とても心地よい完了でした。


 今回のブロック(AP-2)に設けられているのはFWT(Fresh water tank P・S両舷に有る※)
 こちらは読んで字の如く、船員の飲料水も兼用です。(中もそれ用塗料を塗装)

 実際にはFrontに対抗してAPT(After peak tank)がちょうど下のAP-1に設けられていますが
 前のブロック搭載時に触れなかったので今回、一応紹介まで。


 え〜っということで以上、先週(前半部分?)の流れでした。
 6/19時点残す船体ブロック搭載はたったの2つです。
 (FP1F・FP2 UD-7も載せました。これはまた次回のアップにて)

 我々は一体どこの高みへ向っているのでしょう?(笑)進水は8月上旬なんですがね…
 やることが無くなってきて工程、更に前倒し…(上部構造搭載)が現実味を帯びてきそうです。

 ただ、この爆進を妨げるものがあるとするならばそれは唯一つ…
 忌々しい台風です。

 高潮による定盤・ゲートの被害(浸水)・溶接抵抗機の塩害or危険回避の新造船沖出し(No.094)
 なんてことが…この時期は覚悟しておかなくてはいけません。


 天変地異・自然の猛威にたとえ小さくとも抗って抗って、それでも前へ進む
 そういう存在で居たいですね。

                        (了)
2008.6.15 Sun. 曇り後雨 23℃ No.186 (祝!100000カウント達成!!)


※船尾軸系周りの仕上げ等、こんな感じで進んでいます。
6.9(月)〜6.15(日)
船尾軸系・M/E下部仕上げ
(プロペラ軸挿入・据付台周り塗装)〜主機納入
スターンチューブの芯出し(船首方向へ向けて覗く)
  スターンチューブの芯出し
芯出し終了後、チョックファーストにて固める
 チョックファーストで固める
プロペラ軸挿入状態
    プロペラ軸挿入
プロペラを船尾へ持って来る
   プロペラを持って来る
ペラの取付完了
      取付完了
主機据付台仕上げ(締付用リーマボルト穴明け)
 据付台仕上げ(リーマボルト穴)
据付台周りの掃除、塗らない箇所は養生していく
  掃除、塗らない所は養生膜
エアーガンにて塗料を噴き付けていく
   ガンで吹き付けていく
塗装完了、主機搭載を待つ
   完了、主機搭載を待つ

 船尾軸系周り、
 スターンチューブ挿入・芯出し〜プロペラ取付〜据付台仕上げ
(リーマボルド穴明け)〜下側塗装

 一連の流れです。
 作業の形態自体、前船同様に変わったことは無いので難しいことは有りません。

 先週は火・水曜と出張に行っていましたがちょうどタイミングが合っていた様で
 全てを見守ることが出来ました(やっている姿を感謝で見守って…です)。



 しかしまあ、ペンキ屋に外国人が居る(松浦造船にも実習生として居るけど)ことを思うと
 日本第二次産業・下支えも随分と多国籍軍になったよなあ〜という感じです。

 日本の近海向け建造造船所が活況を呈しているとはいえ、色々な人が動いて初めて成り立つことなのだ
 ということを忘れてはいけない。

 どうにかして若い新卒に人気が出る業種にしたい!が本音。
 好況であるということにかまけてネィティブな職人育成を怠ることは無い様にしたいです。
 (相当の努力を要する今後の大きな課題)



 そして今日…
神戸からの主機運搬船到着する
   神戸からの運搬船到着
ホールド内、主機ラッシングの様子
      ホールド内
主機本体の吊り上げ(分解して重量軽減)
    本体の吊り上げ
一旦、陸に置く
      陸に置く
分解部品を揚げていく(これは過給機)
    分解部品吊り(過給機)
排気集合管
      (排気集合管)
順番に予備品も揚げていく
   予備品も続々と陸揚げ
最後に逆転機を揚げて終了
     最後に逆転機
一日待機しかないがシートを掛けておく
    一応、シート掛ける


 短納期依頼の主機本体(M/E)・分解部品・予備品等、無事に納入されました。

 やれやれ、これで明日からやること(主機搭載)が出来た…です。

 「もう搭載始めるし、一日待機だけだからシートを掛けんでもええやろう」
 と思っていましたが、(19:15)木江は大雨です。掛けて良かった…(笑)

 明日朝も少しは降っているかもしれませんが搭載作業は当然開始。
 UD-1ブロックを載せる段取もあるし、後ろの工程は詰まっています。


 造船において建造途中ホバリングなどという言葉はありませんから。

                           (了)
2008.6.14 Sat. 晴れ 29℃ No.185


※ブロック搭載の最終段階!UD-2、FP1A等です。明日は短納期依頼のM/Eが入って来ます…
5.12(月)〜6.10(火)
船首前方中間
(FP1A)船尾後方上部分(UD-2)製作〜完成〜搭載
西側定盤にてFP1Aのトップ板を敷く
    FP1Aのトップ板
チェーン・ロッカー部分を覗く
  チェーン・ロッカー部分
清水タンク部分なのでバルクヘッド高い
    バルクヘッド高い
FPT部分のフロア板下側(2分割)
    下部分のフロア板

  チェーン・ロッカー付ける
前出のフロア板、上へ載せる
  そのフロア板、上へ(丸部分)
外板へフレームを付けていく(高さの違う治具定盤に注目)
  外板にフレームを付ける
P・S両方の外板を付けていく
   P・S外板を付けていく
完成してユニオン定盤へブロックを移動する
  完成、ユニオン定盤へ移動
デッキ上からブロックを眺めるとこんな感じ
  上から見るとこんな感じ

     船首先端へ

    FPT、中の様子
 (お断り:先日よりブロック隔壁のことをバルケットと表記しておりましたが正しくはスペル通りにて
 バルクヘッド(Bulk head)でしたのでお詫びして訂正致します。実の所、私もバルクヘッドが派生して
 
バルケットになっていることに気付かず、そのまま表記しておりました(例:マーキング作業→マーキン)
 以前の日記にて登場している場合は全てバルクヘッドに変更下さい)



 船首前方、バルバスバウの真後ろ(FP1A afterだから)のブロック製作〜完成〜搭載です。

 先物ということで早くに材料納入ということから前船の進水直後に作業に取り掛かっています。

 このバルバスの後ろ部分は通称 FPT(Fore peak tank)と呼ばれており
 飲料水を除く生活用清水の張り込みタンクの構造。
 (その後ろはチェーン・ロッカー。文字通りアンカーチェーンの収納部分です)

 よって写真の様にバルクヘッドが異様に高い構造に。故にフロア板も2分割にて製作となっております。
 詳しくは上記写真↑凝視下さいね。


 そして…
UD-2トップ板にガーダー、リセスを付けていく
 UD-2トップ板にガーダー付ける
C/R壁を立てて溶接、ブロック製作
     C/R壁を立てる
C/R内、部分的に先に塗装する
    部分的に先塗装
製作済一品パイプを付けていく
  一品パイプも付けていく
ブロック完成
       完成
搭載に先立ち、配電盤を置く
    配電盤を置いておく
セカンドデッキの置きタンクも同様に置く
   油置きタンクも同様に
ブロック搭載へ。吊り上げて移動
    吊り上げて移動
ブロック反転
       反転
搭載位置へ微速降下
    搭載位置に降下
ブロック搭載完了
      搭載完了
ブルーシートを剥がした配電盤
     C/R中の配電盤

 M/E内C/R辺り、船体後方上部(UD-2)ブロック製作搭載

 製作過程はSno.558と全く同じなので省略……(笑)

 かの通り、やることが無いから真綿が水を吸い取っていくが如くブロック製作も爆進中!!
 一応、M/E搭載に支障が無い部分であることを確認して早々とここの部分、搭載です。
 (少し天井を切り抜く必要も有ります)

 またしても

 「あの〜貴方達。搭載するのも良いけど本当にやることが無くなってしまうよ……おい」

 との言葉を腹に再び押し返し(笑)
 「分かった!じゃあ、やることを作る為にまず手始めは主機、短納期発布だ!!

 ということで概報通り、明日(6/15(日))午前中に納入されます。
 そしてもう明後日6/16からM/E搭載に取り掛かります!!(早過ぎ?…)

 大丈夫ですか?乗り遅れない様に付いて来て下さいよ〜

 日々是精進!!熱いバイタリティはどんな不具合も吹っ飛ばす!!ですな。

                           (了)
2008.6.8 Sun. 曇り 26℃ No.184


※各メーカーからの購入品到着、据付〜外注分ブロック即時搭載等です。
5.30(金)〜6.5(木)
船尾方面・各メーカー先送品&
補機
(G/E)到着〜即時搭載・設置
主機用エアタンク、LOこし器等
    M/E用エアタンク
海水複式こし器(主機メーカ購入分)
    海水複式こし器
各用品、クレーンで吊り降ろし
      吊り降ろし
補機P・S舷、2台到着
    補機(P/S)2台到着
補機の奥側のポンプを先に入れる(邪魔になるから)
  奥側のポンプを先に入れる
直ぐに補機を搭載する
     直ぐに搭載
スターンフレームのプロペラ軸穴仕上げ
    ペラ軸穴仕上げ
スターンチューブ下をバンノー塗装する
  スターンチューブ下、塗装
M/Eセカンドデッキ上にスターンチューブを置いて待機する
    挿入すべく待機

 概報の通り、ブロック搭載が早過ぎて船体搭載用購入品納入を早めなくてはならない事態に。
 (かなり珍しいことです)

 とにかく主機関係船尾周り(冷却海水ポンプ(←特に)・プロペラ軸・スターンチューブ等)を早くしないと
 補機が搭載出来ないことからこっちも大慌て。納期短縮を依頼することになりました。

 その後、5/30(金)に同時に前者・後者共、納入されたので早速、ポンプ据付・補機搭載を敢行。
 主機納期が6/15ですので出来得ること(E/R下部の仕上げ)はさっさとしてしまうという算段の真っ只中
 です。

 そして…
5.30(金)〜6.5(木)
外注ブロック
(SS-6・SS-7)納入から時間を経ず、直ぐに搭載
SS-6(P/S)ブロック、納入される
    SS-6、納入される
SS-7は外注先から納入されてきて直ぐに搭載する
  SS-7も納入されて直ぐ搭載
さっさと位置決めして仮溶接する
     位置決めする
ブロック(P側)吊り上げて移動中
  ブロック吊り上げて移動
SS-6ブロック、S側の搭載状況
     S側の搭載状況
今現在のブロック搭載はこんな感じである(進み過ぎである)
    今現在はこんな感じ

 強烈に希望しているわけも無く、外注先から次々とブロックが納入されてくるので(5月下旬のこと)
 鉄工班にしてみれば「いよっ!待ってました!」とばかりに直ぐに動き出してます。

 消火栓用雑用水パイプが取り付けられたのを見るや否や即座に搭載(で↑の状況)

 以前の歯抜け搭載納入時期のインターバルがあったことが理由ですが今回は同時期納入済ですから
 SS-6・7搭載2日連続作業にて終了してしまいました。


 「あの〜貴方達。あまり進み過ぎると次の外注分ブロックが入って来るまでやることが
 無くなってしまうんですけど……」


 との言葉を腹に押し返し(笑)そこまでやっちまうんならこっちも負けずに!という感じで
 
続々と納入品短納期依頼を発布!!。こういうとき私もレーゾンデートルを示さないといけませんしね…

 今、このHPをご覧になっている松浦向け納入業者の方、今は船台がこういう状況である
 ということをよくお見知りおき下さいね。
 調達からの連絡も有るでしょうがつとに早期納入を旨とすること、お願い致します(笑)

 次回は主機納品ということからでいよいよ船尾周りの作業(主機搭載・AP-2・UD-1搭載)の予定です。
 アップをお楽しみに。
                           (了)
2008.6.5 Thu. 雨後晴れ 26℃ No.183


※前船にてすっかり欠落していた主機陸上運転の様子です。
6.3(火)
Sno.566 メイン・エンジン
(阪神 LH34LG型 1,471kW)陸上公試運転立会い
          Sno.566 M/E(LH34LG-189 1,471kW 300min-1)
                Sno.566 メイン・エンジン(1,471kW)
機関掲示板を見る(確かに松浦向けのLH34L型)
   掲示板(確かに松浦向け)
横に担当者の顔写真が付いている。良い試みである
 担当者の顔写真付き(良い試み)
上のシリンダカバー周りの様子
    シリンダカバー周り
操舵室リモコン操縦盤(今回は間に合った様だ)
   操舵室操縦盤(リモコン)
それぞれ各負荷試験中の定時計測
  各負荷試験中の定時計測
排気集合管の棒温度計を確認で見ている
   排気の棒温度計を確認
操舵室リモコン操縦試験
    リモコン操縦試験
警報試験にて回転灯正常作動する
   警報回転灯、正常作動
クランクケース蓋を開けて内部の温度計測
  クランクケース内温度計測

 一昨日、6/3(火)にSno.566 主機(M/E)陸上公試運転立会いに私自身OBでもある
 阪神内燃機工業竃セ石工場へ出張してきました。

 前船Sno.565も同じエンジンなので立会いしているはずですが何故、記事が載ってなかったのでしょう?
 理由は簡単、
単純に忘れて失念してました…(笑)申し訳ありません。

 昨年
(No.134)にもありますがまた今回も詳しくご覧下さい。

 確認は
各負荷試験・保護装置試験・リモコン操作・クランクケース開放(内部温度計測) 等。


 松浦においては499(G/T)標準タイプ4サイクルエンジン(1,471kW)なので見慣れたもの。
 運転は
良好な結果でした。(各シリンダー排気温度も揃っていたのでピストンの開放も省略)

 ただ前回アップの通り、ブロック搭載が進み過ぎてM/E上部のAP-2・UD-1の内作ブロックが納期より
 先に出来上がる公算が大
なので納期短縮を切実に依頼です。

 船便の関係で6/15(日)午前中になってしまいましたが、先に受け取ることが一番の大事なのでみんなで
 休日出勤といきましょう!
また吊り上げ状況をアップしますのでこのHPで確認下さい。


エンジン組立ベース(多忙を極めて空くことが無いみたい)
  組立ベース(空くこと無し)
ベース横に置いてあった製作中のシリンダライナー(タフトライド処理)
  製作中のシリンダライナー
発送待ちの4サイクルエンジン群
   発送待ちエンジン群

 エンジン出荷台数、急増!

 船舶建造・純増により私が在籍した頃(エンジンが出ない)を考えると今現在はそれが全く嘘の様な
 正しく濡れ手に粟状態でずっとフル稼働生産。(これはどのメーカーでも同じこと)
 そのせいか阪神においても想像に違わず良い数字が見受けられます(笑)

 
それでも各々、生産・資材調達能力には限界がありますから今時点で
 新規の2サイクルエンジン納期は4〜5年先、4サイクルでも2〜3年先が目安に。

 新造計画においてはまずエンジン納期から日程を繰っていくことを鑑みても
 内航においてさえ3・4年後の出来上がりを考えないといけない時代になってきました。


 私個人の意見ですが、今後の計画については
 かなり先を見据えることを覚悟し相当、心して(資金を含め)掛からないといけない
 と思います。

 鉄に代表される諸資材の価格急騰等の不確定要素も有り、先行き不透明感は一杯。
 (船価においても少なからず急上昇です……)

 こんな時こそ、地に足の着いた堅実路線・不利に動じない強い気持ちが必要なのかもしれません。

                                (了)
2008.5.29 Thu. 曇り後晴れ 27℃ No.182


※今日は昨日の続きです。
4.28(月)〜5.23(金)
SS-1・AP-1
(船体最後尾・下部分)ブロック製作〜搭載
AP-1・SS-1トップ板を東側治具定盤上へ
    AP-1・SS-1トップ板
フロア板を仕上げていく(穴にペラが通る)
  フロア板仕上げ(ペラ軸穴)
それぞれのバルケットを立てていく(段違いのトップ板に注目)
  バルケット立て(段違い注目)
全ての設置位置を溶接していく
    設置位置を溶接
スターン・フレームを立てる
  スターン・フレーム立て
曲げ外板を順次付けていく
     曲げ外板付け
SS-1フレーム付き外板を付けていく(P側)
   SS-1の外板付け(P側)
内側から見るとこんな感じである
    内側はこんな感じ
両方ブロック、ほぼ完成する
     ほぼ、完成
導流用の一品パイプも付け終わる
  一品パイプも付け終わる
まずSS-1ブロックから搭載を始める
    まずSS-1から(※)
ブロック反転してBT-1の上に降下中
    反転して降下中
次にSS-1ブロックを吊り上げて搭載へ
   そしてAP-1ブロック
AP-1ブロック、反転中
      反転中
船の最後尾へ持って行く
     船の最後尾へ
船最後尾下側、ブロック搭載完了
   船舶最後尾、搭載完了
ブロック内側の切り合わせ位置を見る
   内側の切り合わせ位置
BT-1とAP-1の合面をガス切断している
   BTとの合面、ガス切断
 船最後尾下側AP-1・SS-1ブロック(スターン・フレーム付近)の製作〜搭載です。
 これも作業の流れは全く同じなので写真画像の紹介まで。

 今回の注目点はAP-1・SS-1ブロックを分けて製作しているところ(※)

 Sno.565では一体でしたね(No.157)1,600(D/W)型なのに何故?という感じ。
 この型は単純に吊りリミットの30tを超えてしまうからですがここがブロック建造のおもしろいところです。

 
(Sno.566のBT-2スターティング一体型、時と場合によってコロコロ変わるのでここは要注意!!
 実際、組む前にしっかりと確認して溶接開先を取る等、対策はちゃんと講じていますが)




SS-5ブロック、外注先から納入。直ぐに搭載
    SS-5ブロック、搭載
こっちがS側ブロックの様子
   こっちはS側ブロック
昨日(5/28)時点での搭載状況
    昨日時点の状況

 以上、上の画像までで昨日時点の状況です。(外注分SS-5ブロック(P/S)搭載まで終了)

 梅雨に入ったはずですが今日も昼から良い天気。
 工程(ブロック搭載)が進み過ぎて主機(M/E)納期を少し遅らせたことが完全に裏目。
 ……まいりました。AP-2ブロックが載った後の天井切抜き搭載を覚悟しましょう。(No.105)


 と、いうわけで順調な進捗具合をお伝えして今日はここまでとします。
 次回は主機陸上運転確認?辺りでしょう、お楽しみに。

                           (了)
2008.5.28 Wed. 晴れ後曇り 24℃ No.181


※今週もSno.566ブロック搭載・納入、着実にかつじっくりと進んでおります。

 今回もブロック搭載紹介。
 サイドSS-3ブロック搭載(切り合わせ)について少し詳しくみてみましょう。

5.19(月)〜5.21(水)
SS-4
(船体中央・壁ブロック)外注先から納入〜消火栓パイプ付け〜搭載
外注先から納入されたSS-4(P/S)ブロック
   外注先から納入のSS-4
ブロックを2機のクレーンを用いて倒立させる
     倒立させる
載せること自体はいつもと同じである
  ここまではいつもと同じ
ブロックの4隅に張りを付けてジャッキアップしている
 @ブロック、ジャッキアップ
水平の水を見てからメジャーで高さを測っている
   A水を見て距離を測る
ジャッキアップは12mm、確かに上がっている
   確かに12mm上がっている
船尾へ向けてあと20mm移動する必要がある
  B船尾に向けて20mm移動要
船尾へ向けて移動する必要があると指示する
   船尾へ向けての指示
ホールド側はそのまま12mm切断、外板側は溶接開先で17mm切断
  C外板17mm内側12mm切る
コンパスにてトップから12mm上の位置にケガキ線を入れていく
  D内側12mmのケガキを書く
切り合わせ面。SSブロック側が正なのでBT側を切っている
  E切り合わせ(SS側が正)
切り合わせ面、ガス切断している
      ガス切断

 船体胴中部分なので外注部、搭載までは全く同じ作業です。
 問題はその後。箇条書きにすると、

 @ P・S両舷ブロックを12mmジャッキアップする。
 A 水平方向の水ホースを見てメジャーで距離を測る。
 B フレーム位置を確認して船尾方向へ20mm移動させる必要有り(切り代・白ケガキ線がその位置)
 C 内側ジャッキアップ分12mm切りそのままで良いが外板側溶接開先を取る為に17mm切りになる。
 D
固定コンパスにてホールド内側壁に12mm高さ部分に切りケガキ線を入れる。
   (以前のブリッジ搭載時の切り(No.123)と同じ作業)

 
E 外板側はSSブロックが正(しょう、元になる)なのでBTブロック側を17mm切りする。

 という過程になります。
 これで前と合わせてブロック搭載の手順、良くお分かりなったと思います。

 ただでさえ、若い人材不足のこの業界。これを機に俺はブロック搭載の監督をするんだ!
 造船の門戸を叩かれては如何?(笑)

 
やり甲斐はあると思いますが。
                  
(了)
2008.5.21 Wed. 晴れ 25℃ No.180
温故知新〜古き時代を訪ねて〜
第二大洋丸 499(G/T) 850(D/W)

 切り替え当時の鉄鋼船 Sno.023 第二大洋丸 昭和39年4月上旬


 フォア・マスト上に紙テープ付き笹があるので進水直後と推察されます(白黒で見辛いですが)
 まだかの12.4tクレーンが導入される前なのでその姿を見ることは出来ません

 今と同じスタンダードな499(G/T)型ですが積載トンが800(D/W)しかなく、まだ木造船の
 延長・仕様アップ
(木から鉄)
くらいしかメリットはなかったみたいです。
 (ただ単に全長が短いだけで50m?とか。今の199(G/T)みたいなものですね)


 この当時は現在の様に整備された岸壁も無く、湾内停泊・(はしけ)が荷物受け取り・
 自前で荷を吊り降ろし
が普通だったので写真の様にデリック・クレーンが標準装備でした。
 (ついでに舷梯も。はまた後日画像を載せてみましょう)

 船の型は?…人の好みの分かれるところでしょう(笑)
 バルバスバウで鋭く波を切って!!ということは一般商船にて採用されるずっと前の頃の話。
 推進に効率が良いようには見えませんが(笑)

 今回も皆さんにその当時の雄姿(一般カーゴ)を知って頂ければ幸いです。

2008.5.18 Sun. 晴れ後曇り 26℃ No.179


※船台上はSno.566ブロック搭載・納入が着々と…。

 さて、まずは経過報告から。
 今週は船底部分最終ブロックBT-7セカンドデッキ部分スターティングSS-2前へ行って外注SS-3
 の搭載を完了しました。

 
499(G/T)1,650(D/W)なので細かい部分は変更が無く、Sno.563と同じとお考え下さい。

 各々の
製作〜搭載は以下の通り。

4.15(月)〜5.12(月)
BT-7
(船底最後ブロック、バウ・スラスター部分)製作〜搭載
トップ板を敷いてブロック製作開始
   BT-7ブロック製作開始
バウ・スラスター通り穴の切り仕上げ
   スラスター穴の切り
完成、検査済で船台前へ移動させる
   完成して船台へ移動
バウ・スラスターを覗くとこんな感じ
   スラスターは2.5t
ガスでブロック間を切り合わせする
   ブロック切り合わせ
BT-7が搭載し終わり、船底部分は完了する
   船底部分、搭載完了

 まず、BT-7製作〜搭載
 4/15に開始ですから進水が終わって直ぐくらいから取り掛かっています。
 作業自体はいつもと全く同じですトップ板敷き〜ロンジ付け〜バルケット付け…一連の流れ)

 今回はバウ・スタスター公称スラスト2.5t(直径850mm)。
 1,800(D/W)型では3.5tの大型になったりしますがどちらでもあまり変わりませんね、気分の問題です。
 (早く回頭する?のでしょうか。運転確認では双方、結果に著しい差が無いので…あまり意味は無いかと)

 船主殿標準装備仕様が有ったりしますので…。

 そして…
3.26(水)〜4.22(火)
SS-2
(セカンドデッキ、スターティング部分)製作〜搭載
これがユニオン定盤にて溶接の済んだSS-2トップ板
   これがSS-2トップ板
東側治具定盤上へ載せてロンジ付け
  治具に載せてロンジ付け
隔壁のバルケットを立てていく
   バルケットを立てる
P側の外板を付けている
      外板付け
ホールド側から見る視点(ブロックは逆さになっているけど)
  ホールド側から見る(逆さ)
E/R内の補機搭載部分(燃料タンクの上)を付ける
  補機搭載上床を付ける(※)
外国人実習生総出で溶接作業を行う
     総出で溶接作業
一品図面にて先行製作パイプを付けていく
    一品パイプ付け
完成してBT上へSS2、搬出する
    完成、BT上に搬出
2機のクレーンにて反転
      反転中
微速にて搭載降下中
     搭載、降下中
繋ぎ部分を仮溶接している
 繋ぎ仮溶接(据付台の差に注目)

 セカンドデッキ・スターティングブロックSS-2製作〜搭載です。

 何度もしつこく載せていますがSno.565同様、一連の流れを上記↑写真にてご覧下さい。


 今回の大きな違いはE/R内にFOタンク(A重油)を設けている点(※)理由は簡単、1,600(D/W)型なので
 
空間が広いからです。
 (1,800(D/W)型はホールドの壁部分にP・SそれぞれNO.1・2FOタンクが有ります)
 
 よって主機据付台(M/E)補機据付台(G/E)が段違いということになります。
 これもこっちが必ず良い!と断言は出来ませんが強いて言うならE/RにFOタンクが有る方ですかねえ…
 (ただ単純に広いから)…船型も関係するので難しいところです。

 次に…


5.15(木)〜5.17(土)
SS-3
(P/S)外注先から納入〜消防・雑用水パイプ付け〜両舷搭載
SS-3ブロック(P/S)外注先から納入される
  SS-3ブロック、納入される
ホールド側通路に消防・雑用水パイプ、甲板機械油圧パイプを付ける
  パイプを付けるので反転
各々のパイプを付けるとこんな感じになる
 その雑用水・油圧パイプ付け
倒立させて搭載作業へと向かう
    搭載に向けて倒立

   下部吊りピース切断
S側、先に搭載完了。微調整はまだ
     S側を先に搭載

 ジャッキ、ターンバックル付け
水を見て平行が出ているか確認する
      水を見る
P側部分も同様に搭載
      P側も同様に
メジャーを用いてセンターからの距離を測ってみる
 メジャーで距離を測ってみる
9mmも違うからちょっと直さんとなあ…
   ちょっと直さんとなあ…
搭載完了、動かない様に張りを付ける
    完了、張りを付ける

 SS-3ブロック、外注先からの納入〜パイプ付け〜搭載です。

 こちらもしつこく載せていますのでSno.565同様、一連の流れを上記↑写真にてご確認下さい。
 (サボリじゃないですよ!全く同じなのでね(笑))

 自らひけらかすのもおかしい話ですがブロック外注納期も含めて順調過ぎる予定ですね。
 (後はどれだけ各々業者に対して支払い費用をいかに抑えられるか(笑))


 
一応、8月上旬進水予定ですが7月中〜下旬には破顔一笑、
 「もう出来上がったのか!へ〜(驚き)」

 という風にとにかく早く突っ走ってまいりましょう!
 気温30℃・盛夏のナイトメアもう直ぐそこに待ち構えていますので……。(今のうちに出来るだけ)


 次回はSSブロック中盤の搭載アップです。お楽しみに。

                             (了)
 No.161〜178
 No.145〜160
 No.111〜144
 No.088〜110
 No.001〜082
 トップに戻る